Windows の sc コマンドを使って AX Connector サービスの設定を変更するには、sc config を使用します。
sc コマンドは、以下に示す構文を使って 1 行に入力する必要があります。各値の先頭と等号の間にスペースを入れる必要があります。
sc config サービス名 <start= 開始の種類> <binpath= パスおよびパラメーター> <obj= アカウント> <password= パスワード>
AX Connector サービスのスタートアップの種類とユーザー アカウントを変更するとともに、ポートとデバッグ レベルを修正する必要があるとします。これを行うには、次のコマンドを各等号の後のスペースも含めて 1 行で入力する必要があります。
sc config AXConnector start= auto binpath= "C:\ACL\App\analytic_engine\aclse\aclsesvc.exe -p 10010 -d 4" obj= acl\jsmith password= test1234
設定を変更するサービスの名前。
自動の場合は "auto"、手動の場合は "demand"、無効の場合は "disabled" を指定します。
AX Connector 実行ファイル(aclsesvc.exe)へのフル パスと、修正したい AX Connector サービスに固有のスタートアップ パラメータを指定します。パスおよびパラメーターの文字列全体を二重引用符で囲む必要があります。追加できるパラメーターは、AX Connector パラメーターで説明されています。
省略可能。サービスを実行する Windows アカウント名。アカウントは、「ドメイン\ユーザー名」の形式で指定します。
省略可能。指定した Windows アカウントのパスワード。
上述の sc コマンドの binpath パラメーターで、AX Connector の実行可能ファイルのパスの後に以下のパラメーターを追加できます。
構成ディレクトリの場所を設定します。
ログに記録する詳細のレベルを設定します。次の表は、有効な値の一覧です。
値 |
名前 |
説明 |
---|---|---|
-1 |
OFF |
ログをオフにします。情報は何も記録されません。 |
0 |
FATAL |
致命的エラー メッセージのみ記録されます。 |
1 |
ERROR |
致命的エラー メッセージも含め、すべてのエラー メッセージが記録されます。 |
2 | WARNING |
警告メッセージとすべてのエラーが記録されます。これはデフォルト値です。 |
3 | INFO |
情報メッセージ、警告メッセージ、およびすべてのエラーが記録されます。 |
4 |
DEBUG |
デバッグ メッセージ、情報メッセージ、警告メッセージ、およびすべてのエラー メッセージが記録されます。 |
サービスの優先度を設定します。優先度は、オペレーティング システムのリソースをサービスに割り当てる順位を決定します。有効な範囲は 0 から 5 です。0 は優先度が最も低く、5 は最も高いことを示します。デフォルト値は 2 です。
使用するポート番号を設定します。デフォルト値は 10000 です。
アイドル状態のクライアント接続が終了するまでの秒数を設定します。デフォルト値は 900(15 秒)です。