リンク テーブルはマスター テーブルへの読み取り専用のショートカットであり、 マスター テーブルのソース データ ファイルに直接接続せずにマスター テーブル内のデータを示します。
マスター テーブルのソース データやレイアウトを更新すると、変更はすべてのリンク テーブルに適用されます。更新は、すべてマスター テーブルからリンク テーブルへの一方向でのみ行われます。
マスター テーブルを使用すると、変更のリスクなく一元的に統制されたテーブル レイアウト、およびデータ ファイルを維持することができます。そこで、変更することなく、データを表示し、分析する必要があるリンクされたテーブルをユーザーに配信することができます。
メモ
AX Server にソース データ ファイルがないレイアウトであるスタンドアロン レイアウトでも、上記と同じマスターとリンクの機能が利用可能です。
デフォルトでは、リンク テーブルやリンク レイアウトを使用するには、リンク項目が含まれるフォルダーのアクセス許可が必要です。ただし、AX Server の構成によっては、マスター項目が含まれるフォルダーのアクセス許可も要求できます。詳細については、リンク項目へのアクセス許可を参照してください。
ACL Analytics では、マスター テーブルやリンク テーブルはサポートされていません。エクスポートされたマスター テーブルやマスター レイアウト、またはリンク テーブルやリンク レイアウトは、ACL Analytics では別個のテーブルやレイアウトとして表示されます。
アクション | テーブル タイプ | 結果 |
---|---|---|
コピー | マスター | コピーは、リンクの全くないスタンドアロンのテーブルです |
コピー | リンク | コピーは、コピーされたリンク テーブルのマスター テーブルにリンクされています |
移動 | マスター | リンクされた関係は、新しい場所のアカウントに更新されます |
移動 | リンク | リンクされた関係は、新しい場所のアカウントに更新されます |
上書き | マスター | 結果は、原因がコピー、移動、またはインポートであるかどうかによって異なります |
上書き | リンク | テーブルは今後マスター テーブルにリンクされません |
マスター テーブルまたはマスター レイアウトが削除されると、それらのマスターにリンクしていたすべてのテーブルやレイアウトはリンク切れとなり、リンクから表示することができなくなります。リンク切れはマスターに再リンクできないため、リンクを削除することのみが可能です。
リンク切れは自動削除されずに引き続き表示されます。このため、ユーザーには、そのテーブルへのアクセス許可が存在しなくなったことが示されます。AX Server の構成内容によっては、リンク テーブルやリンク レイアウトを表示するために必要なアクセス許可がないユーザーに対して、それらもリンク切れとして表示することができます。
アクセス許可が不足しているためにリンク切れになったリンク テーブルやリンク レイアウトは、適切なアクセス許可を与えることで復元することができます。詳細については、リンク項目へのアクセス許可を参照してください。