リスク ワークショップへの参加

ファシリテーターがホストする共同作業のリスク評価に参加します。

リスク ワークショップとは?

リスク ワークショップとは、リスク評価プロセスにおける共同作業に使用されるプラットフォームです。

機能の仕組み

ファシリテーターから電子メールを受信します。これは、リスク ワークショップに参加して、特定の運用セグメントと関連するリスクについて話し合い、スコアをつけることを招待するメールです。

参加者全員のスコアは、単一のリスク評価に自動的に平均化、集約され、レビューのためにファシリテーターに送信されます。

リスク ワークショップへの参加者

会社の各種部門から担当者がリスク ワークショップに毎年参加します。参加担当者は、個々の事業領域について総合的な知識を持っており、特定の事業分野への見解を提供できます。

リスク ワークショップの所要期間は?

リスク ワークショップの所要時間はさまざまですが、一般的に 3 ~ 5 日間開催されます。

リスク ワークショップへの参加に関するヒント

リスク ワークショップへの参加を成功させるためのポイントとなる事柄がいくつかあります。

スコアリングの基準の定義を理解する

リスクを定性的および定量的の両方の観点で適切に評価できるように、スコアリングの基準に関する定義を理解しておくことが重要です。

  • リスクをスコアリングする場合は、[評価]タブの[リスク スコアリングの定義]をクリックします。定義がファシリテーターによって作成されている場合は、各スコアの正確な要件について学べます。
  • スコアリングの基準の定義を理解していないか、定義が作成されていない場合は、ファシリテーターに連絡するか、リスク ワークショップにコメントを投稿してください。

定量的な例

EMEA 地域でのキャッシュ フロー リスクのコスト インパクトを評価する必要があります。

スコアリング ラベルには "低"、"中"、および "高" があります。定義には、各ラベルに関わるコスト インパクト(ドル)が含まれています。

  • 低 = $10,000,000 ~ $49,999,999
  • 中 = $50,000,000 ~ $99,999,999
  • 高 = $100,000,000 +

EMEA 地域のコスト インパクトを "中" と評価します。

結果 EMEA 地域のキャッシュフローリスクのコストインパクトは $50,000,000 ~ $99,000,000 になります。

定性的な例

自社部門へのマイナスのマスコミ報道によるリスク影響度を評価する必要があります。

スコアリング ラベルには "低"、"中"、および "高" があります。定義では、マイナスのマスコミ報道による影響度の目盛りを説明しています。

  • 低 = 全国的な短期のマイナスのマスコミ報道。
  • 中 = 全国的な長期のマイナスのマスコミ報道で、マーケット シェアの損失を伴うもの。
  • 高 = 国際的な長期のマイナスのマスコミ報道で、マーケット シェアの大幅な損失を伴うもの。

自社部門へのマイナスのマスコミ報道によるリスク影響度を "高" として評価します。

結果 マイナスのマスコミ報道によるリスク影響度は、国際的な長期のマイナスのマスコミ報道でマーケット シェアの大幅な損失を伴うもの、であると定義されます。

会話を始める

リスク評価は、参加者とファシリテーターとの間で行われる共同作業のプロセスです。

たとえば、リスク ワークショップ内にコメントを投稿すると、リスク スコアリングの背景にある論理的根拠について話し合うことができます。論理的根拠を支持する追加のドキュメントを提供する必要がある場合は、リスク ワークショップにファイルを直接添付することができます。

ワークフロー

手順

リスク ワークショップにナビゲート

  1. リスク ワークショップの電子メールの招待を開きます。
  2. 電子メール内で、[リスク ワークショップ]リンクをクリックします。

    リスク ワークショップが開きます。Launchpad にアクセスできる場合は、サインインするようプロンプトで表示されます。その後、リスク ワークショップにアクセスできます。

    注意

    電子メールの招待のリンクは、リスク ワークショップへのアクセス権を付与するパスワードのように機能します。セキュリティおよびプライバシーを確かなものとするには、リンクは共有しないでください。

リスク ワークショップをツアーする(省略可能)

  1. ツアー メモを読み、リスク ワークショップについてご理解ください。
  2. 次のいずれかを実行します。
    • 次のツアー メモに移動するには、[次へ]をクリックします。
    • ツアーを閉じるには、[閉じる]をクリックします。
ヒント

クエスチョン マークを選択し、[ > ワークショップ ツアーを再起動]を選択すれば、いつでもツアーを再開できます。

リスクをスコアリング

  1. リスク(#/# 評価済み)]一覧からリスクを選択します。

    評価]タブが開きます。リスクを評価する前にリスク属性を表示するには、[詳細]タブをクリックします。

  2. 評価]タブで、運用セグメントごとに、各リスク スコアリング係数の下の該当する領域をクリックします。

    メモ

    • インターフェイス用語はカスタマイズ可能であり、フィールドとタブも設定可能です。ご利用の Diligent One インスタンスでは、一部の用語、フィールド、およびタブが異なる可能性があります。
    • 必須フィールドが空白のままの場合、「このフィールドは必須です」という警告メッセージが表示されます。一部のカスタムフィールドにはデフォルト値が設定されている場合があります。
  3. 3、5、10 ポイントまたはカスタム目盛りを使用して各領域のスコアリングを行い、各運用セグメントをスコアリングします。

    リスク スコアリング係数の重要度を表示するには、そのリスク スコアリング係数の名前の上にマウス ポインターを置きます。

  4. 省略可能。スコアを消去するには、該当するスコアをクリックし、[クリア]を選択します。
    ヒント

    スコアを素早く消去するには、該当するスコアをクリックし、XDelete、または Backspace キーを押します。

  5. 各リスクを評価するには、手順 1 ~ 3 を繰り返します。

    結果 スコアはレビューのためにファシリテーターに自動的に送信されます。リスク ワークショップが開いている限り、スコアは再送信できます。

コメントと添付ファイルを追加(省略可能)

  1. リスク(#/# 評価済み)]一覧からリスクを選択します。

    評価]タブが開きます。

  2. コメント]タブをクリックします。
  3. 次のいずれかを実行します。
    • テキスト ボックスにコメントを入力し、[投稿]をクリックします。
      メモ

      自身のコメントのみを編集、削除できます。[コメント]タブ内のすべてのコメントは、ファシリテータとすべての参加者にも表示されます。

    • ファイルを指定の領域にドラッグします。または、[ファイルを選択]をクリックして、アップロードする特定のファイルを選択します。

      ファイルの最大サイズは 1 GB です。

      メモ

      セキュリティ上の理由から、Diligent One では、.bat.com.dmg.exe、または.src の拡張子の添付ファイルは受け付けません。

結果 スコア、コメント、添付ファイルがレビューのためにファシリテーターに自動的に送信されます。リスク ワークショップが開いている限り、スコアを再送信し、必要に応じて追加のコメントまたは添付ファイルを追加できます。