LIST コマンド
Analytics テーブルの 1 つ以上のフィールドのデータを、列で書式設定されたディスプレイに出力します。
構文
LIST {FIELDS フィールド名 <AS 表示名> <...n>|FIELDS ALL} <LINE 番号 フィールドリスト> <TO {SCREEN|ファイル名|PRINT}> <UNFORMATTED> <IF テスト> <WHILE テスト> <FIRST 範囲|NEXT 範囲> <HEADER ヘッダーテキスト> <FOOTER フッターテキスト> <SKIP 行数> <EOF> <APPEND>
パラメーター
名前 | 説明 |
---|---|
FIELDS フィールド名 <...n> | FIELDS ALL |
出力に含めるフィールド:
|
AS 表示名 省略可能 |
FIELDS フィールド名を使ってデータを一覧表示する場合にのみ使用します。 出力におけるフィールドの表示名(代替列見出し)。 表示名をフィールド名、またはソース テーブル内の既存の表示名と同じにしたい場合は、AS を使用しないでください。 表示名の値は引用符で囲まれた文字列。 列見出しを改行したい場合は、語句の間にセミコロン(;)を入れます。 |
LINE 番号 フィールドリスト 省略可能 |
複数の行が各レコードの出力に使用されます。
|
TO SCREEN | ファイル名 | PRINT 省略可能 |
コマンドの結果を送信する場所:
|
UNFORMATTED 省略可能 |
出力は書式設定されていないテキストとして表示されます。 出力は EXPORT ASCII コマンドで作成される出力と同じです。 書式なしのデータは、ほかのソフトウェア プログラムで処理する目的でファイルに出力できます。 |
IF テスト 省略可能 |
各レコードを処理するために真である必要がある条件式。 コマンドは、その条件を満たすレコードに対してのみ実行されます。 メモ IF パラメーターは、任意の範囲パラメーター(WHILE、FIRST、NEXT)が適用された後に、テーブルに残るレコードに対してのみ評価されます。 |
WHILE テスト 省略可能 |
各レコードを処理するために真である必要がある条件式。 条件が false と評価するか、テーブルの最後に達したら、コマンドは実行を中止します。 メモ WHILE を FIRST または NEXT とともに使用する場合は、1 つの制限に達するとすぐに、レコードの処理が停止します。 |
FIRST 範囲 | NEXT 範囲 省略可能 |
処理するレコード数:
範囲は処理するレコード数を指定します。 FIRST と NEXT を省略すると、すべてのレコードがデフォルトで処理されます。 |
HEADER ヘッダーテキスト 省略可能 |
レポートの各ページの最上部に挿入されるテキスト。 ヘッダーテキストは引用符で囲んだ文字列として指定する必要があります。 この値は、Analytics のシステム変数である HEADER の値よりも優先されます。 |
FOOTER フッターテキスト 省略可能 |
レポートの各ページの最下部に挿入されるテキスト。 フッターテキストは引用符で囲んだ文字列として指定する必要があります。 この値は、Analytics のシステム変数である FOOTER の値よりも優先されます。 |
SKIP 行数 省略可能 |
リストの各レコード間に、指定した数の空白行が挿入されます。 たとえば「LIST ALL SKIP 1」と指定すると、1 行おきの行間、つまり各レコード間に空白行が 1 行あるリストが作成されます。 |
EOF 省略可能 |
ファイルの終わりに達した後、コマンドをもう一度実行します。 これにより、GROUP コマンド内でテーブルの最後のレコードが処理されることが保証されます。 すべてのフィールドが以前のレコードを参照する演算フィールドである場合にのみ使用してください。 |
APPEND 省略可能 |
コマンドの出力を既存ファイルに上書きしないで、そのファイルの末尾に追加します。 |
例
例外をリストアップしてテキスト ファイルに保存する
LIST を使用して、在庫テーブル内で発見された例外をリストアップするレポートを作成するとします。 レポートはテキスト ファイルとして保存されます。以上を行うコマンドの例を次に示します。
LIST Product_number Description Quantity Unit_cost Value IF Quantity < 0 OR Unit_cost < 0 HEADER "Negative Values" TO "Exceptions.txt"
備考
LIST を使用する場面
LIST を使用する場面は、データの印刷、画面へのデータの表示、およびテキスト ファイルへのデータのエクスポートを行うときです。
書式設定と合計
UNFORMATTED を指定する場合を除いて、次の情報が自動的に含まれます。
- ページ番号
- 日付
- 時刻
- ユーザー ID
- 列見出し
また、数値列が自動的に合計されます。