ASSIGN コマンド

変数を作成し、変数に値を割り当てます。

構文

ASSIGN 変数名 =  <IF テスト>

メモ

 ASSIGN キーワードを明示的に指定することをお勧めします。スクリプトが読みやすくわかりやすくなります。ただし、ASSIGN を省略し、次のように指定することもできます。

変数名 = 

パラメーター

名前 説明
変数名

値を割り当てる変数の名前。変数自体が存在していない場合は、変数が作成されます。変数が既に存在する場合は、新しい値で更新されます。

代入変数に使用される変数の名前に、é のような英語以外の文字は使用しないでください。変数名に英語以外の文字が含まれていると、変数の代入が失敗します。

メモ

変数の名前は、31 文字までの英数字に制限されます。名前にはアンダースコア文字(_)を使用できますが、他の特殊文字やスペースは使用できません。名前の先頭を数字にすることはできません。

変数に割り当てる値。新しい変数が作成される場合、変数の型はのデータ型に基づいて決定されます。

IF テスト

省略可能

変数を作成したり変数に値を割り当てたりするには true となる必要のある条件式。

変数に値を割り当てる

現在のレコード内の Amount フィールドの値を変数 v_current_amount に割り当てるとします。

ASSIGN v_current_amount = Amount

変数に条件付きで値を割り当てる

変数 v_counter が 10 未満の場合にのみ、変数 v_quantity の値を 1 に更新する必要があるとします。

v_counter が 10 以上の場合は割り当てが行われず、v_quantity の値は変わりません。

オプションの ASSIGN キーワードは省略されている点に注目してください。

v_quantity = 1 IF v_counter < 10

備考

変数の使用の詳細については、ACLScript での変数の操作を参照してください。

変数の期間

変数は現在の ACL Analytics セッションの間のみ有効です。通常、Analytics プロジェクトを閉じると、プロジェクトのすべての変数が自動的に削除されます。

変数を Analytics プロジェクトで永続的に保存する場合は、変数名の先頭にアンダースコア(_)を付けてください。

ASSIGN 変数名 = 

演算フィールドまたは GROUP で使用される変数の再割り当て

以下の場合に既存の変数に値を割り当てると、その新しい値は割り当てられるものの、前の値の長さおよび小数点以下桁数は保持されます。

  • 変数が演算フィールド内で使用されている場合
  • GROUP 内で変数に値が再度割り当てられる場合

必要に応じて、新しい値の長さを伸ばしたり切り詰めたり、小数点以下桁数が調整されます。

上記以外の場合に変数に値を再度割り当てると、前の値、その長さおよび小数点以下桁数は上書きされます。

Analytics コマンドによって作成される変数

Analytics のダイアログ ボックスで情報を入力する、またはスクリプトを実行することで、特定のコマンドが実行されると、Analytics によってシステム変数が自動的に作成されます。これらの変数とそれに含まれる値は、後続の Analytics コマンドを処理する際に利用できます。

システム変数の値は、同じコマンドを再度実行すると、更新された値に置き換わります。

詳細については、Analytics コマンドによって作成されたシステム変数を参照してください。