DELETE コマンド

Analytics プロジェクト項目、テーブル レイアウトのフィールド、変数、1 つ以上のテーブル履歴エントリ、テーブル間の関係、または Windows フォルダーのファイルを削除します。ビューの列も削除します。

構文

目的

構文

Analytics プロジェクト項目を削除するには

DELETE 項目の種類 項目名 <OK>

テーブル レイアウトからフィールドを削除するには

DELETE フィールド名 <OK>

ビューから列を削除するには

DELETE COLUMN ビュー名 フィールド名 <ALL> <OK>

1 つまたはすべての変数を削除するには

DELETE {変数名|ALL} <OK>

現在の Analytics テーブルの履歴を削除するには

DELETE HISTORY <保持する履歴エントリ数> <OK>

2 つのテーブル間の関係を削除するには

DELETE RELATION <子テーブル名|リレーション名> <OK>

ファイルを削除するには

DELETE ファイル名 <OK>

開いているテーブルからすべてのレコード ノートと自動生成された RecordNote フィールドを削除するには

DELETE NOTES <OK>

パラメーター

名前 説明
項目の種類 項目名

削除対象となる項目の種類と名前。

次の項目タイプのいずれかを指定します。

  • FOLDER:項目名に指定するプロジェクト フォルダーとその内容
  • FORMAT:項目名に指定するテーブル レイアウトと、それに関連するビュー、インデックスおよび関連付け

    関連するテーブルのその他のテーブル レイアウトは保持されます。

    オプション]ダイアログ ボックス([ツール > オプション])の[テーブル]タブで、[テーブルと一緒にデータ ファイルを削除する]オプションがオンになっていなければ、テーブル レイアウトに関連付けられたデータ ファイル(.fil)は削除されません。

    このオプションのオン/オフは、スクリプトまたはコマンド ラインで SET DELETE_FILE {ON|OFF} コマンドを使用して切り替えることもできます。詳細については、SET コマンドを参照してください。

    注意

    テーブルと一緒にデータ ファイルを削除する]オプションをオンにする際には慎重に行ってください。テーブル レイアウトと共に元のデータ ファイルが削除される場合もあります。

    データ ファイルは完全に削除されます。Windows のごみ箱には送られません。

  • REPORT指定されたビュー

    ビューは、現在アクティブである場合には削除できません。

  • COLUMN 項目名に指定する列
  • SCRIPT(または BATCH) 項目名に指定するスクリプト
  • WORKSPACE 項目名に指定するワークスペース
  • INDEX 項目名に指定するインデックス
  • NOTES 開いているテーブル内のすべてのレコード ノートと、テーブル レイアウト内の RecordNote フィールド
フィールド名 | ALL

フィールドの削除

現在の Analytics テーブル レイアウトから削除するフィールドの名前

フィールドは、現在のビューに含まれている場合でもテーブル レイアウトから削除できます。

メモ

演算フィールドから参照されているフィールドは、まずその演算フィールドを削除してからでないと削除できません。

列の削除

指定したビューから削除する列の名前

メモ

列表示名ではなく、物理フィールド名を使用します。

  • ALL included(すべて含める) は、ビューにおける指定列のすべての出現箇所を削除します。
  • ALL omitted(すべて省略)は、ビューにおける指定列の最初(一番左)の出現箇所を削除します。
ビュー名 列を削除するビューの名前。
変数名 | ALL

削除する変数の名前。すべての変数を削除する場合は、ALL を使用します。

ALL を指定すると、プロジェクトから以下のタイプの変数の出現がすべて削除されます。

  • システム変数
  • 一時的なユーザー定義変数
  • 永続的なユーザー定義変数

メモ

演算フィールドから参照されている変数は、まずその演算フィールドを削除してからでないと削除できません。

HISTORY 保持する履歴エントリ数

テーブルの全履歴エントリのうち、保持する履歴エントリ数で指定した数の直近のエントリより前の履歴エントリがすべて削除されます。

すべてのエントリを削除する場合は、保持する履歴エントリ数を省略します。

RELATION 子テーブル名 | 関連付け名

依存関係がなく、アクティブなビューやアクティブな演算フィールドで参照される関連フィールドもない関係がすべて削除されます。

削除する関連付けを指定するには、以下のオプションを使用します。

  • 子テーブル名 関連付けに固有の名前が付けられていない場合に(関連付けを作成したときのデフォルト名を)使用します。
  • 関連付け名 関連付けが固有の名前を付けて作成されている場合に使用します。そうでない場合は、子テーブル名を使用します。

どちらのオプションも使用しない場合は、最後に定義された関連付けが削除されます。

ファイル名

削除する物理ファイルの名前。

削除するファイルへの絶対パスまたは相対パスを指定することができます。パスにスペースが含まれている場合は、パスを二重引用符で囲みます。

OK

省略可能

確認ダイアログボックスを表示せずに項目を削除します。

日付フィールドの削除

次の例では、Ar テーブルに関連付けられているテーブル レイアウトから Date フィールドが削除されます。

OPEN Ar
DELETE Date

ビューから複数の列を削除する

Ar テーブルに関連付けられている AR_Report ビューから 2 つの列を削除するとします。次の例では、スクリプト実行時に確認プロンプトが表示されないよう、2 つの DELETE コマンドのどちらでも OK が指定されています。

OPEN Ar
DELETE COLUMN AR_Report Date OK
DELETE COLUMN AR_Report Invoice_Date OK
ACL のスクリプト作成ガイド 14.1