Analytics とは

Analytics は、データアクセス、データ分析、および統合レポートの強力な組み合わせを提供し、データの完全性を保証するデータ分析アプリケーションです。Analytics インターフェイスを使ってアドホックの分析を実行したり、統合 ACL スクリプティング言語でローカルで、またはクラウドで実行する分析を自動化したりします。

  • データアクセスファイルベースのデータソース、データベース、またはクラウドデータサービスから、さまざまなタイプのデータをインポートします。
  • データ分析Analytics コマンド、関数、他のツールを使用して、調査しているデータに関する一般的な洞察を得て、特定の問題に対して回答します。ユーザー インターフェイスでアドホック データ分析を実行したり、Analytics の強力なスクリプト言語である ACLScript を使用して分析を自動化したりすることができます。ACL は監査コマンド言語を表します。
  • レポートAnalytics のネイティブ レポート機能を使用して調査結果を報告したり、Tableau などのサードパーティ レポート ツールを使用して Analytics データをインポートしたりすることができます。
  • エクスポート機能調査結果または他のデータをエクスポートして、Excel または区切り文字付きテキストなどのファイルタイプを入力します。Diligent One のリザルト アプリにレコードをアップロードして、ワークフロー自動化ツールを使った問題改善と処理、およびデータの視覚化を行うこともできます。

基本ワークフロー

以下の図は Analytics に関連付けられた基本ワークフローを示します。

  1. データを Analytics テーブルにインポートする
  2. データの分析、結果テーブルの出力
  3. 分析結果のエクスポート、レポートツールへのインポート

    3 番目の手順は任意です。Analytics でネイティブ レポート機能を使用することもできます。

データによる作業

Analytics を使用すれば、組織にとって重要な取引データを即座に見ることができるようになります。データの読み込みや比較を行いますが、ソース データが変更されることはなく、データの完全な品質と整合性が保持されることを保証します。

詳細については、Analytics によるデータ アクセスは読み取り専用ですを参照してください。

Analytics を使用すると、次のような方法によるデータの操作が可能になります。

  • データ母集団全体、または母集団のサンプルを分析する
  • 傾向と例外を特定し、考慮の対象となり得る領域を強調する
  • 統制上の問題を特定し、貴組織の基準へのコンプライアンスを保証する
  • 財務取引や時間依存の取引の年齢調べおよび分析を行う
  • アナリティクステストを自動化し、結果の通知を即座に受け取る
  • 分析手順の保存、再調査および結果の比較を可能にするために、実行した分析を記録する

Unicode および 非 Unicode 版

Analytics には Unicode 版と非 Unicode 版があります。いずれのエディションも同じインストールパッケージに含まれ、インストール時にインストールするエディションを指定します。Analytics の製品およびサブスクリプション情報が記載されているダイアログ ボックス([ヘルプ > バージョン情報])で、バージョン番号の後ろに Unicode または非 Unicode が表示されます。

詳細については、Diligent Unicode 製品を参照してください。

製品名の変更

バージョン 11.4 以降、Analytics は ACL for Windows のコンポーネントになりました。ACL for Windows には、オフライン プロジェクトも搭載されています。

Analytics は、バージョン 10.0 より前では ACL Desktop と呼ばれていました。短縮名称は ACL でした。

Analytics が Diligent 製品のエコシステムにどう適合するか

Note

Version 16 of Analytics, and all subsequent versions, are not intended for use with Analytics Exchange (AX).Diligent ended support for Analytics Exchange on January 1, 2023.Learn more or upgrade to Robots.

For information about using Analytics in conjunction with Analytics Exchange, see Analytics and ACLScript 15.1 Help.