EVALUATE コマンド
レコード サンプリングまたは金額単位サンプリングでは、サンプリングされたデータで決定された誤謬を基に母集団全体を予測し、逸脱率の上限または誤謬額を計算します。
構文
EVALUATE RECORD CONFIDENCE 信頼度 SIZE サンプルサイズ ERRORLIMIT 誤謬の数 <TO SCREEN|ファイル名}>
パラメーター
メモ
値を指定する際、3 桁の区切り記号やパーセント記号は含めないでください。
名前 | 説明 |
---|---|
RECORD |
レコード サンプルで見つかった誤謬を評価する |
CONFIDENCE 信頼度 |
サンプル サイズの計算時に指定したのと同じ信頼度 |
SIZE サンプル数 |
サンプルのレコード数。 メモ 抽出した実際のサンプル サイズを指定します。これは、Analytics によって当初計算されたサンプル サイズと異なっていてもかまいません。 |
ERRORLIMIT 誤謬の数 |
サンプルで見つかった誤謬または逸脱の総数。 |
TO SCREEN | ファイル名 |
コマンドの結果を送信する場所:
|
Analytics の出力変数
名前 | 含む |
---|---|
MLEn |
コマンドによって計算された最大誤謬率(計算された上限逸脱率)。 |
例
レコードの母集団全体に対して、サンプルされたデータで見つかった誤謬を推定する
サンプル データのテストを完了し、見つかったコントロール逸脱を記録しました。 検出したすべての誤謬を母集団に対して投影できます。
以下の例は、サンプリングされたデータで見つかった 2 つの誤謬を基に母集団全体を予測し、最大誤謬率(計算される上限逸脱率)を 6.63% と算出しました。
EVALUATE RECORD CONFIDENCE 95 SIZE 297 ERRORLIMIT 7 TO SCREEN
Analytics が誤謬を評価する際に値を計算する方法の詳細については、レコード サンプルの誤謬の評価を参照してください。
備考
メモ
このコマンドの動作の詳細については、Analytics のヘルプを参照してください。
構文
EVALUATE MONETARY CONFIDENCE 信頼度 <ERRORLIMIT 簿価, 誤謬額 <,...n>> INTERVAL 間隔値 <TO SCREEN|ファイル名>
パラメーター
メモ
値を指定する際、3 桁の区切り記号やパーセント記号は含めないでください。
名前 | 説明 |
---|---|
MONETARY |
金額単位サンプルで見つかった誤謬を評価する |
CONFIDENCE 信頼度 |
サンプル サイズの計算時に指定したのと同じ信頼度 |
ERRORLIMIT 簿価,誤謬額 |
サンプルで見つかった虚偽表示の全誤謬。 虚偽表示額と金額の簿価をカンマで区切って指定します。 たとえば、金額の簿価が $1,000 で、金額の監査額が $930 の場合は、1000,70 と指定します。 過剰計上は正の金額として、過少計上は負の金額として指定します。 たとえば、金額の簿価が $1,250 で、金額の監査額が $1,450 の場合は、1250,-200 と指定します。 簿価と誤謬額のペアが複数組ある場合はカンマで区切ってください。 1000,70,1250,-200 |
INTERVAL 間隔値 |
サンプルの抽出時に使用した間隔値。 メモ 使用した間隔値は、Analytics によって当初計算された間隔値と異なっていてもかまいません。 |
TO SCREEN | ファイル名 |
コマンドの結果を送信する場所:
|
Analytics の出力変数
名前 | 含む |
---|---|
MLEn |
コマンドによって計算された推定誤謬額(推定による虚偽表示)。 |
UELn |
コマンドによって計算された最大誤謬額(虚偽表示上限)。 |
例
レコードの母集団全体に対して、サンプルされたデータで見つかった誤謬を推定する
サンプル データのテストを完了し、見つかった虚偽表示を記録しました。 検出したすべての誤謬を母集団に対して投影できます。
以下の例は、サンプリングされたデータで見つかった誤謬を基に母集団全体を予測し、以下を含む 7 つの値を計算しています。
-
基準となる精度 サンプリング リスクの基本的な許容誤謬(18,850.00)
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推定誤謬 推定による母集団全体の虚偽表示額(1,201.69)
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最大誤謬率 母集団の虚偽表示上限(22,624.32)
EVALUATE MONETARY CONFIDENCE 95 ERRORLIMIT 1000,70,1250,-200,3200,900 INTERVAL 6283.33 TO SCREEN
Analytics が誤謬を評価する際に値を計算する方法の詳細については、金額単位サンプルの誤謬の評価を参照してください。
備考
メモ
このコマンドの動作の詳細については、Analytics のヘルプを参照してください。