IMPORT XBRL コマンド
XBRL ファイルを定義およびインポートして、Analytics テーブルを作成します。
構文
IMPORT XBRL TO テーブル インポート ファイル名 FROM ソース ファイル名 CONTEXT コンテキスト名 <...n> [フィールド構文] <...n> <IGNORE フィールド番号> <...n>
フィールド構文 ::= FIELD 名前 型 AT 開始位置 DEC 値 WID バイト PIC 書式 AS 表示名
パラメーター
名前 | 説明 | ||||
---|---|---|---|---|---|
TO テーブル |
データをインポートする Analytics テーブルの名前。 メモ テーブルの名前は、64 文字までの英数字に制限されます。 名前にはアンダースコア文字(_)を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。 名前の先頭を数字にすることはできません。 |
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インポートファイル名 |
作成する Analytics データ ファイルの名前。 インポートファイル名、.FIL ファイル拡張子を持つ引用符で囲まれた文字列として指定します。 例:"Invoices.FIL". デフォルトでは、データ ファイル(.FIL)は、Analytics プロジェクトが入っているフォルダーに保存されます。 既存の異なるフォルダーにデータ ファイルを保存するには、絶対または相対ファイル パスを指定します。
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FROM ソースファイル名 |
ソース データ ファイルの名前。 ソース ファイル名は引用符で囲む必要があります。 ソース データ ファイルが Analytics プロジェクトと同じフォルダーに位置しない場合、ファイルの位置を指定するために絶対パスまたは相対パスを使用する必要があります。
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CONTEXT コンテキスト名 |
テーブルを定義する XBRL コンテキスト。 1 つ以上のコンテキストを指定する場合、コンテキストはすべて同じタイプ(Instant、Period、または Forever)である必要があります。 |
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FIELD 名前 型 |
インポートするソース データ ファイル内の個別フィールドの名前およびデータ型。 フィールドをインポート対象から除外する場合は、そのフィールドを指定しないでください。 型については、フィールド データ型の識別子を参照してください。 |
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AT 開始位置 |
Analytics データ ファイル内のフィールドの開始バイトを指定します。 メモ
Unicode 版 Analytics では、一般的に、奇数で開始するバイト位置を指定してください。 偶数の開始位置を指定すると、文字が正しく表示されない可能性があります。 |
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DEC 値 |
数値フィールドの小数点以下の桁数 |
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WID バイト |
Analytics テーブル レイアウトにおけるフィールドの長さ(バイト数) メモ
Unicode 版 Analytics では、偶数バイトのみを指定します。 奇数バイトを指定すると、文字が正しく表示されない可能性があります。 |
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PIC 書式 |
メモ 数値フィールドまたは日付時刻フィールドにのみ適用されます。
書式は引用符で囲む必要があります。 |
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AS 表示名 |
新しい Analytics テーブルのビューにおけるフィールドの表示名(代替列見出し)。 表示名の値は引用符で囲まれた文字列。 列見出しを改行したい場合は、語句の間にセミコロン(;)を入れます。 フィールドの定義時には、AS は必須です。 表示名をフィールド名と同じにしたい場合は、空の表示名を入力します。つまり、次の構文を使用します。AS "" 2 つの二重引用符の間にスペースがないことを確認してください。 |
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IGNORE フィールド番号 省略可能 |
テーブル レイアウトからフィールドを除外します。 フィールド番号は、ソース データにおけるフィールドの位置を指定します。 たとえば、IGNORE 5 は、ソース データの 5 番目のフィールドを Analytics テーブル レイアウトから除外します。 |
例
XBRL ファイルを Analytics テーブルにインポートする
次の例は、XBRL ファイルの Current_AsOf コンテキストから Financials という Analytics テーブルにデータをインポートしています。
IMPORT XBRL TO Financials "Financials.fil" FROM "FinancialStatemenXBRL.xml" CONTEXT "Current_AsOf" FIELD "Item" C AT 1 DEC 0 WID 57 PIC "" AS "" FIELD "Value" X AT 58 DEC 0 WID 7 PIC "" AS "" IGNORE 1 IGNORE 3
備考
メモ
このコマンドの動作の詳細については、Analytics のヘルプを参照してください。
フィールド データ型の識別子
以下の表は、FIELD でデータ型を指定するときに使用する必要がある文字の一覧を示します。 各文字は Analytics データ型の 1 つに対応します。
たとえば、文字データ型が必要な姓フィールドを定義する場合は、"C": FIELD "Last_Name" C と指定します。
詳細については、Analytics データ型を参照してください。
メモ
データ定義ウィザードを使用して EBCDIC、Unicode、または ASCII フィールドを含むテーブルを定義する場合、それらのフィールドには自動的に文字 "C"(CHARACTER 型)が割り当てられます。
IMPORT ステートメントを手作業で入力するか、既存の IMPORT ステートメントを編集する場合、EBCDIC または Unicode フィールドに対して、より特有の文字 "E" または "U" に置き換えることができます。
文字 |
Analytics データ型 |
---|---|
A |
ACL |
B |
BINARY |
C |
CHARACTER |
D |
DATETIME |
E |
EBCDIC |
F |
FLOAT |
G |
ACCPAC |
I |
IBMFLOAT |
K |
UNSIGNED |
L |
LOGICAL |
N |
|
P |
PACKED |
Q |
BASIC |
R |
MICRO |
S |
CUSTOM |
T |
PCASCII |
U |
UNICODE |
V |
VAXFLOAT |
X |
NUMERIC |
Y |
UNISYS |
Z |
ZONED |