Teradata への接続

このバージョンの Teradata データ コネクターは、Analytics 17.x の後に廃止される予定です。
Analytics 18 でも引き続き Teradata に接続できるように、今のうちに新バージョンのコネクターをテストして移行してください。(2024 年秋にリリース予定)
参照: 新バージョンの ACL コネクターへの移行

Concept Information

ACCESSDATA コマンド

Teradata はクラウド データ サービスです。Teradata データ コネクターを使用して、Teradata データをインポートできます。

メモ

Analytics は任意のコネクターとして Teradata を提供します。データ アクセス ウィンドウでこのコネクターを使用できない場合、一般的に、インストール中にコネクターが選択されていないことが原因です。詳細については、任意の Analytics データ コネクター と Python エンジンをインスト-るするを参照してください。

作業を開始する前に

Teradata に接続するには、以下の情報を収集する必要があります。

  • Teradata データベース インスタンスの名前または IP アドレス
  • ユーザー名
  • パスワード

接続の前提条件の収集については、組織の Teradata 管理者に支援を仰いでください。管理者から支援を得られない場合は、あなたまたは管理者から Teradata のサポートにお問い合わせください。

Teradata 接続の作成

  1. Analytics のメイン メニューから、[インポート > データベースとアプリケーション]を選択します。
  2. ACL コネクター セクションの[新規の接続 ]タブから、Teradata を選択します。

    ヒント

    使用可能なコネクターのリストをフィルタリングするには、[接続のフィルタリング]ボックスに検索文字列を入力します。コネクターはアルファベット順に表示されます。

  3. データ接続の設定]パネルが開いたら、接続設定を入力し、パネルの下部にある[保存して接続]をクリックします。

    デフォルトの接続名を使用するか、新しい名前を入力します。

Teradataの接続は、[既存の接続]タブに保存されます。今後、Teradataに接続するには、保存したこの接続を使用できます。

接続が確立されると、データ アクセス ウィンドウが開いてステージング領域が表示されるので、データのインポートを開始できます。Teradataからデータをインポートする方法については、データ アクセス ウィンドウの作業を参照してください。

接続設定

基本設定

設定 説明
名前または IP アドレス Teradata データベース インスタンスの完全修飾ドメイン名または IP アドレス。  
統合セキュリティの使用

ドライバーがシングル サインオン(SSO)または従来のサインオン(CSO)のどちらを使用して接続を認証するかどうかを指定します。

  • 有効 - ドライバーは SSO を使用し、クライアント コンピューターのユーザー情報から取得された Teradata データベース認証資格情報を使用して接続を認証します。
  • 無効 - ドライバーは CSO を使用し、Teradata データベース認証資格情報を入力するようにユーザーに要求します。
無効
メタデータ機構

データベースへの接続を認証するためにドライバーで使用するメカニズム:

  • KRBS - Kerberos プロトコルを使用します。アプリケーションでは、ユーザー名とパスワードが提供されます。
  • LDAP - LDAP プロトコルを使用します。アプリケーションでは、ユーザー名とパスワードが提供されます。
  • SPNEGO - Windows .NET クライアントから Teradata データベースにログオンするユーザーで Kerberos 認証をサポートします。
  • TD2 - Teradata 2 メカニズムを使用します。この場合、ユーザーは Teradata データベース ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
  • TDNEGO - Teradata Negotiating で自動的に選択されるメカニズムを使用します(シングルサインオンを含む)。
LDAP
ユーザー名 指定した認証メカニズムで Teradata データベース接続を認証するユーザー名。  
パスワード データベースにアクセスするためのパスワード。  
テラデータ ウォレットの有効化 ドライバーが Teradata Wallet 参照文字列を使用して接続を認証するかどうかを指定します。  
デフォルトのデータベース Teradata 接続が開いているときにアクセスするデータベースの名前。  
アカウントの文字列 個別のユーザー アカウントを識別し、特定のユーザー ID に関連付けられています。  
セッションの文字セット セッションで使用する文字セット(文字エンコーディング)。デフォルト値は ASCII です。 ASCII

詳細設定

設定 説明
ヘルプ データベースなし

ヘルプ データベースを使用するかどうかを指定します。

  • 有効 - SQLTables でワイルドカード文字が使用されていないときに、SELECT 文が使用されます。
  • 無効 - HELP DATABASE コマンド菓子用されます。
無効
検索パターンの無視 アンダースコア(_)とパーセント記号(%)文字が標準の文字として解釈されるか、検索ワイルドーカードとして解釈されるかどうかを指定します。  
レガシー パーサーの有効化 レガシー パーサーが有効かどうかを指定します。  
エラー イベントの記録 エラー イベントをログに出力するかどうかを指定します。  
小数点の記号として地域設定を使用 小数点記号で地域設定を使用するか、地域設定ではなくピリオド(.)を使用するかどうかを指定します。 有効
データ暗号化の有効化 データベースとのすべての通信が暗号化されるか、認証情報のみが暗号化されるかどうかを指定します。  
拡張ステートメント情報の有効化

データベースで使用可能なときに拡張ステートメント情報が使用されるかどうかを指定します。

このオプションが有効な場合は、ODBC API 関数 SQLDescribeParam がサポートされます。

 
セッションのモード

データベースでのセッション中にドライバーが使用するセッション モードを指定します。

  • ANSI
  • Teradata
  • システム デフォルト

デフォルト値は "システム デフォルト" です。

ANSI
応答バッファーの最大サイズ

SQL 要求の応答バッファーの最大サイズ(キロバイト)。

デフォルト値は 65536 です。

65536
TDMST のポート番号

Teradata データベースにアクセスするために使用されるポート番号。

デフォルト値は 1025 です。

1025
変換 DLL 名 Teradata サーバーとドライバーとの間で転送されるすべてのデータを変換するための関数を含む .dll ファイルへの完全パス。  
変換オプション 変換 DLL ファイルで使用されるオプション。  
ログインのタイムアウト

データベースにログインするときにドライバーが応答を待機する秒数。この時間を過ぎると、オペレーションがキャンセルされます。

デフォルト値は 20 です。

20
データソースの DNS エントリ データソースの DNS で定義されたエントリ数。  
TCP_NODELAY の使用

TCP が小さいパケットをただちに送信するか、単一の大きいパケットになるまで送信を待機するかどうかを指定します。

  • 有効 - TCP はただちに小さいパケットを送信します。このオプションでは送信の遅延を回避できますが、ネットワーク トラフィックが増える可能性があります。
  • 無効 - TCP は小さいパケットを収集し、単一の大きいパケットにまとめます。このオプションではネットワーク トラフィックが減りますが、送信の遅延が生じる可能性があります。
有効
カタログ名としてのヌル値の使用 ドライバーが Catalog Name パラメーターを NULL に設定するかどうかを指定します。  
先読み機能の有効化 現在のメッセージの処理中に、次の応答メッセージを要求するかどうかを指定します。  
システム呼び出しの再試行 (EINTR) EINTR エラーが発生したときに、ドライバーがソケット システム呼び出しを再試行するか、SQL_ERROR を返すかどうかを指定します。  
TIMESTAMP パラメーターとしての DATE データの使用 SQL_TIMESTAMP および SQL_C_TIMESTAMP として返されるパラメーターで DATE データが送信されるかどうかを指定します。  
2.x アプリケーションでのカスタム カタログ モードの使用 このオプションが有効な場合、非対応の検索パターンを使用する ODBC 2.x アプリケーションの後方互換性が確保されます。  
SQL_TIMESTAMP の CREATE_PARAMS 列に空文字列を返す SQL_TIMESTAMP データで SQLGetTypeInfo を呼び出すときに、空の文字列を返すか、CREATE_PARAMS 列の特定の値を返すかどうかを指定します。  
最大値を返すCHAR/VARCHAR Length as 32K (長さが 32K の CHAR/VARCHAR) データで SQLGetTypeInfo を呼び出すときに、COLUMN_SIZE 列のハードコード値を返すかどうかを指定します。  

データ コネクターの更新

Analytics またはロボット エージェントをアップグレードする場合は、いずれかの Analytics データ コネクターを使ってデータをインポートするスクリプト(ACCESSDATA コマンド)をテストする必要があります。

データ ソースまたは ODBC ドライバーのサード パーティ ベンダーが加えた変更により、1 つまたは複数のデータ コネクターを更新しなければならない可能性があります。スクリプトに作り込んだデータ接続を引き続き正常に動作させるには、それを更新する必要があります。

  • インポートの再実行 接続機能を最も簡単に更新する方法は、更新されたバージョンの Analytics のデータ アクセス ウィンドウを使って、インポートを手動で実行することです。ログに記録されている ACCESSDATA コマンドをコピーし、それを使ってスクリプトを更新します。

    メモ

    データ ソースに接続してインポートを再実行する前に、コネクターのキャッシュを消去することで、既存の一連のテーブル名を削除します。

    データ アクセス ウィンドウの[既存の接続]タブで、接続名の横にある[ >キャッシュの消去]を選択します。

  • フィールド指定の更新 データ ソースまたは ODBC ドライバーのテーブル スキーマの変更と一致するように、スクリプト本体内のフィールド指定を更新しなければならない場合もあります。必要に応じてフィールド名、フィールドのデータ型、およびフィールド長とレコード長を変更します。
  • フィルター処理の結果の確認 データ インポートの一環として適用したフィルター処理の結果も確認する必要があります。インポートのフィルター処理によってレコードを正しく追加または除外できたかどうかを確認します。