オンプレミスのロボット エージェントでの Python 使用の設定
メモ
オンプレミス ロボット エージェントを使用して、ACL ロボットで ACL スクリプトを実行する組織にのみ適用されます。
ACL Robotics Professional Edition を有する個人および組織にはオンプレミスロボット エージェントがありません。
これらの設定のインスタンスは、ACLScript Python 関数を使用するために必要な顧客がインストールする Python インスタンスについて言及しています。Python のこのインスタンスは、機械学習コマンドをサポートするためのロボットエージェントのインストールの一環としてインストール可能な Python のインスタンスと同じものではありません。
2 つのローカル インストールされた Python はいずれも、HighBond ロボットまたはワークフロー ロボットの Python/HCL では使用できません。Diligent One の Python/HCL スクリプトは完全にクラウドベースであり、ローカルではアクセスできません。
Python をロボットエージェントで動作するよう設定するには、互換性のあるバージョンの Paython をインストールし、そのサーバーの PATH 環境変数に Python 実行可能ファイルを追加する必要があります。PYTHON をインストール後に、ACLPYTHONDLL および PYTHONPATH システム環境変数を設定します。
機能の仕組み
Python スクリプトを実行するには、ロボットエージェントでは Python 実行可能ファイルを呼び出し、実行を指示するスクリプトを見つけられる必要があります。ロボットエージェントでは、Python を探すには PATH 環境変数を使用し、スクリプトを探すには PYTHONPATH 環境変数を使用します。
Python をインストール (32ビット)
- [Python ダウンロードページ]から、次のバージョンの Python の 1 つをお使いのコンピューターまたはサーバーにダウンロードします。
- 3.7.x
- 3.8.x
- 3.9.x
メモ
リストにある Python のバージョンは、テスト済みであり、Analytics またはロボットエージェントで動作することを検証済みです。
バージョン 3.7.x 以上の Pythonon は動作するはずです。ただし、リストにないバージョンが動作するかは保証できません。
- コンピューターまたはサーバーで、インストーラーをダブルクリックします。
- インストーラーで、[Python バージョン番号の PATH への追加]を選択します。
- [インストール]をクリックし、画面の説明に従います。
- Analytics スクリプトで呼び出される Python スクリプトを実行する前に、コンピューターまたはサーバーを再起動します。
ACLPYTHONDLL および PYTHONPATH 環境変数の設定
- お使いの Windows オペレーティングシステムの C:\ に、Python スクリプトを格納する 1 つまたは複数のフォルダーを作成します。
例 C:\python_scripts
- オペレーティング システムから、[システムのプロパティ]ダイアログ ボックスを開き、[環境変数]をクリックします。
- [システム変数]セクションで、[新規]をクリックし、次の変数を入力します。
変数名 変数値 PYTHONPATH Python スクリプトを格納するために作成したフォルダーへの絶対パス。複数のフォルダーのパスをセミコロンで区切ります。
例:
C:\python_scripts;C:\dev;C:\tmp
ACLPYTHONDLL Python インストール フォルダー内の Python DLL ファイルのフルパスとファイル名。
例:
c:\python_install\python35.dll
メモ
インストール時に、Python は DLL をインストール フォルダーではなく、システム フォルダー(c:\windows\system32\python35.dll)に追加します。システム フォルダーからインストール フォルダーに DLL をコピーし、変数値としてインストール フォルダーのロケーションを使用します。Analytics またはロボット エージェントは、Python インストール フォルダーの DLL を検索します。
また、インストールフォルダーに読み取り専用設定があれば、その解除も必要です。
- 変数を保存するには、[OK]をクリックして、[システムのプロパティ]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックします。