DEFINE COLUMN コマンド

1 つ以上の列を作成し、既存のビューに追加します。

構文

DEFINE COLUMN ビュー名 フィールド名 <AS 表示名> <POSITION n> <WIDTH 文字> <PIC 書式> <SORT|SORT D> <KEY> <PAGE> <NODUPS> <NOZEROS> <LINE n>

パラメーター

名前 説明
ビュー名

列を追加するビュー。

フィールド名

列を作成するフィールド。

関連テーブルのフィールドを使用する場合は、「テーブル名.フィールド名」の形式でフィールド名を指定します。

AS 表示名

省略可能

ビューにおけるフィールドの表示名(代替列見出し)。 表示名をフィールド名と同じにしたい場合は、AS を使用しないでください。

表示名の値は引用符で囲まれた文字列。 列見出しを改行したい場合は、語句の間にセミコロン(;)を入れます。

POSITION n

省略可能

ビュー内の列の位置を、左から右へ数えた数字。

  • 省略する場合、列は追加した時点で一番右の列として配置されます。
  • 指定した位置番号が見当たらない場合、列が連続して配置されるように列の位置を調整します。
  • 位置番号が既に使用されている場合、新しい列は現在その位置番号を使用している列の左側に配置されます。
WIDTH 文字数

省略可能

フィールドの表示幅(文字数)。

指定した値によって、Analytics のビューおよびレポートにおけるフィールドの表示幅が決まります。 表示幅はデータを変更するものではありませんが、表示幅がフィールド長より短い場合にはデータが隠れる可能性があります。

WIDTH を省略した場合には、表示幅は、テーブル レイアウトのフィールドに指定された幅に設定されます。

メモ

WIDTH で指定する文字数は、固定幅の文字数です。 実際の文字の幅に関係なく、各文字には同じ空白量が割り当てられます。

Analytics のビューでは、固定幅の文字間隔と対応しないプロポーショナル フォントがデフォルトで使用されます。

WIDTH の値とビューの文字数との間に 1 対 1 の対応が必要な場合は、[オプション]ダイアログ ボックスの[プロポーショナル フォント]設定を Courier New などの固定幅フォントに変更することができます。

PIC 書式

省略可能

メモ

数値フィールドまたは日付時刻フィールドにのみ適用されます。

  • 数値フィールド Analytics のビューとレポートに含まれる数値の表示形式。
  • 日付時刻フィールドソース データの日付時刻値の物理形式(日付時刻文字、区切り文字の順など)

    メモ

    日付時刻フィールドの場合、形式はソース データの物理形式と正確に一致する必要があります。 たとえば、ソース データが 12/31/2014 である場合は、書式を "MM/DD/YYYY" として入力します。

書式は引用符で囲む必要があります。

SORT | SORT D

省略可能

カラム(列)で並べ替えます。

  • 昇順 SORT
  • 降順 SORT D

KEY

省略可能

列はレポートのブレーク フィールドに指定されています。 列の値が変更されると、レポートは小計され、分割されます。 ブレーク フィールドに対し次のような制限があります。

  • 文字フィールドか式である必要があります。
  • フィールドにブレーク列を設定する場合、その列は一番左の列でなければなりません。
  • ビュー内の最後の列をブレーク フィールドにすることはできません。
  • 複数の列をブレーク フィールドにする場合、追加するブレークフィールドの左側にある列もすべてブレークフィールドにしなければなりません。

PAGE

省略可能

ブレークフィールド値が変化するたびに改ページを挿入します。

NODUPS

省略可能

フィールドの繰り返し値に空白値を使用します。

たとえば、請求書レコードごとに顧客名が記載されている場合、各顧客名の最初のインスタンスだけを記載すれば、レポートが読みやすくなるかもしれません。

NOZEROS

省略可能

フィールドのゼロ値に空白値を使用します。

たとえば、レポートのフィールド大量のゼロ値がある場合、ゼロ以外の値のみを表示すると読みやすくなります。

LINE n

省略可能

列の行数。 値が指定されない場合、列は単一行をデフォルトとします。 n の値は 2 から 60 の間で指定する必要があります。

6 つの列を使ってビューを定義する

AR テーブルを開いた状態で、6 つの列を使って AR_Report というビューを定義します。 これらの列は、指定した順序で表示されます。

OPEN Ar
DEFINE VIEW AR_Report OK
DEFINE COLUMN AR_Report No AS "顧客番号" WIDTH 7 KEY
DEFINE COLUMN AR_Report Date AS "請求日" WIDTH 10
DEFINE COLUMN AR_Report Due AS "支払期日" WIDTH 10
DEFINE COLUMN AR_Report Reference AS "参照番号" WIDTH 6
DEFINE COLUMN AR_Report Type AS "取引タイプ" WIDTH 5
DEFINE COLUMN AR_Report Amount AS "取引金額" WIDTH 12 PIC "-9999999999.99"