ロボットでの AI スクリプト アシスタントの使用

ロボットの AI スクリプト アシスタントは、ロボットのスクリプト エディターで使用できるチャット ベースの人工知能ユーティリティです。AI スクリプト アシスタントは、Python、HighBond Command Language(HCL)、HighBond API に関する情報(コード スニペットを含む)を提供して、スクリプトの作成、編集、トラブルシューティングを支援します。

AI を使用すると、特定の言葉による質問に対する応答として有効なコードが提供されるので、スクリプトの開発作業の時間を短縮できます。また AI はエラー メッセージに追加のコンテキストを提供することで、スクリプトのデバッグも支援します。

すべてのロボット ユーザーに対して AI スクリプト アシスタントを有効にする方法について詳しくは、「AI スクリプト アシスタントの有効化」を参照してください。

メモ

AI スクリプト アシスタントは、HighBond またはワークフローのロボットで利用できます。ACL のロボットでは使用できません。

現在、AI スクリプト アシスタントは、英語での質問と回答をサポートしています。英語以外の言語の使用はまだ公式にはサポートされておらず、結果に一貫性がありません。

データ保護

Diligent One プラットフォームに入力する他のすべてのデータと同様、AI スクリプト アシスタントに入力する情報は完全に安全で、プラットフォーム外で公開されることはありません。また Diligent では、人工知能機能の基礎となるモデルをトレーニングする際に、お客様データを使用したり、お客様データにアクセスしたりすることはありません。

AI チャット セッションの仕組み

AI スクリプト アシスタントに質問すると、チャット セッションが開始されます。AI スクリプト アシスタントが応答し、さらに質問をすると、チャット セッションに会話履歴が残り、そのコンテキストを用いてより的を絞った回答が提供されます。

チャット セッションはスクリプトと一緒に保存されるため、そのセッションを後から参照したり、それまでのコンテキストを失うことなく後ほどそのセッションを続行したりすることが可能です。チャット セッションが削除されるのは、明示的に削除した場合のみです。

各ロボットのチャット セッションは、それが作成されたロボットと、作成したユーザーに固有です。そのため、2 人のユーザーが同じロボットで同じスクリプトを操作した場合でも、2 人のチャット セッションは別々に保持されます。チャット セッションには、セッションの作成者のみがアクセスできます。

ロボットとユーザーごとに、チャット セッションの最新バージョンが保存されます。スクリプトのバージョンごとに、別々のチャット セッションが保存されることはありません。