サーバー プロファイル
サーバー プロファイルには、Analytics がサーバーに接続するために必要な情報が格納されます。 接続するサーバーごとに個別のサーバー プロファイルを作成する必要があります。
また、特定のデータ ソースのサーバーにアクセスするために異なるユーザー アカウントを使用する必要がある場合は、1 つのサーバーに複数のプロファイルを作成することもできます。
Analytics Exchange サーバー プロファイル
御社が Analytics Exchange をご利用で、Analytics と AX Client の両方がお客様のコンピューターにインストールされている場合、Analytics から AX Server に接続するために必要となるサーバー プロファイルは自動的に作成されます。 AX Client を使用して AX Server へ最初にログインしたときに、"Analytics Exchange" というサーバー プロファイルが Analytics のサーバー プロファイルのリストに自動的に作成されます。
サーバー プロファイルを使用するプロジェクトの共有
特定のサーバー プロファイルを参照するサーバー テーブルを含む Analytics プロジェクトを共有する場合、各ユーザーは同じ名前と設定を持つサーバー プロファイルを作成する必要があります。
サーバー データにリンクしたテーブルで Analytics プロジェクトを作成すると、このテーブルは接続に使用されたサーバー プロファイルにもリンクされます。 この Analytics プロジェクトを使用するユーザーは各自、まったく同じ名前と設定を持つサーバー プロファイルを作成する必要があります。 サーバー プロファイルは、各ユーザーのコンピューターの Windows レジストリに保存されます。
サーバー プロファイルの[プレフィックス]で指定したパスが、サーバー上でファイルが作成されるデフォルトの場所です。 [プレフィックス]で特定の場所を指定するユーザーは、そのフォルダーへのアクセス権を持っている必要があります。
サーバー プロファイルの作成
サーバー プロファイルを作成する前に、システム管理者から必要なサーバー設定を入手する必要があります。
1 つの Analytics プロジェクトを複数の人が共有している場合は、各ユーザーが同一プロファイル名を使用していること、およびプロジェクトで使用される各サーバー プロファイルに同一のホストおよびポート設定がなされていることを確認してください。 各ユーザーはサーバー プロファイルに独自のログイン資格情報を指定できますが、それらには適切なセキュリティ権限が割り当てられている必要があります。
- [サーバー > サーバー プロファイル]を選択します。
- [新規作成]をクリックします。
- [新しいプロファイルの追加]ダイアログ ボックスで、以下の手順を行います。
- [プロファイル名]に識別名を入力します。
プロファイル名は、英数文字とスペースを含め 50 文字まで指定できます。 スペースを使用した場合、Analytics コマンドでそのプロファイル名を参照する場合には、名前を引用符で囲む必要があります。
- 既存のプロファイルから新しいプロファイルに設定をコピーする場合は、[設定のコピー元]ドロップダウン リストから適切なプロファイルを選択します。
- [OK]をクリックします。
- [プロファイル名]に識別名を入力します。
- 次のフィールドを入力して、サーバーの接続詳細情報を入力します。
統合 Windows 認証を使用 - 御社が Analytics Exchange をご利用で、AX Server が統合 Windows 認証を使用するよう設定されている場合は、このチェック ボックスをオンにすると、自分の Windows アカウント情報を使用して自動的にログインできるようになります。
ユーザー ID - サーバーにログオンするのに必要なユーザー ID。 [統合 Windows 認証を使用]オプションを選択すると、このテキスト ボックスは無効になります。
パスワード - (省略可能)サーバーにログオンするのに必要なパスワード。 [統合 Windows 認証を使用]オプションを選択すると、このテキスト ボックスは無効になります。
メモ
パスワードはプロファイルに保存する必要はありません。 パスワードを保存しないことを選択した場合、Analytics では、各セッションで最初にサーバー プロファイルを使用するときに入力が求められます。 パスワードは、そのセッションが保持されている間のみ Analytics に記憶されます。
プレフィックス - サーバー上の作業ディレクトリのファイル パス。 例:C:\ACL\MonthEndAnalysis
ホスト名 – 接続するサーバーのホスト名または IP アドレス。 [統合 Windows 認証を使用]オプションを選択した場合は、 サーバーの完全なホスト名を指定する必要があります。 例:ax.example.com
ポート - サーバーへ接続するのに使用するポート。 デフォルト値は 10000 です。
- 必要に応じて、次のオプションのいずれかを選択します。
暗号化 - 安全な 32 ビット暗号化アルゴリズムを使用して、Analytics とサーバー間のネットワーク通信を暗号化します。 このオプションはデフォルトで選択されていますが、すべてのデータを暗号化すると通信速度が著しく遅くなる可能性があります。 暗号化通信が不要な場合は、このオプションの選択を解除してください。
圧縮 - Analytics とサーバーとの間でやり取りするデータを圧縮します。 データを圧縮すると、データが暗号化されている場合でも、送信時間は短くなります。 転送されるデータのタイプによっては、圧縮率が10 倍になることもあります。 ただし、ほとんどのデータで圧縮率は 3 倍程度となることが多いでしょう。
- [保存]をクリックします。
- パスワードを入力した場合は、[OK]をクリックして、このプロファイル用のパスワードを保存します。
- [閉じる]をクリックします。
これらの手順を完了すると、サーバーに接続することができます。 AX Server へ接続する場合は、設定したサーバー プロファイルを使用して、接続しようとしている SQL Server、Oracle、または IBM DB2 データベース用のデータベース プロファイルを作成する必要があります。
サーバー プロファイルの変更
パスワードやサーバーの場所などの設定に変更があった場合は、既存のサーバー プロファイルを変更することができます。
- [プロファイル名]ドロップダウン リストで、変更するサーバー プロファイルを選択します。
- 必要に応じて、次のフィールドで情報を更新します。
統合 Windows 認証を使用 - 御社が Analytics Exchange をご利用で、AX Server が統合 Windows 認証を使用するよう設定されている場合は、このチェック ボックスをオンにすると、自分の Windows アカウント情報を使用して自動的にログインできるようになります。
ユーザー ID - サーバーにログオンするのに必要なユーザー ID。 [統合 Windows 認証を使用]オプションを選択すると、このテキスト ボックスは無効になります。
パスワード - (省略可能)サーバーにログオンするのに必要なパスワード。 [統合 Windows 認証を使用]オプションを選択すると、このテキスト ボックスは無効になります。
メモ
パスワードはプロファイルに保存する必要はありません。 パスワードを保存しないことを選択した場合、Analytics では、各セッションで最初にサーバー プロファイルを使用するときに入力が求められます。 パスワードは、そのセッションが保持されている間のみ Analytics に記憶されます。
プレフィックス - サーバー上の作業ディレクトリのファイル パス。
ホスト名 - 接続するサーバーのホスト名または IP アドレス。 [統合 Windows 認証を使用]オプションを選択した場合は、 サーバーの完全なホスト名を指定する必要があります。 例:ax.example.com
ポート - サーバーへ接続するのに使用するポート。 デフォルト値は 10000 です。
暗号化 - 安全な 32 ビット暗号化アルゴリズムを使用して、Analytics とサーバーとの間のネットワーク通信を暗号化します。
圧縮 - Analytics とサーバーとの間でやり取りするデータを圧縮します。
- [保存]をクリックします。
- パスワードを入力した場合は、[OK]をクリックして、このプロファイル用のパスワードを保存します。
- [閉じる]をクリックします。
サーバー プロファイルを削除する
不要になったサーバー プロファイルを削除することができます。 ただし、サーバー プロファイルを削除する前に、そのサーバー プロファイルに関連付けられているすべてのデータベース プロファイルが使用されていないことを確認してください。 [サーバー プロファイル]ドロップダウン リストで指定された、削除するサーバー プロファイルに関連付けられているデータベース プロファイルもすべて削除されます。
削除するサーバー プロファイルにリンクされているデータベース プロファイルを保持したい場合は、[データベース プロファイル]ダイアログ ボックスで、そのデータベース プロファイルを別のサーバー プロファイルにリンクさせる必要があります。
- [プロファイル名]ドロップダウン リストで、削除するサーバー プロファイルを選択します。
- [削除]をクリックします。
- 確認ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。
そのサーバー プロファイルは、関連付けられていたデータベース プロファイルと共に削除されます。