SAVE LAYOUT コマンド

Analytics テーブル レイアウトを外部のテーブル レイアウト ファイル(.layout)に保存するため、またはテーブル レイアウトのメタデータを Analytics テーブルに保存します。

メモ

バージョン 11 より前の Analytics では、外部テーブル レイアウト ファイルのファイル拡張子には .fmt を使用していました。 拡張子を手動で指定すれば、拡張子 .fmt のテーブル レイアウト ファイルを今後も保存することができます。

構文

SAVE LAYOUT {FILE|TABLE} TO {ファイル名|テーブル名}

パラメーター

名前 説明

FILE | TABLE

  • FILE Analytics テーブル レイアウトを外部テーブル レイアウト ファイル(.layout)に保存します。
  • TABLE テーブル レイアウトのメタデータを ACLテーブルに保存する場合は、TABLE を指定します。

TO ファイル名 | テーブル名

出力ファイルの名前、出力場所:

  • ファイル名 .layout ファイルの名前

    ファイル名を引用された文字列として指定します。 例:TO "Ap_Trans.layout".

    .layout ファイル拡張子はデフォルトで使用されるため、指定は省略可能です。

    デフォルトでは、出力ファイルは、Analytics プロジェクトが入っているフォルダーに保存されます。

    既存の異なるフォルダーにファイルを保存するには、絶対または相対ファイル パスを指定します。

    • TO "C:\Ap_Trans.layout"
    • TO "Table Layouts\Ap_Trans.layout"

    メモ

    テーブル レイアウト名を 64 文字の英数字(.layout 拡張子を含まない)に制限し、テーブル レイアウトが Analytics にインポートされるときに名前が切り捨てられないようにします。

    名前にはアンダースコア文字(_)を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。 名前の先頭を数字にすることはできません。

  • テーブル名Analytics テーブルと .fil ファイルの名前

    テーブル名を引用された文字列として指定します。 例:TO "Ap_Trans_layout_metadata.fil".

    .fil ファイル拡張子はデフォルトで使用されるため、指定は省略可能です。

    デフォルトでは、テーブル データ ファイル(.fil)は、Analytics プロジェクトが入っているフォルダーに保存されます。

    既存の異なるフォルダーにデータ ファイルを保存するには、絶対または相対ファイル パスを指定します。

    • TO "C:\Ap_Trans_layout_metadata.fil"
    • TO "Layout Metadata\Ap_Trans_layout_metadata.fil"

    メモ

    テーブル名は 64 文字の英数字(.FIL 拡張子を含まない)に制限されています。 名前にはアンダースコア文字(_)を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。 名前の先頭を数字にすることはできません。

テーブル レイアウトを外部テーブル レイアウト ファイル(.layout)に保存する

次の例では、開いているテーブルで使用されているテーブル レイアウトを、Ap_Trans.layout という名前の外部テーブル レイアウト ファイルに保存しています。

この場合、テーブル レイアウト ファイルは Analytics プロジェクト フォルダーに保存されます。

SAVE LAYOUT FILE TO Ap_Trans.layout

次の例では、テーブル レイアウト ファイルは指定したフォルダーに保存されます。

SAVE LAYOUT FILE TO "C:\ACL_DATA\AP Audit 2013\Ap_Trans.layout"

テーブル レイアウトのメタデータのコピーを新しい Analytics テーブルに保存する

次の例では、開いているテーブルで使用されているテーブル レイアウトのメタデータのコピーを、Ap_Trans_layout_metadata という名前の新しい Analytics テーブルに保存しています。

次の例では、新しい Analytics テーブルは Analytics プロジェクト フォルダーに保存されます。

SAVE LAYOUT TABLE TO Ap_Trans_layout_metadata

次の例では、Analytics テーブルを指定したフォルダーに保存しています。

SAVE LAYOUT TABLE TO "C:\ACL_DATA\AP Audit 2013\Ap_Trans_layout_metadata"

備考

SAVE LAYOUT FILE と SAVE LAYOUT TABLE の比較

SAVE LAYOUT コマンドは、次の 2 つの用途に使用されます。

  • FILE 開いている Analytics テーブルのテーブル レイアウトを、拡張子 .layout の付いた外部テーブル レイアウト ファイルに保存します。
  • TABLE 開いている Analytics テーブルのテーブル レイアウトからメタデータを抽出し、それを新しい Analytics テーブルに保存します。

SAVE LAYOUT FILE

機能の仕組み

SAVE LAYOUT FILE は、開いている Analytics テーブルのテーブル レイアウトを外部のテーブル レイアウト ファイルに、拡張子 .layout で保存します。

テーブル レイアウトにはメタデータが含まれており、これにより、関連付けられたソース データ ファイルの生データの構造化された解釈が提供されます。 テーブル レイアウトにソース データ自体は一切含まれていません。

SAVE LAYOUT FILE(テーブル レイアウトの .layout ファイルとしての保存)の用途

テーブル レイアウトを .layout ファイルとして保存すると、テーブル レイアウトとそのメタデータが移動可能かつ再利用可能になります。

.layout ファイルは、Analytics プロジェクトにインポートして、対応するソース データ ファイルに関連付けることができます。 つまり、ソース データ ファイル内のデータ要素は、テーブル レイアウトのメタデータによって規定されるフィールド定義に対応している必要があります。

たとえば、3 月と 4 月のソース データ ファイル内のデータの構造は同一であると仮定して、取引ファイルの 3 月のテーブル レイアウトを保存し、それを 4 月の取引を含んでいるソース データ ファイルに関連付けることができます。 .layout ファイルをこのように使用すると、新しいテーブル レイアウトを一から作成する手間を省くことができます。

Analytics テーブルの構造の詳細については、Analytics のヘルプを参照してください。

SAVE LAYOUT TABLE

機能の仕組み

SAVE LAYOUT TABLE は、開いている Analytics テーブルのテーブル レイアウトからメタデータを抽出し、それを新しい Analytics テーブルに保存します。

新しいテーブルは、テーブル レイアウトそのものではなくむしろ標準の Analytics テーブルで、元のテーブルのテーブル レイアウト メタデータの要約を含んでいます。 Analytics スクリプトでこの要約にアクセスすることで、その情報に基づいてスクリプト内で意思決定することが可能になります。

元のテーブル内の各フィールドについて、テーブル レイアウト メタデータのうち以下の部分が新しいテーブルに抽出されます。

メモ

新しいテーブル内のこれらのフィールド名は、どのローカライズ版の Analytics を使用しているかに関係なく、常に英語で生成されます。

新しいテーブルのフィールド名 テーブル レイアウト メタデータ
フィールド名 フィールドの名前
データ型 フィールドのデータ型
カテゴリ フィールドのデータ カテゴリ
開始位置 フィールドの開始位置
フィールド長 フィールドの長さ
小数位 フィールドの小数点以下の桁数(数値フィールドのみ)
書式 フィールドの書式(日付時刻フィールドと数値フィールドのみ)
代替タイトル フィールドの代替列見出し
列幅 ビュー内での列の幅

追加の詳細

演算フィールド 抽出されたメタデータに演算フィールドは含まれますが、演算フィールドで使用される式や、条件はどれも記録されません。 また、演算フィールドには、開始位置、フィールド長、および小数点以下の桁数も記録されません。
関連付けられたフィールド 関連フィールドは、テーブル レイアウトの一部ではないので含まれません。

フィールド レベルのフィルター

フィールド ノート

フィールド レベルのフィルターおよびフィールド ノートは含まれません。

代替列見出し

列幅

代替列見出しおよび列の幅に記録される値は、テーブル レイアウトで指定された値です。列に対して指定できる、ビュー レベルの値ではありません。