Analytics レポートの書式設定および生成
データの形式とビューの列に基づいて、Analytics で従来の表形式のレポートを作成できます。 レポートにデータを表示する方法を制御するには、ビューのさまざまな設定を構成します。 これらの設定はビューと一緒に保存されます。
ヒント
個別のビューを作成して、レポート設定を構成して保存できます。これは、データを表示するためのビューとは異なります。
初めてレポートを生成するときは、行間、ヘッダー/フッター テキスト、およびレポートの出力タイプなど、さらに多くのプロパティを指定することができます。 これらのプロパティは Analytics プロジェクトの保存時に一緒に保存されます。
ビューを設定してレポートの書式を設定する
レポートの書式を設定するためにビューを設定するときには、画面上でデータを表示するビューをそのまま使用することもできますが、レポート用に新しいビューを作成することもできます。 必要に応じて、同じデータセットに基づいて異なるレポートで異なる設定の複数のビューを作成することができます。
より見やすく、わかりやすいレポートを作成するために、多くの方法でビューを設定することができます。
データのフィルター | フィルターを作成して、関連のないのレコードをビューから除去します。 除外されたレコードはレポートに含まれません。 たとえば、売上データのテーブルをフィルタリングし、関心のある店舗のみを含めることができます。 |
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レコードのインデックス付け | インデックスを作成し、ビューの 1 つ以上の列を基準にレコードを並び替えます。 |
特定の列の選択 | ビューへ列を追加する、またはビューから列を削除して、必要なデータのみを表示させます。 物理データ フィールドまたは演算フィールドをテーブル レイアウトに含めることができます。 |
列の整列 | ビューの列を並べ替え、必要な情報のシーケンスのみを表示することができます。 |
サブセクションの作成 |
ブレーク列を指定し、レポートを小計のセクションに分割します。 たとえば、請求書テーブルで Customer_Name(顧客名)フィールドをブレーク列として指定すると、顧客名でグループ化され、そのグループ単位で請求金額の小計を計算します。 また、レポートの各グループの後にページを挿入することもできます。 |
データのカスタマイズ | 繰り返される名前などの重複する識別子値を抑制し、意味のない数値の合計を抑制して、ゼロを空欄として表示します。 |
レポート幅の制御 | ビューの各行を複数行に拡張します。 |
メモ ビューの設定の詳細については、ビュー内の列のカスタマイズを参照してください。 |
レポート フォントの指定
印刷または HTML ファイルへの個別のレポート出力のフォントを指定できます。

- レポートに設定されたビューを開きます。
- 表示領域の上で、[フォントの選択
]を選択します。
- [ビュー フォントの選択]ダイアログボックスで、書式設定するレポートの部分のボタンをクリックします。
- [フォント]ダイアログボックスで、フォント情報を指定し、[OK]をクリックします。
- フォントの指定が完了したら、[ビュー フォントの選択]ダイアログボックスで、[OK]をクリックします。
指定されたフォントは、ビューから生成されたレポートで使用されます。
レポートの生成
レポートの基本として使用するビューを設定すると、レポートを生成できます。

手順
- レポートに設定されたビューを開きます。
- [データ > レポート]の順にクリックします。
- 以下のテーブルをガイドとして使用し、[レポート]ダイアログボックスでオプションを指定してから、[OK]をクリックします。
レポートが生成されます。
- (省略可能)指定したレポート オプションを完全に保存する場合は、[ファイル > プロジェクトの保存]を選択します。
レポート オプションはビューとともに保存され、次回同じビューからレポートを生成するときにあらかじめ選択されます。
ヒント
同じレポート オプションを使用して、同じビューから後続のレポートをすばやく生成するには、[ファイル > 印刷]を選択します。
[レポート]ダイアログ ボックスのオプション
次の表は、[レポート]ダイアログ ボックスのオプションの詳細を示します。
[メイン]タブ
オプション -[レポート]ダイアログ ボックス | 説明 |
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ヘッダー フッター 省略可能 |
レポート ヘッダーおよびフッターを作成します。 ヘッダーおよびフッターは複数行の入力が可能で、デフォルトで中央に配置されます。 ヘッダー テキストやフッター テキストを左揃えにするには、テキストの前に始め山かっこ(<)を入力します。 複数行を左揃えにするには、各行の先頭に山かっこが必要です。 Analytics のセッション中に生成されるすべてのレポートに適用される標準のヘッダーとフッターを指定することもできます。 詳細については、標準のヘッダーおよびフッターを指定するを参照してください。 |
もし次の 省略可能 |
レポートに表示されるレコードを指定する条件を作成します。 [If]テキスト ボックスに条件を入力するか、または[If]ボタンをクリックし、式ビルダーを利用して WHILE ステートメントを作成することができます。 IF 条件は、ビュー内のすべてのレコードを判断し、指定された条件を満たさないレコードを除外します。 |
事前並べ替え 省略可能 |
レポートの並べ替え条件:
ネストされた並べ替えは、左端の列から、ビューのブレーク列または並べ替え列の順序を使用します。 メモ この[あらかじめ並べ替える]オプションは、ビューの 1 つ以上の列で[キー列を並べ替える]オプションまたは[ブレーク列]オプションが選択されている場合にのみ利用できます。 詳細については、列プロパティの変更を参照してください。 |
要約 省略可能 |
キー ブレーク フィールドの小計と合計のみを含んで詳細行を除外するレポートが生成されます。 |
詳細の空白行を出力しない 省略可能 |
レポートから空白の明細行を自動的に削除します。 |
シングルスペース ダブルスペース トリプルスペース |
レポートの間隔を指定します。 |
設定 |
さまざまな印刷のオプションを指定します。 |
プレビュー 省略可能 |
レポートのプレビューを表示します。 |
ページ幅に合わせる 省略可能 |
レポートを調整し、ビューのすべての列を含めます。 [ページ幅に合わせる]オプションを選択しない場合は、ビュー内のページ幅インジケーター(垂直点線)より左側にある列のみが印刷レポートに表示されます。 メモ ファイルとして保存されるレポート、または画面に表示されるレポートには、ビュー内のすべての列が自動的に含まれます。 |
[出力]タブ
オプション -[レポート]ダイアログ ボックス | 説明 |
---|---|
パネルへ |
|
パネルとして |
ファイル出力のみ。
|
ヘッダー フッター 省略可能 |
[メイン]タブからヘッダーまたはフッター テキストを複製します。 必要に応じて、[出力]タブでヘッダーまたはフッター テキストを追加するか、既存のヘッダーまたはフッター テキストを更新できます。 既存のテキストの変更は、自動的に、[メイン]タブで更新されます。 [ヘッダー]または[フッター]テキストボックスでセミコロン(;)を入力し、改行を作成します。 |
OK |
レポートを生成します。 レポートをファイルに保存する場合に、上書きを確認するメッセージが表示されたら、適切なオプションを選択します。 |
グローバル レポート オプション
複数のレポート オプションをグローバルで指定できます。 グローバル オプションのほとんどは、印刷するレポート出力にのみ適用されます。
追加情報の追加
Analytics テーブル名やフィールド定義情報などの追加情報を、印刷されたレポートの最後に追加することができます。 [オプション]ダイアログボックスで追加情報のオプションを指定します。

- [ツール > オプション > 印刷] の順に選択します。
- 以下の任意のオプションを指定し、[OK]をクリックします。
指定された情報は、生成するすべての印刷レポートの最後に表示されます。
オプション 説明 レポートにレポート履歴を含める 次の情報を印刷レポートの最後に追加します。
- Analytics プロジェクト、テーブル、データ ファイル名
- レポートを生成するための REPORT コマンド
- テーブル履歴情報
- 任意のテーブル レイアウト ノート
テーブル履歴にフィールド定義を含める 次の情報を印刷レポートの最後に追加します。
- テーブル レイアウト内の各物理データ フィールドおよび演算フィールドのフィールド定義がレポートに追加されます。
- 任意のフィールド ノート
このオプションは、[レポートにレポート履歴を含める]オプションも選択する必要があります。
レポート履歴にビュー ノートを含める 次の情報を印刷レポートの最後に追加します。
- ビュー名
- 任意のビュー ノート
このオプションは、[レポートにレポート履歴を含める]オプションも選択する必要があります。
余白の設定
印刷されたレポートで使用される余白を指定できます。

- [ツール > オプション > 印刷] の順に選択します。
- [余白]テキストボックスを使用して、印刷されたレポートの余白を指定します。
指定された余白は、生成するすべての印刷レポートで使用されます。
標準のヘッダーおよびフッターを指定する
Analytics のセッション中に生成されるすべてのレポートに適用される標準のヘッダーとフッターを指定できます。 指定するヘッダーとフッターは、HEADER および FOOTER システム変数に格納されます。

- Analytics コマンドラインで、HEADER = "ヘッダー テキスト"、または FOOTER = "フッター テキスト" を入力します。
複数行のヘッダーまたはフッターを作成するには、行をセミコロンで区切ります。 例:
HEADER = "ヘッダー行 1;ヘッダー行 2"
- Enter キーを押します。
ここで指定した値は、Analytics 操作の実行中に指定されたヘッダーやフッターによって上書きされない限り、自動的にすべての Analytics レポートのヘッダーまたはフッターとして使用されます。
HEADER および FOOTER の値は、変数が更新または削除されるまで、もしくは現在の Analytics セッションが終了するまで有効です。