PYDATETIME( ) 関数

外部の Python スクリプトの関数によって計算された日付時刻値を返します。Python によるデータ処理は Analytics の外部で行われます。

構文

PYDATETIME("Pyファイル,Py関数" <, フィールド|値 <,...n>>)

パラメーター

名前 種類 説明
Py ファイル、Py 関数

文字

実行する Python スクリプトの名前、カンマ、値を返す関数の名前。

たとえば、「myScript,myFunction」と指定します。

Python スクリプトを指定する場合、ファイル拡張子は省略してください。呼び出す関数から、同じ Python スクリプトやその他のスクリプトにある他の関数を呼び出すことができますが、実行するスクリプトはすべて、実行前に PYTHONPATH システム環境変数のフォルダーに入れておく必要があります。

詳細については、Python の Analytics 連携用設定を参照してください。

メモ

使用する Py関数は、Python の datetime オブジェクトを返す必要があります。

フィールド|値 <,...n>

省略可能

文字

数値

日付時刻

論理

Python 関数の引数として使用するフィールド、式、リテラル値から成るこのリスト。値は呼び出す関数に指定順に渡されます。

Python スクリプトの関数定義を満たすのに必要な数の引数を指定できます。

メモ

文字入力から先頭と末尾の空白を除去するには、ALLTRIM(str) のように ALLTRIM() 関数を使用します。詳細については、ALLTRIM( ) 関数を参照してください。

出力

日付時刻。

基本的な例

`20170101t0500` が返されます。

PYDATETIME("hello, combine_date_time", `20170101`, `t0500`)

次の例は、日付の引数と時間の引数を入力として取り、これらを合成した datetime オブジェクトを返す外部 Python スクリプトです。

# hello.py content
日付時刻インポート日付時刻から

def combine_date_time(d,t):
    return datetime.combine(d,t)

高度な例

日付時刻に時刻を付加する

`20160101t2230` が返されます。

PYDATETIME("hello,add_time", `20160101 150000`, `t073000`)

次の例は、日付時刻と時間を入力として取り、日付時刻に時刻を付加する外部 Python スクリプトです。データの例:2016-01-01 15:00:00 + 7 時間 30 分 00 秒 = 2016-01-01 22:30:00

# hello.py content
日付時刻インポート時間差分から
日付時刻インポート日付時刻から
日付時刻インポート時刻から
def add_time(start, time_to_add):
    return start + timedelta(hours=time_to_add.hour, minutes=time_to_add.minute, seconds=time_to_add.second)
ACL のスクリプト作成ガイド 14.1