Concept Information
一連の乱数を生成します。
構文
RANDOM NUMBER n <SEED シード値> MINIMUM 最小値 MAXIMUM 最大値 <COLUMNS n> <UNIQUE> <SORTED> <TO {SCREEN|ファイル名> <APPEND>
パラメーター
名前 | 説明 |
---|---|
NUMBER n |
生成される乱数一式のサイズ。 最大 32767 の数字を生成できます。 |
SEED シード値 省略可能 |
乱数ジェネレーターを初期化するために使用される値。 シード値を指定する場合、任意の数字を指定することができます。シード値がそれぞれ一意であると、異なる乱数一式になります。同じシード値を指定すると、同じ乱数一式が生成されます。分析を複製する場合は、同じ乱数一式を再生成しなければならないことがあります。
|
MINIMUM 最小値 | 乱数一式に使用可能な最小の数値。有効な任意の数値または数式が使用できます。 |
MAXIMUM 最大値 | 乱数一式に使用可能な最大の数値。有効な任意の数値または数式が使用できます。 |
COLUMNS n 省略可能 |
乱数一式の表示に使用する列数。 COLUMNS を省略した場合のデフォルトは 6 列です。 |
UNIQUE 省略可能 |
一意の数値のみが乱数一式に含まれます。 UNIQUE を省略した場合は、乱数一式内で重複する値が生成される可能性があります。 メモ 乱数一式の指定サイズが最小値と最大値の差異の 75% を超える場合は、UNIQUE を選択しないでください。選択すると、乱数の選択肢が破棄される数が多くなりすぎます。 |
SORTED 省略可能 |
乱数一式が昇順で表示されます。 SORTED を省略した場合は、数字が無作為な順序で選択されて表示されます。 |
TO SCREEN | ファイル名 省略可能 |
コマンドの結果を送信する場所:
TO を省略した場合は、乱数一式が画面に出力されます。 |
APPEND 省略可能 |
コマンドの出力を既存ファイルに上書きしないで、そのファイルの末尾に追加します。 メモ コマンドの出力と既存のファイルの構造が同一であるようにする必要があります。
出力は、既存ファイルとの間でファイル構造が違っている場合でも、Analytics によって既存ファイルに追加されます。出力と既存のファイルの構造が一致しない場合は、データが混在、不足、不正確になります。 |
例
100 個の乱数が含まれるテキスト ファイルを生成する
10,000 ~ 20,000 の番号が付いた一連のファイルから、ランダムに 100 個のハード コピー ファイルを取り出したいとします。
10,000 ~ 20,000 の範囲に含まれる 100 個の乱数が含まれたテキスト ファイルを生成するには、RANDOM コマンドを使用することができます。その後で、それらの乱数に一致する番号の付いたハード コピー ファイルを取り出します。これらの番号は、一意であり、10 個の列に昇順で並べられます。
RANDOM NUMBER 100 SEED 45387 MINIMUM 10000 MAXIMUM 20000 COLUMNS 10 UNIQUE SORTED TO "Random_Numbers.txt"
備考
このコマンドの動作の詳細については、乱数の生成を参照してください。
乱数アルゴリズム
RANDOM コマンドでは、Analytics のデフォルトの乱数アルゴリズムが使用されます。SAMPLE コマンドと異なり、RANDOM コマンドではメルセンヌツイスター乱数アルゴリズムは使用できません。