HighBond リザルトへの例外のエクスポート
HighBond を使用している場合は、Analytics テーブルの例外データをリザルトのテーブルにエクスポートすることができます。例外をエクスポートするには、Analytics からデータをエクスポートする標準的な手順を使用できますが、異なる点が若干あります。
セキュリティ要件
統制テストへ例外データをエクスポートする機能は、特定の HighBond の役割の割り当て、または管理者特権を必要とします。
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リザルト コレクションのプロフェッショナル ユーザーまたはプロフェッショナル部長の役割を担うユーザーは、そのコレクション内のあらゆる統制テストに結果をエクスポートすることができます。
メモ
監査部門長の役割のユーザーのみが統制テストの既存のデータをエクスポートおよび上書きできます。
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HighBond アカウント管理者およびリザルト管理者は、HighBond 組織、または管理する組織のすべてのコレクションで自動的にプロフェッショナル部門長の役割を取得します。
パスワード要件
パスワードが必要ではない
Analytics のコピーをアクティベーションするためにオンライン アクティベーションを使用した場合は、リザルトにエクスポートするパスワードを指定する必要がありません。パスワードは自動的に作成され、コンピューターに保存されたアクティベーション情報に基づいてリザルトに送信されます。
パスワードが必要
Analytics のコピーをアクティベーションするためにオフライン アクティベーションを使用した場合は、リザルトにエクスポートするパスワードを指定する必要がありません。必須のパスワード値は、HighBond アクセス トークンです。
アクセス トークンを取得するには
- Analytics メインメニューで[ツール]>[HighBond アクセス トークン]を選択し、HighBond にサインインします。
アクセス トークンが返されるので、これをコピーして、パスワード プロンプトに貼り付けることができます。
注意
アカウント パスワードのようにアクセス トークンを保護してください。HighBond アカウント固有の情報が含まれます。アクセス トークンを共有しないでください。
メモ
リザルトにエクスポートするスクリプトを使用し、ロボット、Analytics Exchange、または分析アプリ ウィンドウでスクリプトを実行する場合にはパスワードが必要です。
エクスポートの制限事項
例外データをリザルト内の統制テストにエクスポートする際の制限事項を下に示します。
これらの制限内では、同じ統制テストに複数回エクスポートできます。統制テストにすでにデータが存在する場合は、それを上書きする、または新しいデータを追加するオプションがあります。
メモ
統制テストに最大 100,000 レコードエクスポートできますが、より小さく、より明確な例外セットを作成する方がよいでしょう。
項目 | 最大 |
---|---|
エクスポートあたりのレコード数 | 100,000 |
統制テストあたりのレコード数 | 100,000 |
レコードあたりのフィールド数 | 500 |
フィールドあたりの文字数 | 256 |
Analytics とリザルトとの間でフィールドを一致させる
リザルトと Analytics 間でデータを往復する場合は、リザルト テーブルのすべてのフィールド名がより厳しい Analytics フィールド名要件を満たすことを確認する必要があります。そうでない場合、Analytics とリザルト データが一致しないおそれがあります。
たとえば、リザルト フィールド名の特殊文字は、 Analytics にインポートされるときに自動的にアンダースコアに変換されます。これは、フィールド名がリザルトの元の名前と一致しないことを意味します。後から Analytics データをリザルトの元のテーブルにエクスポートする場合は、フィールドが正しく一致しません。
往復するデータでこの問題を回避するには、CSV または Excel ファイルからリザルトにデータをアップロードする前に、以下の Analytics フィールド名要件を満たしていることを確認します。
- 特殊文字またはスペースがない
- 数字で始まらない
- 英数文字またはアンダースコア文字( _ )のみを含む
メモ
アンケート フィールドの末尾にデータを追加するときには、Analytics で表示名を変更した場合でも、リザルトの列の表示名は、アンケート構成で指定された名前のままです。
リザルトへの例外のエクスポート
- データのエクスポートの手順に従います。適切な時点で、以下の手順を実行します。
- [エクスポート形式]ドロップダウン リストから HighBond をクリックします。
- リザルト テーブルの既存のデータを上書きする場合は、[エクスポート オプション]で[テーブルの上書き]を選択します。テーブルに既に存在するデータに追加を行う場合は、これを選択解除しておきます。
メモ
既存のリザルト フィールドに Analytics フィールドを追加できるのは、両者間で一致する物理フィールド名がある場合に限ります。各アプリケーション内でのフィールドの表示名は問いません。Analytics では、物理フィールド名はテーブル レイアウトの名前です。リザルト内のフィールド名に一致しないフィールド名を持つエクスポート対象フィールドは、リザルト内では新しい列となります。
テーブルにおける列間の順序は重要ではありません。
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列の表示名をリザルトにエクスポートするには、[エクスポート オプション]で[フィールド表示名を含める]を選択します。これにより、リザルトにおける列の表示名とフィールド名が Analytics の場合と同じになります。このオプションを選択しなかった場合の結果は、フィールドとビューのどちらをエクスポートするかによって異なります。
フィールドのエクスポート ビューのエクスポート [フィールド表示名を含める]を選択した場合 Analytics のフィールド名が、リザルトのフィールド名になります。Analytics の表示名が、リザルトの表示名になります。 [フィールド表示名を含める]を選択解除した場合 Analytics のフィールド名が、リザルトのフィールド名と表示名になります。 Analytics の表示名が、リザルトのフィールド名と表示名になります。
メモ
Analytics のバージョン 14.1 以降を使ってビューをエクスポートすることでデータを設定したリザルト テーブルにビューを追加する場合は、[フィールド表示名を含める]を選択したくないはずです。その理由は、そのようにすると、異なるフィールド名を持つ列がエクスポートされる可能性があるため、リザルト内に新しい列が作成されて、製品間でデータが不一致となるためです。
- 次のいずれかを実行します。
エクスポート先テーブルの ID 番号がわかっている場合:
To テキスト ボックスに ID 番号を入力します。
- 番号を入力します。引用符は付けないでください。たとえば、99 のように入力します。
- 数字のみを入力します。ファイル名を入力してはいけません。
- 北米以外のデータ センターにエクスポートする場合は、データ センターのコードも指定する必要があります。統制テストの ID 番号とデータ センターのコードは、アット マーク(@)で区切る必要があります。たとえば、99@eu と指定します。
データ センター コードは、どの地域の HighBond サーバーにデータをエクスポートするのかを指定します。
- ap – Asia Pacific(アジア太平洋)
- au – Australia(オーストラリア)
- ca – Canada(カナダ)
- eu – Europe(ヨーロッパ)
- us – 北米のデータ センターがデフォルトであるため、@us を指定するのはオプションです。
エクスポート先テーブルの ID 番号がわかっていない場合または新しいテーブルを作成する場合:
- To を選択し、[宛先テストを選択]ダイアログボックスで該当する分析フォルダーに移動します。
- 次のいずれかを実行します。
- 既存のテーブルを選択し、[OK]をクリックします。
- [新しいデータ アナリティクス]フィールドに名前を入力し、[作成]をクリックします。
[エクスポート]ダイアログ ボックスに戻ります。統制テスト ID 番号 とデータ センター コードは [To]テキストボックスに事前に入力されます。
- [エクスポート]ダイアログ ボックスで、ほかに行う作業が完了したら[OK]をクリックします。
例外データがリザルトへエクスポートされる間は進捗インジケーターが表示されます。エクスポートの操作が完了すると、そのエントリがログに記録されます。