VERIFY( ) 関数

物理データ フィールドのデータが有効かどうか示す論理値を返します。

構文

VERIFY(フィールド)

パラメーター

名前 説明
フィールド

文字

数値

日付時刻

物理データ フィールドである必要があります。

出力

論理。フィールドのデータが有効な場合は T(true)、そうでない場合は F(false)を返します。

基本的な例

VERIFY( ) 関数が False と評価したレコードを新しい Analytics テーブルに抽出します。

EXTRACT RECORD IF NOT VERIFY(Address) TO "InvalidEntries.fil"

備考

VERIFY( ) 関数は、フィールドのデータがそのフィールドに指定されたデータ型と一致しているかどうかを判断します。

VERIFY( ) の使用に適する場面

この関数は、VERIFY コマンドや[オプション]ダイアログ ボックス([ツール > オプション])の[数値]タブにある[データを検証する]オプションを用いるよりも、検証するフィールドをより厳密に制御できるようにします。この関数を使用して、個々のフィールドのエラーを検出して状況に応じた処理を行えます。

この関数が true と評価される場合とは

関数が true に評価するための条件は次のとおりです。

  • 文字フィールドには、文字、数字、および記号などの、有効な印刷可能な文字のみが入っている
  • 数値フィールドには、数字、小数点、および通貨記号などの、有効な数値文字のみが入っている
  • 日付時刻フィールドには、有効な日付、日付時刻、あるいは時刻のみが入っている

演算フィールドと式

演算フィールドと式は常に T(true)と評価されます。そのため、まず演算フィールドや式を物理フィールドに変換しない限り、それらに対してこの関数を使用することはできません。[抽出]ダイアログ ボックスの[フィールド]オプションを使用して演算フィールドおよび式を抽出することにより、それらを物理フィールドに変換します。