ACL のスクリプト作成ガイド 14.1

NOTIFY コマンド

電子メール通知メッセージを送信します。

NOTIFY USER ユーザー名 <PASSWORD パスワード> MAILBOX パス名 ADDRESS 受信者 <CC Cc 受信者> <BCC Bcc 受信者> <SUBJECT 件名> MESSAGE メッセージ <ATTACHMENT パス名>
名前 説明
USER ユーザー名

送信者の電子メール アドレス。

PASSWORD パスワード

省略可能

メール サーバー用のパスワード。

MAILBOX パス名

電子メール メッセージを送信するために使用する SMTP サーバー名。例:

MAILBOX "mailserver.example.com"
ADDRESS 受信者

1 人または複数人の受信者の電子メール アドレス。複数人の受信者の電子メール アドレスの場合は、カンマで区切ります。

最大 1020 文字を入力します。

CC Cc_受信者

省略可能

1 人または複数人のカーボン コピー受信者の電子メール アドレス。複数人の受信者の電子メール アドレスの場合は、カンマで区切ります。

最大 1000 文字を入力します。

BCC Bcc_受信者

省略可能

1 人または複数人のブラインド カーボン コピー受信者の電子メール アドレス。複数人の受信者の電子メール アドレスの場合は、カンマで区切ります。
SUBJECT 件名

省略可能

電子メール メッセージの件名。
MESSAGE メッセージ

電子メール メッセージの本文テキスト。メッセージはプレーン テキストのため、HTML はサポートされていません。

メッセージに改行を挿入したい場合は、次の 2 文字を使用します。^^

ATTACHMENT パス名

省略可能

1 つ以上の添付ファイルのパスとファイル名。文字列を引用符で囲んで指定する必要があります。

複数の添付ファイルを指定するには、パス名にカンマ区切りのファイルのリストを入力します。

ATTACHMENT "result1,result2"

エラー報告の電子メールを送信する

スクリプトを実行し、失敗した場合には電子メール通知を送信したいとします。NOTIFY を使って電子メール メッセージを定義し、以下の 2 つの添付ファイルを添付します。

  • ログ ファイル
  • エラーが記録された .fil ファイル
NOTIFY USER "support@company.com" MAILBOX "mail.company.com" ADDRESS "script_admin@example.com" SUBJECT "エラー レポート" MESSAGE "スクリプトの処理に失敗しました。詳細を添付しました。" ATTACHMENT "Errors.fil,ACL_Demo.log"

受信者と添付ファイル

NOTIFY コマンドを使用すると、1 人以上の受信者に電子メール通知メッセージを送信することができます。メッセージには、データ ファイルや Analytics プロジェクトを添付して含めることができます。

NOTIFY コマンドは、スクリプトが予期せず失敗したときに、適切な担当者へ通知するために使用できます。

プロトコルとポート

コマンドは、Microsoft Exchange やその他の多くのメール サーバーで使用される SMTP(簡易メール転送プロトコル)をサポートする任意のメール サーバーで使用することができます。またこのコマンドは、ローカルにメールを送信する(Microsoft およびその他提供の)古い電子メール アプリケーションで使用することもできます。

NOTIFY はポート 25 を使用するため、このポートが開いている必要があります。開いていない場合、コマンドは失敗します。

エラー処理

Analytics をメール サーバーに接続できない場合は、接続の試行が 10 秒おきに 5 回繰り返されます。接続の試行がすべて失敗した場合、NOTIFY コマンドはキャンセルされ、メッセージがログに記録されますが、スクリプトは処理を続行します。

このデフォルトの動作は、SET コマンドを使用して変更できます。接続の試行回数と試行の間隔に別の値を指定したり、追加の接続試行をオフにしたりすることができます。また、NOTIFY コマンドがキャンセルされたらスクリプトの処理が停止されるように指定することもできます。詳細については、SET コマンドを参照してください。

無効な電子メール受信者は、NOTIFY コマンドの失敗と見なされないので、関連する設定に関係なく、これによりスクリプトが停止されることはありません。