データ構造およびデータ書式の要件

データ構造の概要

データ構造またはレコード構造は次のことを指します。

• レコードに含まれるフィールド（データ要素）
• フィールドの数と順序
• フィールドのデータ型と長さ

フィールドは、姓、名、住所、業者 ID など、レコードに含まれる個々のデータ単位です。

データ書式の概要

データ書式は、次のようなフィールドに含まれる値の特性を示します。

• 位置揃え
• 大文字/小文字
• 日付の書式

同じデータ構造または書式の要件

Analytics では、データの結合方法に応じて、結合されるテーブル内のレコードまたはフィールドは、同じデータ構造を持っている必要があります。場合によっては、フィールド値は同じ書式である必要があります。

データ結合の要件	データ構造の要件	データ書式の要件
最後に追加	フィールドが直接互いに追加されるためには、同じ物理名を持ち、同じデータ カテゴリに属している必要があります。	要件なし
抽出/最後に追加	抽出されるテーブルおよび追加されるテーブル内の、レコード、ビュー内の全フィールド、または選択したすべてのフィールドは構造内で正確に同じである必要があります。	日付時刻書式が同じである必要があります
マージ	マージされるテーブルの全体レコードは、構造がまったく同じである必要があります。	日付時刻書式が同じである必要があります
結合 関連付け	結合または関連付けられるテーブルの共通のキー フィールドは、構造がまったく同じである必要があります。	結合および関連付けでは、値が正しく照合されるように、共通キー フィールドの値はあらゆる点で等しく書式設定されている必要があります。

データ構造の詳細要件

結合されるテーブルの要件	最後に追加 （共通フィールド）	抽出/最後に追加 （レコード全体、ビュー内のフィールドまたは選択フィールド）	マージ （レコード全体）	結合 （共通キー フィールド）	関連付け （共通キー フィールド）
フィールド（データ要素）	同じデータ要素である必要があります	同じデータ要素である必要があります	同じデータ要素である必要があります	同じデータ要素である必要があります	同じデータ要素である必要があります
フィールド名	同じである必要があります	異なってもかまいません	異なってもかまいません	異なってもかまいません	異なってもかまいません
フィールドの数と順序	数が同じである必要があります 順序は異なっていても構いません	同じである必要があります	同じである必要があります	該当なし	該当なし
対応するフィールドのデータ型	データ カテゴリが同じである必要があります 日付時刻サブタイプが同じである必要があります 文字および数値データ サブタイプの自動調整	同じである必要があります	同じである必要があります	同じである必要があります 文字 - 数値結合の自動一致	同じである必要があります
対応するフィールドのフィールド長	異なってもかまいません	同じである必要があります	同じである必要があります	データ型によって、同じである必要があるか、または同じであることが推奨されます 文字キー フィールドの長さの自動一致	同じであることが推奨されます

データ書式の詳細要件

対応するフィールドの要件	最後に追加 （共通フィールド）	抽出/最後に追加 （レコード全体、ビュー内のフィールドまたは選択フィールド）	マージ （レコード全体）	結合 （共通キー フィールド）	関連付け （共通キー フィールド）
日付/日付時刻書式	日付、日付時刻、または時刻書式の自動調整	同じである必要があります	同じである必要があります	異なってもかまいません	異なってもかまいません
位置揃え	異なってもかまいません	異なってもかまいません	異なってもかまいません 違いは、キー フィールドの並べ替え順序に影響を与えます	同じである必要があります	同じである必要があります
大文字/小文字	異なってもかまいません	異なってもかまいません	異なってもかまいません 違いは、キー フィールドの並べ替え順序に影響を与えます	同じである必要があります	同じである必要があります
フィールド値の書式 （標準ハイフネーション、ストリート形式の略語、など）	異なってもかまいません	異なってもかまいません	異なってもかまいません 違いは、キー フィールドの並べ替え順序に影響を与えます	同じである必要があります	同じである必要があります