レポートのセクションの書式設定

レポートのセクションを書式設定して、大きい表を小さい部分に分割します。

機能の仕組み

セクションは、レポートの改ページとしての役目を果たします。これにより、大きい表をより小さい、包括的な部分へと分割することができます。

セクションは、フィールドで定義された値に基づき、表のデータを細分化します。レポートの小計を表示するのに役立ちます。該当する値を持つすべてのレコードが 1 つのセクションにグループ化されます。

複数の次元フィールドをレポートのセクションとして定義することができます。複数のフィールドを 1 セクションとして選択すると、［データ ］タブの［セクション］一覧のフィールドの順序によって、レポート セクションが表示される順序が決まります。

レポートに視覚化が含まれる場合は、別々の視覚化が各セクションに表示されます。

アクセス許可

レポート管理者とレポート作成者のみが、レポートのセクションを書式設定できます。

セクションを定義する

  1. レポートアプリを開きます。

    ［閲覧］ページが開きます。

  2. レポートを開き、レポート ビルダーの［データ］タブに移動します。
  3. ［列］または［行］一覧に指定された 1 つ以上のフィールドがあることを確かめます。

    セクションは、クロス集計レポートでも使用できます。

  4. 次のいずれかを実行して、セクションとして追加するフィールドを探します。
    • ［検索］フィールドにキーワードを入力します。
    • フォルダーを展開し、該当する次元フィールドに移動します。

      ［次元］フィールドは、プロジェクト名またはプロジェクトの種類など、レコードを説明する属性です。

      メモ

      レポートのセクションとして［ メトリクス］と［ 日付］フィールドを追加できません。

  5. データ フィールド リストから、［セクション］リストにフィールドをドラッグします。
    • セクションを並び替えるには、［セクション］リストでフィールドを選択し、これをリストの新しい位置にドラッグします。
    • セクションを削除するには、［セクション］リストでフィールドを選択し、これをドラッグしてデータ フィールド リストに戻します。
      ヒント

      隣り合っていない複数のフィールドを選択する場合は、Ctrl キーを押しながらクリックします。また、同じカテゴリ内の隣り合う複数のフィールド選択する場合は、Shift キーを押しながらクリックします。

      ヒント

      セクションとして定義するフィールドは、レポート内の新しい各セクションのヘッダーになります。これらのフィールドを列として追加で定義する必要はありません。

セクションを書式設定する

  1. レポートアプリを開きます。

    ［閲覧］ページが開きます。

  2. レポートを開き、レポート ビルダーの［デザイン］タブに移動します。
  3. 書式設定ツールバーで、［ セクションの書式設定］をクリックします。

    ［セクションの書式設定］ダイアログ ボックスが開きます。

  4. ［レポート フィールド］一覧から該当するフィールドを選択し、セクションの書式設定オプションを構成し、 をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。

表示

書式設定オプション 説明
表示 レポート セクションのタイトルを定義する
書式

フィールドの値の表示を書式設定する各種のオプションを提供します

詳細については、「書式設定オプションを表示する」を参照してください。
セクションスタイル

レポート セクションが表示されるスタイルを定義します

  • 単一ページ すべてのセクションを 1 ページに表示します（デフォルト）
  • 複数ページ 別々のページに各セクションを表示します
  • タブ  各セクションを別々のタブに表示
    メモ

    ［タブ］オプションは、最上位のセクション フィールドでのみ選択できます。
ラベルを表示 各セクションのセクション値の前に、フィールド名のラベルを表示または非表示にします

スタイル

書式設定オプション 説明
表示スタイル

各セクションの見出しの書式設定スタイルを定義します

  • Body のタイトル 各セクションの標準のレポート タイトルの書式設定を使用します
  • 表ヘッダー 表ヘッダーで使用されるのと同じ書式設定を使用し、各表の上部にセクション詳細を結合します
  • カスタム カスタムのフォント書式設定を選択されたセクションに適用します
フォントスタイル フォントの種類、フォント サイズ、フォントの色、フォント スタイルを含む、適用されるべき書式設定を定義します
背景色 セクション見出しの背景色を定義します
位置合わせ セクション見出しの位置合わせを定義します

サマリー

書式設定オプション 説明
セクションサマリー

レポート上部のセクション集計表に使用するフィールドを定義します。

メモ

このオプションはクロス集計レポートには利用できません。
セクション合計 各セクションの合計を表示します
ラベルを表示 各セクションのセクション値の前に、フィールド名のラベルを表示または非表示にします
総合計 このセクションの総合計を表示します

並べかえ

書式設定オプション 説明
並べかえの方向 セクション値の並べ替え方向（昇順または降順）を定義します

書式設定オプションを表示する

セクションの値の表示を書式設定するために利用できる各種のオプションが用意されています。

メモ

以下のオプションはサポートされていません。

  • 国旗書式
  • HTML5 Videoフォーマッター
  • 参照コード
  • Youtubeフォーマッター
書式設定オプション 説明
テキスト

プレーン テキストとして値を表示します
大文字・小文字フォーマッター 大文字または小文字としてテキストを表示します
電子メールアドレス 電子メールクライアントが起動し、宛先にアドレスを事前に投入するハイパーリンクを作成します
HTMLフォーマッター ユーザーの選択に応じて、HTML タグを削除するか使用して、HTML タグを含むフィールドの書式を設定します
URLリンク(Link To URL)

戻されたデータの値を URL リンクに渡し、ハッシュ（##）を使用して、列の値を URL のどこに配置するかを示します

例: http://sample.projects.highbond.com/audits/##
RAW書式 データベースに保管されるとおりの値を表示します（書式設定は削除されます）
URL ハイパーリンク URL へのハイパーリンクを作成し、これを列に保管します