概要テーブル
概要テーブルは、1 つまたは複数のキー フィールドにある一意の値に関するレコードをグループ化し、そこで一致するレコード数のカウントを実行します。この概要を詳細にドリル ダウンするには、列を選択し、クロス集計を作成します。1 度概要を定義すると、数値フィールドを選択してクロス集計することもできます。
ヒント
限られたカテゴリの数を比較する場合に概要テーブルが最も効果的です。
この機能を使う状況
頻度の要約
キー フィールドの各一意の組み合わせにわたり値の頻度を表示するには、行のキー フィールドのみを選択し、テーブルを要約します。
例
ベンダーの状態 | ベンダー カテゴリ | カウント |
---|---|---|
TX | A | 3 |
TX | B | 15 |
CA | A | 47 |
NY | F | 2 |
クロス集計の要約
キー フィールドと列を選択します。そして、データで発生するカテゴリの可能性のある組み合わせの各回数を表現して 2 カテゴリの変数間の関係を集計するクロス集計を作成します。
例
クラスのランク | パフォーマンス | ||
---|---|---|---|
60% 以下の GPA | 60% ~ 79% の GPA | 80% 以上の GPA | |
大学 1 年生 | 32 | 60 | 15 |
大学 2 年生 | 25 | 70 | 23 |
大学 3 年生 | 40 | 60 | 10 |
大学 4 年生 | 15 | 45 | 30 |
小計
お使いのデータの可能性あるカテゴリの各組合せについて数値フィールドの合計を見つけるために要約に値を含めます。
データ構成の設定
設定 | サポートされるデータ型 | 説明 |
---|---|---|
列 | すべて | クロス集計の結果に 2 番目のカテゴリ変数を含めるために使用されるフィールドです。1 列を概要テーブルに追加してクロス集計を作成するか、単純な 1 次元の要約を実行するフィールドを空白のままにすることができます。 |
行 | すべて |
レコードのグループ化に使用されるフィールド。0 ~ n 行を追加することができます。概要テーブルの各レコードは、選択されたフィールドからの値の一意の組み合わせを代表します。 メモ 概要テーブルの並べ替えは、行を選択する順序に依存します。最初に選択した行は、選択するフィールドの英字または数字の順に並べ替えられます。これ以降、行を選択するたびに、同じロジックを使って、前の行の状態からさらに並べ替えが行われます。 |
値 | 数値 |
概要テーブル データで実行する計算:
概要テーブルに 0 ~ n の値フィールドを追加することができます。 |
グラフ表示の設定
- リザルトアプリを開きます。
- 該当するテーブルに移動します。
- [構成]パネルで[表示]をクリックし、次の設定を構成します。
設定 | 説明 |
---|---|
オプション | |
合計を表示 | 合計を表示または非表示にします。 |
例
在庫データの分析を行っています。ベンダー一覧のさまざまなベンダーについて単価と数量の情報をレビューする必要があります。また、これらの数値がいかに製品クラスおよびベンダーの都市について分類されるかを確認することにも関心があります。
単一のビューでこの情報を取り込むには、次の設定を利用して概要テーブルを作成します。
- 列 製品クラス
- 行 ベンダーの都市とベンダー名
- 値 手元の単価と数量
テーブルでは、定義したクロス集計にベンダー データを要約し、単価と数量の値に和演算を実行します。行は、まずベンダーの都市順に並べ替えられ、次に各都市内でベンダー名順に並べ替えられます。