スクリプトの作成と編集
スクリプトの作成にはいくつかのオプションがあります:
- スクリプト エディタ スクリプト エディタ ウィンドウのスクリプト構文を入力する
- コマンド ログ コマンド ログからスクリプト構文をコピーして貼り付ける
- スクリプト レコーダー 実行時にコマンドの構文を記録する
- 構文キャプチャ コマンドを実行せずユーザー インターフェイスで選択する場合にコマンドの構文を挿入する
- テーブル履歴 出力テーブル履歴からスクリプトの構文をコピーする
これらのオプションは組み合わせで利用できます。たとえば、コマンドログから構文をコピーして、スクリプト エディター ウィンドウに直接構文を追加してスクリプトを開始することができます。
Analytics 内の既存のスクリプトを編集するには、スクリプト エディターを使用する必要があります。
また、選択したテキスト エディターを使用して、Analytics スクリプトに構文をコピーして貼り付けることもできます。
構文の自動補完
スクリプト エディターで構文を入力すると、Analytics は、ACL スクリプト のコマンドとキーワードの自動補完、および関数パラメータの自動オンスクリーンヘルプを提供します。
オートコンプリートをオフにするには、[オプション]ダイアログ ボックスの[インターフェイス]タブ(ツール > オプション)で[スクリプトのオートコンプリートを無効にする]を選択します。関数パラメーターのオンスクリーン ヘルプを無効にすることはできません。
ScriptHub からスクリプトやスニペットをインポートする
スクリプトを作成するための別のオプションは、ScriptHubのコンテンツを利用することです。ScriptHub は、Galvanize の社員と Galvanize ユーザー コミュニティによって開発された Analytics スクリプト項目の Web ライブラリです。サブスクリプションの一部として、ScriptHub のコンテンツをダウンロードおよび使用できます。
詳細については、ScriptHub からのインポートを参照してください。
スクリプト エディター でスクリプトを作成または編集する
必要な ACLScript 構文を直接スクリプト エディターに入力するか、あるいは既存のスクリプトに対してはその他の方法のいずれかを使用することで、スクリプトを作成または編集することができます。
メモ
スクリプトを作成または編集する場合、ACLスクリプトの各コマンドは必ず別々の行に入力してください。

スクリプトの作成または編集
- スクリプト エディターでスクリプトを開くには、次の手順のいずれかを実行します。
- スクリプトを新規作成するには、[ファイル > 新規作成 > スクリプト]を選択します。
スクリプトは名前 New_Scriptで作成されます。名前を右クリックし、[名前の変更]をクリックすると、スクリプトの名前を変更します。
メモ
スクリプトの名前は、64 文字までの英数字に制限されます。名前にはアンダースコア文字(_)を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。名前の先頭を数字にすることはできません。
- 既存のスクリプトを開くには、ナビゲーターの[総覧]タブでそのスクリプトをダブルクリックします。
- スクリプトを新規作成するには、[ファイル > 新規作成 > スクリプト]を選択します。
- スクリプト エディターで、ACLScript 構文を追加、変更、または削除します。
ヒント
一般的な操作には以下のショートカットキーを使用できます:
- Ctrl+Z キーを押すと、1 段階以上の操作を元に戻します。
- Ctrl+Y キーを押すと、1 段階以上の操作をやり直します。
- Ctrl+S キーを押すと、開いているスクリプトも含め、Analytics プロジェクトを保存します。
- (オプション) スクリプト内の適切な場所にカーソルを置き、次のいずれかの手順を実行して、1 つまたは複数の特定の項目を挿入します:
項目 手順 プロジェクト項目名
(テーブル、スクリプト、ビュー、ワークスペース、またはインデックス)
- 挿入を右クリックして、[プロジェクト項目]をクリックします。
- 項目のタイプドロップダウン リストから、項目の種類を選択します。
- 1 つ以上の項目名を選択し、[OK] をクリックします。
フィールド名 - スクリプト エディターのツール バーで、[フィールドの挿入] をクリックします
。
- 1 つ以上のフィールド名を選択して[OK]をクリックします。
式 - スクリプト エディターのツール バーで、[式の挿入] をクリックします
。
- 式を作成して[OK]をクリックします。
ダイアログ ボックス - スクリプト エディターのツール バーで、[ダイアログの新規作成] をクリックします
。
- カスタム ダイアログ ボックスを作成し、[閉じる]、[OK]の順にクリックします。
詳細については、カスタム ダイアログ ボックスの作成を参照してください。
日付/時刻 - 挿入 > 日付時刻 を右クリックします。
- 日付、日付時刻、または時刻を入力または選択して[OK]をクリックします。
HighBondトークン - 右クリックして[挿入 > HighBond トークン]を選択すると、HighBond アクセストークンがスクリプトに挿入されます。
[API アクセス トークンを管理します]ページがお使いのブラウザーで開きます。まず Launchpad にサインインするように求められる場合があります。
- 次のいずれかを実行します。
- 既存のトークンを使用する[トークン]列で、使用する一部がマスクされたトークンをクリックし、HighBond アカウントのパスワードを入力します。マスクされていないトークンが表示されます。
- 新しいトークンを作成する[トークンを作成 > HighBond API]をクリックし、お使いの HighBond アカウントのパスワードを入力します。
新しい HighBond トークンが作成されます。
ヒント
新しいトークンを作成する理由がない場合は、既存のトークンを使用してください。既存のトークンが機能しない場合は、新しいトークンを作成してください。
既存のトークンを使用すると、管理する必要があるトークン数が減ります。
- [コピー ]をクリックしてトークンをコピーします。
ヒント
トークンが含まれているこのダイアログ ボックスは、そのトークンをスクリプトに貼り付けるまで閉じないでください。
- Analytics で、スクリプト内の適切なポイントに当該のトークンを貼り付けます。
- Launchpad で、トークンが含まれているダイアログ ボックスを閉じます。
新しいトークンを作成した場合は、部分的にマスクされたバージョンのトークンが、トークンのリストに追加されます。
詳細については、アクセス トークンの作成と管理を参照してください。
注意
アカウント パスワードのようにアクセス トークンを保護してください。HighBond アカウント固有の情報が含まれます。アクセス トークンを共有しないでください。
- [ファイル > プロジェクトを上書き保存]の順にクリックします。
- 確認ダイアログ ボックスで、[はい]をクリックします。
ダイアログ ボックスを使用してコマンド構文を編集する
スクリプト内のコマンドを手作業で編集するのではなく、関連するダイアログ ボックスを使用して編集することができます。
メモ
この方法は、ダイアログ ボックスを持つコマンドに対してのみ使用できます。
- スクリプトで既存の ACL スクリプト コマンドを選択します。
- スクリプト エディターのツール バーで、[コマンドの編集] をクリックします
。
ダイアログボックスが表示されます。
- ダイアログボックスでコマンド パラメータに必要な変更を行い、 [OK] をクリックします。
スクリプト構文が更新されます。
スクリプトをテストする
スクリプトをテストするために実行またはステップ実行してみる場合は、スクリプト エディター ツールバーにある[実行] または[ステップ]
をクリックします。
メモ
スクリプトを実行またはステップ実行している場合は、開いているすべてのスクリプトが自動的に保存されます。
プロジェクトを分析アプリとして開く
アナリティクスを作成または編集しており、プロジェクトを分析アプリとして開きたい場合は、スクリプト エディター ツールバーにある[分析アプリとして開く] をクリックします。
コマンド ログからスクリプトを作成する
ナビゲーターの[ログ]タブにあるログ エントリを、スクリプトを新規作成するための出発点として、または既存のスクリプトに追加するためにコピーすることができます。Analytics で以前に実行された各コマンドの構文は個別のログ エントリに記録されます。
次のタイプのログ エントリを選択し、新しい、または既存のスクリプトにコピーします。
- 個別のエントリ
- テーブルに関連付けられた一連のエントリ
- セッションまたは期間に関連付けられたエントリのより大きいグループ

- ナビゲーターで[ログ]タブをクリックしてログを表示します。
- スクリプトに含めるログ エントリまたはエントリのグループを選択します。
ツリービュー内の上位レベルの項目を選択すると、サブエントリも自動的に選択されます。
- 次のうちの 1 つを行います:
新しいスクリプトを作成する - ログタブで右クリックして[選択項目の保存 > スクリプト]を選択します。
- [スクリプトを別名で保存]ダイアログ ボックスで、新しいスクリプトの名前を入力して[OK]をクリックします。
メモ
スクリプトの名前は、64 文字までの英数字に制限されます。名前にはアンダースコア文字(_)を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。名前の先頭を数字にすることはできません。
新しいスクリプトがナビゲーターの[概要]タブに追加されます。スクリプトはアクティブな Analytics テーブルを含むフォルダー、またはテーブルが開いていない場合はルート プロジェクトに保存されます。
既存のスクリプトに構文をコピーする - [ログ]タブで右クリックして[コピー]を選択します。
- 既存のスクリプトがまだ開いていない場合は、そのスクリプトを開きます。
- スクリプト エディターで、コピーした構文を挿入する位置にカーソルを置きます。
- [貼り付け]を右クリックし、選択します。
スクリプト レコーダーを使用してスクリプトを作成する
Analytics スクリプト レコーダーでは、Analytics ユーザー インターフェイスでテーブルに対して行った操作やコマンドを記録することによって、スクリプトを作成できます。スクリプト レコーダーを使用してスクリプトを作成する利点は、使用する ACLScript コマンドに対して構文を入力することや構文の知識が必要ないという点です。
スクリプト レコーダー が記録するのはコマンドだけです。原則として、コマンド ログに表示されるコマンドはスクリプト レコーダーに記録できます。
ヒント
スクリプト レコーダーは ACLScript を学ぶための有用なツールでもあります。スクリプト レコーダー を使用して、実行した一連の分析手順をスクリプトに記録しておけば、そのスクリプトを見ることで、実行した分析を再現するために必要な一連のコマンドおよび構文を確認することができます。

- Analytics のメインメニューから、[ツール > スクリプト レコーダーをオンに設定]を選択します。
スクリプト レコーダーアイコン
がオンであることを示すため、ステータス バーにはスクリプト レコーダーアイコンが表示され、メニュー項目の左側にはチェック ボックスが表示されます。
- レコードの分析や処理を実行します。
Analyticsは処理した各コマンドを新しいスクリプトに記録します。
- データに対する解析または処理が終了したら、再度、[ツール > スクリプト レコーダーをオンに設定する]を選択してスクリプト レコーダーをオフにします。
スクリプトを保存するよう指示されます。
- スクリプトの内容が特定しやすい名前をテキストグ ボックスに入力して、[OK]をクリックします。
メモ
スクリプトの名前は、64 文字までの英数字に制限されます。名前にはアンダースコア文字(_)を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。名前の先頭を数字にすることはできません。
構文のキャプチャを使用してスクリプトを作成する
構文のキャプチャを使用すると、Analytics メニューとダイアログボックスを使用して、Analytics スクリプト構文をスクリプトに自動的に挿入できます。

- 作業したいスクリプトを開きます。
- (オプション) 作業したいテーブルを開きます。
ヒント
テーブルを開く前に構文のキャプチャを開始すると、構文のキャプチャ中にコマンドが実際に実行されないため、[表示] タブではテーブルが物理的に開きません。ガイダンスのために開いたテーブル無しで後続のコマンドを視覚化するのは難しいかもしれません。
- スクリプト エディターのツールバーで、 [構文のキャプチャを開始する] をクリックします
。
- レコードの分析や処理を実行します。
関連する構文が自動的にスクリプトに挿入されます。コマンド自体は実行されません。
- [構文のキャプチャを終了]
をクリックして、スクリプトへのコマンド構文の挿入を停止します。
テーブル履歴からスクリプトを作成する
Analytics 出力または結果または結果テーブルに関連付けられた履歴に基づいてスクリプトを作成できます。
たとえば、Analytics プロジェクトに月次棚卸テーブルを追加し、関連する部署と項目を新しいテーブルに抽出する場合は、作成した最初の出力テーブルに関連付けられたテーブル履歴に基づいてこのプロセスをスクリプト化できます。
Analytics では、Analytics コマンドの実行結果の出力として作成されたテーブルごとに、そのテーブルの作成に使用したコマンドの記録を保持しています。これには、元の ACL テーブルと出力テーブル間に存在した中間テーブルを作成したコマンドも含まれます。後続の出力テーブルの作成を自動化するために使用できる新しいスクリプトにこのテーブル履歴をコピーできます。

- スクリプトで自動化するプロセスの結果である出力テーブルを開きます。
- [ツール > テーブル履歴からのスクリプト作成]を選択します。
[デフォルト_ビュー](Default_View)がアクティブな場合、新しいスクリプトを実行するときに上書きされないようにするため、Analytics ではビューの名前を変更するよう促します。
- ビューの名前の変更を促された場合は、[名前の変更]をクリックして新しい名前を入力し、[OK]をクリックします。
- [スクリプトを別名で保存]ダイアログ ボックスで、新しいスクリプトの名前を入力して[OK]をクリックします。
メモ
スクリプトの名前は、64 文字までの英数字に制限されます。名前にはアンダースコア文字(_)を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。名前の先頭を数字にすることはできません。
- (オプション) スクリプトの動作を調整する場合は、新しいスクリプトを開いて編集します。
たとえば、元のテーブルを上書きする代わりに、別の名前のテーブルに結果を出力できます。