Amazon DynamoDB への接続

コンセプト情報

ACCESSDATA コマンド

Amazon DynamoDB はクラウド データ サービスです。DynamoDB データ コネクターを使用して、会社の Amazon DynamoDB データをインポートできます。

メモ

Analytics は任意のコネクターとして DynamoDB を提供します。データ アクセス ウィンドウでこのコネクターを使用できない場合、一般的に、インストール中にコネクターが選択されていないことが原因です。詳細については、任意の Analytics データ コネクター と Python エンジンをインスト-るするを参照してください。

作業を開始する前に

DynamoDB に接続するには、以下を収集する必要があります。

  • Amazon Web Services のホスト地域。
  • AWS アカウント アクセス キー。
  • AWS アカウント シークレット キー。

接続の前提条件の収集については、組織の DynamoDB 管理者に支援を仰いでください。管理者から支援を得られない場合は、あなたまたは管理者から DynamoDB のサポートにお問い合わせください。

DynamoDB 接続を作成します。

  1. Analytics のメイン メニューから、[インポート > データベースとアプリケーション]を選択します。
  2. ACL コネクター セクションの[新規の接続 ]タブから、DynamoDBを選択します。

    ヒント

    使用可能なコネクターのリストをフィルタリングするには、[接続のフィルタリング]ボックスに検索文字列を入力します。コネクターはアルファベット順に表示されます。

  3. データ接続の設定]パネルが開いたら、接続設定を入力し、パネルの下部にある[保存して接続]をクリックします。

    デフォルトの接続名を使用するか、新しい接続名を入力します。

DynamoDBの接続は、[既存の接続]タブに保存されます。今後、DynamoDBに接続するには、保存したこの接続を使用できます。

接続が確立されると、データ アクセス ウィンドウが開いてステージング領域が表示されるので、データのインポートを開始できます。DynamoDBからデータをインポートする方法については、データ アクセス ウィンドウの作業を参照してください。

接続設定

基本設定

設定 説明
エンドポイント

通信のエンドポイント。

AWS に接続している場合は、AWS で DynamoDB サービスのエンドポイントを指定します。

DynamoDB Local に接続している場合は、サーバーの IP アドレスを指定します。

dynamodb.[Region].amazonaws.com:[Region] は接続で使用する AWS リージョンです。

DynamoDB Local

AWS で DynamoDB Local サーバーまたは DynamoDB サービスのどちらに接続するかどうかを指定します。

DynamoDB Local はクライアント側データベースであり、DynamoDB API 全体をサポートしますが、DynamoDB 自体のテーブルやデータを操作することはできません。

有効
ポート

DynamoDB Local サーバーがクライアント接続をリスニングするために使用する TCP ポートの番号。

DynamoDB Local のデフォルト ポートは 8000 です。

8000
地域

Amazon Web Services のホスト地域。

NORTHERNVIRGINIA
認証

ドライバーで DynamoDB への接続を認証する方法を指定します。

  • 無効 - ドライバーは、アクセス キーとシークレット キーを使用して、DynamoDB への接続を認証します。
  • 有効 - ドライバーは、資格情報ファイルのプロファイルを使用して、DynamoDB への接続を認証します。
無効
資格情報ファイル

資格情報ファイルの完全パスと名前。MFA 資格情報が保存されます。

デフォルトの場所は %APPDATA%\\CData\\AmazonDynamoDB Data Provider\\CredentialsFile.txt です。

 
プロファイル名 AWS 資格情報ファイルから使用するプロファイルの名前。  
アクセス キー

AWS アカウント アクセス鍵。この値には、AWS セキュリティ資格情報ページからアクセスできます。

 
秘密鍵 AWS アカウント シークレット キー。この値には、AWS セキュリティ資格情報ページからアクセスできます。  
一時セッションの有効化

ドライバーで一時資格情報を使用するかどうかを指定します。

  • 無効 - ドライバーは一時資格情報を使用しません。

    有効 - ドライバーは、一時資格情報ファイルを使用して、DynamoDB への接続を認証します。一時資格情報は、アクセス キー、シークレット キー、セッション トークンから構成されます。これは一定時間のみ有効です。

 
一時セッションのトークン

一時セキュリティ資格情報を使用して DynamoDB に接続するときに使用するセッション トークン。これは一定時間のみ有効です。

3600

詳細設定

設定 説明
再試行回数

回復可能なエラーにより要求が失敗した場合に、ドライバーが DynamoDB データベースに要求を送信する最大回数。

10
スループットの制限

ドライバーが使用可能なプロビジョニングされた読み取り単位の割合。デフォルトでは、ドライバーは、プロビジョニングされたスループットの 30% まで使用できます。

必ず、特定のテーブルを同時に使用するクライアント アプリケーション数に適した値を使用してください。たとえば、この値を 100 に設定する場合、1 つのクライアントがすべてのプロビジョニング済みスループット単位を使用するため、他のクライアントはその他のスループットが使用可能になるまでテーブルを使用できません。

30
アクティブなメタデータの場所 データベースとローカル ファイルのどちらからスキーマ定義を使用するのかを指定します。 データベース
データベース DynamoDB に接続するときにドライバーで使用するスキーマ定義を含むデータベース テーブルの名前。  
ローカル ファイル DynamoDB に接続するときにドライバーで使用するスキーマ定義を含むローカル JSON ファイルの完全パス。  

データ コネクターの更新

Analytic、ロボット エージェント、または AX Server をアップグレードする場合は、いずれかの Analytics データ コネクターを使ってデータをインポートするスクリプト(ACCESSDATA コマンド)をテストする必要があります。

データ ソースまたは ODBC ドライバーのサード パーティ ベンダーが加えた変更により、1 つまたは複数のデータ コネクターを更新しなければならない可能性があります。スクリプトに作り込んだデータ接続を引き続き正常に動作させるには、それを更新する必要があります。

  • インポートの再実行 接続機能を最も簡単に更新する方法は、更新されたバージョンの Analytics のデータ アクセス ウィンドウを使って、インポートを手動で実行することです。ログに記録されている ACCESSDATA コマンドをコピーし、それを使ってスクリプトを更新します。

    メモ

    データ ソースに接続してインポートを再実行する前に、コネクターのキャッシュを消去することで、既存の一連のテーブル名を削除します。

    データ アクセス ウィンドウの[既存の接続]タブで、接続名の横にある[ >キャッシュの消去]を選択します。

  • フィールド指定の更新 データ ソースまたは ODBC ドライバーのテーブル スキーマの変更と一致するように、スクリプト本体内のフィールド指定を更新しなければならない場合もあります。必要に応じてフィールド名、フィールドのデータ型、およびフィールド長とレコード長を変更します。
  • フィルター処理の結果の確認 データ インポートの一環として適用したフィルター処理の結果も確認する必要があります。インポートのフィルター処理によってレコードを正しく追加または除外できたかどうかを確認します。