PYDATE( ) 関数
外部の Python スクリプトの関数によって計算された日付値を返します。Python によるデータ処理は Analytics の外部で行われます。
構文
PYDATE("Py ファイル,Py 関数" <, フィールド|値 <,...n>>)
パラメーター
名前 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
Py ファイル、Py 関数 |
文字 |
実行する Python スクリプトの名前、カンマ、値を返す関数の名前。 たとえば、「myScript,myFunction」と指定します。 Python スクリプトを指定する場合、ファイル拡張子は省略してください。呼び出す関数から、同じ Python スクリプトやその他のスクリプトにある他の関数を呼び出すことができますが、実行するスクリプトはすべて、実行前に PYTHONPATH システム環境変数のフォルダーに入れておく必要があります。 詳細については、Python の Analytics 連携用設定を参照してください。 メモ 使用する Py関数は、Python の datetime.date オブジェクトを返す必要があります。 |
フィールド|値 <,...n>
省略可能 |
文字 数値 日付時刻 論理 |
Python 関数の引数として使用するフィールド、式、リテラル値から成るこのリスト。値は呼び出す関数に指定順に渡されます。 Python スクリプトの関数定義を満たすのに必要な数の引数を指定できます。 メモ 文字入力から先頭と末尾の空白を除去するには、ALLTRIM(str) のように ALLTRIM() 関数を使用します。詳細については、ALLTRIM( ) 関数を参照してください。 |
出力
日付時刻。
例
基本的な例
`20160630` が返されます。
PYDATE('hello,due_date', `20160531`, 30)
次の例は、日付と、日数としての猶予期間を入力として取って、請求書の支払期日を計算する外部 Python スクリプトです。請求日が 2016-05-31 で、猶予期間が 30 日の場合、支払期日は "2016-06-30" となります。
#! python 日付時刻インポート時間差分から def due_date(inv_date, period): return(inv_date + timedelta(period))
高度な例
演算フィールドを定義する
Python スクリプトを使って支払期日を計算する演算フィールドを Ap_Trans テーブルに定義します。
OPEN AP_Trans DEFINE FIELD due_date COMPUTED WIDTH 27 PYDATE( "hello,due_date" ,Invoice_Date, Pay_Period)