SEQUENCE コマンド

Analytics テーブル内の 1 つ以上のフィールドが順番どおりに整列されているかどうかを確認したり、順序が正しくない項目を識別したりします。

構文

SEQUENCE <ON> {<FIELDS> フィールド <D> <...n><FIELDS> ALL} <UNFORMATTED> <ERRORLIMIT n> <IF テスト> <WHILE テスト> <FIRST 範囲|NEXT 範囲> <TO {SCREEN|ファイル名|PRINT}> <APPEND> <HEADER ヘッダー テキスト> <FOOTER フッター テキスト> <PRESORT> <ISOLOCALE ロケール コード>

パラメーター

名前 説明
ON FIELDS フィールド D <...n> | FIELDS ALL

順番を検査するフィールドや式。 ALL を指定すると、Analytics テーブルのすべてのフィールドがチェックされます。

キー フィールドを降順に並べ替える D を含めます。 デフォルトのソート順は昇順です。

UNFORMATTED

省略可能

結果をファイルに出力する場合、ページ見出しや改ページは除去されます。

ERRORLIMIT n

省略可能

コマンドが停止するまでに許容されるエラー数。 デフォルト値は 10 です。

IF テスト

省略可能

各レコードを処理するために真である必要がある条件式。 コマンドは、その条件を満たすレコードに対してのみ実行されます。

メモ

IF パラメーターは、任意の範囲パラメーター(WHILE、FIRST、NEXT)が適用された後に、テーブルに残るレコードに対してのみ評価されます。

WHILE テスト

省略可能

各レコードを処理するために真である必要がある条件式。 条件が false と評価するか、テーブルの最後に達したら、コマンドは実行を中止します。

メモ

WHILE を FIRST または NEXT とともに使用する場合は、1 つの制限に達するとすぐに、レコードの処理が停止します。

FIRST 範囲 | NEXT 範囲

省略可能

処理するレコード数:

  • FIRST 指定されたレコード数に達するまで、最初のレコードから処理を開始します
  • NEXT 指定されたレコード数に達するまで、現在選択されているレコードから処理を開始します

範囲は処理するレコード数を指定します。

FIRST と NEXT を省略すると、すべてのレコードがデフォルトで処理されます。

TO SCREEN | ファイル名 | PRINT

省略可能

コマンドの結果を送信する場所:

  • SCREEN - Analytics の表示領域に結果を表示します

    ヒント

    表示領域内で、リンク付きの任意の結果値をクリックすると、関連付けられているソース テーブル内の 1 つまたは複数のレコードにドリルダウンすることができます。

  • ファイル名は結果の保存先となるファイルです。

    ファイル名には、適切なファイル拡張子を付けた文字列を引用符で囲んで指定します。 例:TO "Output.TXT"

    デフォルトでは、テーブル ファイルは、Analytics プロジェクトが入っているフォルダーに保存されます。

    既存の異なるフォルダーにファイルを保存するには、絶対または相対ファイル パスを指定します。

    • TO "C:\Output.TXT"
    • TO "Results\Output.TXT"
  • 印刷 – 通常使うプリンターに結果を送信します

APPEND

省略可能

コマンドの出力を既存ファイルに上書きしないで、そのファイルの末尾に追加します。

メモ

コマンドの出力と既存のファイルの構造が同一であるようにする必要があります。

  • 同じフィールド
  • 同じフィールド順序
  • 一致するフィールドが同じ長さ
  • 一致するフィールドが同じデータ型

出力は、既存ファイルとの間でファイル構造が違っている場合でも、Analytics によって既存ファイルに追加されます。 出力と既存のファイルの構造が一致しない場合は、データが混在、不足、不正確になります。

HEADER ヘッダーテキスト

省略可能

レポートの各ページの最上部に挿入されるテキスト。

ヘッダーテキストは引用符で囲んだ文字列として指定する必要があります。 この値は、Analytics のシステム変数である HEADER の値よりも優先されます。

FOOTER フッターテキスト

省略可能

レポートの各ページの最下部に挿入されるテキスト。

フッターテキストは引用符で囲んだ文字列として指定する必要があります。 この値は、Analytics のシステム変数である FOOTER の値よりも優先されます。

PRESORT

省略可能

コマンドを実行する前にキー フィールドでテーブルを並べ替えます。

メモ

GROUP コマンドの内部では PRESORT を使用することができません。

ISOLOCALE ロケールコード

省略可能

メモ

Analytics の Unicode 版にのみ適用されます。

システム ロケールは「言語-」の形式で入力します。 たとえば、カナダ フランス語はコード「fr_ca」を入力します。

次のコードを使用します。

  • 言語 ISO 639 標準言語コード
  • ISO 3166 標準国コード

    国コードを指定しない場合は、言語のデフォルト国が使用されます。

ISOLOCALE を使用しない場合は、デフォルト システム ロケールが使用されます。

Analytics の出力変数

名前 含む
WRITEn

コマンドによって検出された順番検査エラーの合計数。

従業員 ID と採用日を順番検査する

次の例は、EmployeeIDHireDate のフィールドから検出されたすべての順番検査エラーをテキスト ファイルに書き込んでいます。

SEQUENCE ON EmployeeID HireDate ERRORLIMIT 10 TO "SequenceErrors.txt"

備考

メモ

このコマンドの動作の詳細については、Analytics のヘルプを参照してください。

SEQUENCE を GROUP 内で使用する

SEQUENCE コマンドは、GROUP コマンド内で実行しても、グループの処理に影響を及ぼさないようになっています。ただし、GROUP コマンド以降のデータ順番検査エラーを報告することはありません。