EOMONTH( ) 関数

指定された日付から起算して、指定された月数だけ前または後の月の末日の日付を返します。

構文

EOMONTH(<日付/日付時刻> <,月数>)

パラメーター

名前 説明
日付/日付時刻

省略可能

日付時刻

月末の日付を計算するための起算日となるフィールド、式、またはリテラル値。これを省略した場合は、現在のオペレーティング システム日付から月末の日付が求められます。

メモ

日付/日付時刻には日付時刻値を指定できますが、値の時刻部分は無視されます。

月数

省略可能

数値

日付/日付時刻の前または後にある、月を示す数字。これを省略した場合は、デフォルトの 0(ゼロ)が使用されます。

日付/日付時刻を省略した場合に、月数を指定することはできません。

出力

日付時刻。日付値は、現在 Analytics に設定されている日付の表示書式を使用して出力されます。

基本的な例

入力値なし

現在のオペレーティング システム日付の月末の日付が返されます。

EOMONTH( )

リテラルの入力値

月の末日

`20140131` に対して現在の ACL 日付表示書式である DD MMM YYYY を適用した、31 Jan 2014 が返されます。

EOMONTH(`20140115`)

3 か月後の月の末日

`20140430` に対して現在の Analytics 日付表示書式である DD MMM YYYY を適用した、30 Apr 2014 が返されます。

EOMONTH(`20140115`, 3)

3 か月前の月の末日

`20131031` に対して現在の Analytics 日付表示書式である DD MMM YYYY を適用した、31 Oct 2013 が返されます。

EOMONTH(`20140115`, -3)

フィールドの入力値

3 か月後の月の末日

Invoice_date フィールドの各日付の 3 か月後の月の末日が返されます。

EOMONTH(Invoice_date, 3)

猶予期間に応じて、3 か月後または 4 か月後の月の末日

Invoice_date フィールドの各日付の 3 か月後または 4 か月後の月の末日が返されます。15 日間の猶予期間の追加により、請求書の日付が月の境界を超える場合、結果はさらに 1 か月延長されます。

EOMONTH(Invoice_date + 15, 3)

高度な例

翌月の初日を返す

翌月の初日の日付を返させるには、EOMONTH( ) 関数の結果に 1 を加算します。

`20140501` に対して現在の Analytics 日付表示書式である DD MMM YYYY を適用した、01 May 2014 が返されます。

EOMONTH(`20140115`, 3) + 1

今月の初日を返す

Invoice_date フィールドの各日付の月の初日が返されます。

EOMONTH(Invoice_date, -1) + 1

備考

日付および時刻関数は正しく使用することが難しい場合があります。ヘルプの関数トピックでは、各関数の動作について、具体的かつ詳細に説明します。日付および時刻関数を使用するときの一般的な考慮事項については、次のトピックを参照してください。

日付時刻書式

日付/日付時刻に指定されたフィールドは、フィールド定義で正しく書式を定義してさえいれば、どのような日付書式または日付時刻書式でも使用することができます。

リテラル日付値には、次のいずれかの書式を使用する必要があります。

  • YYYYMMDD
  • YYMMDD

リテラル日付値はバッククォートで囲む必要があります。例:`20141231`

月数の値の動作

  • 値が正の場合 出力日付は指定された日付/日付時刻より新しい日付になります。
  • 値が負の場合 出力日付は指定した日付/日付時刻より前の日付になります。
  • 値を省略した場合、または '0'(ゼロ)を使用した場合 出力日付は日付/日付時刻が存在する月の末日になります。

関連する関数

指定された日付から起算して、指定された月数だけ前または後の月の末日の日付ではなく正確な日付を返したい場合は、GOMONTH( ) 関数を使用してください。