リスク マネージャーとフレームワークの同期

リスク マネージャーアプリはフレームワーク アプリと統合されます。リスク マネージャーアプリのリスクと統制は、フレームワーク アプリとリアルタイムで同期されます。組織のリスクと統制のための中央リポジトリが備えられ、リスク マネージャーまたはプロジェクト、あるいはその両方で組織のリスクと統制を管理できるようになりました。

リスク マネージャー - フレームワークの同期機能には、以下のいずれかのソリューションのサブスクリプションが必要です。IT リスクマネジメントサードパーティ リスクマネジメントリスクマネジメント

機能の仕組み

リスク マネージャーアプリでリスクまたは統制を追加または編集するたびに、これらの変更は自動的にフレームワーク アプリに複製され、同期をトリガーするために手動で何かを行う必要はありません。項目がフレームワーク アプリと同期されたら、プロジェクトまたはフレームワークにインポートして作業することができます。

同期に必要なコンポーネント

リスク マネージャーアプリからフレームワーク アプリへの同期には、以下のコンポーネントが必要です。

  • フレームワーク アプリ内の、リスク マネージャーと呼ばれる新しい固定フレームワーク。
  • リスク マネージャーアプリから同期されたリスクと統制を保存するための、リスク マネージャーフレームワークの下の、リスク マネージャーと呼ばれる新しい固定目標。
    メモ

    組織の構成に応じて、「目標」を「セクション」、「プロセス」、「サイクル」、「機能分野」、「アプリケーションシステム」、「リスク カテゴリ」または別のカスタマイズされた用語で言い表すこともできます。

  • 内部統制ワークフローがある、リスク マネージャーと呼ばれる新しいプロジェクトの種類。これは、ユーザーインターフェイスでは表示されません。

必要とするサブスクリプションがあれば、お客様に代わって固定コンポーネントを作成し、すべてをセットアップしますので、Diligent の担当者にお知らせください。

同期される項目

  • リスクと統制 リスク マネージャーアプリのリスクと統制は、フレームワーク アプリのリスクマネージャーフレームワークと同期されます。

    たとえば、リスク マネージャーアプリでリスクを作成すると、数秒以内にフレームワーク アプリのリスク マネージャーフレームワークでこのリスクが作成されます。同様に、リスク マネージャーアプリの統制も、フレームワーク アプリのリスク マネージャーフレームワークと同期されます。

    リスク マネージャーではテスト計画は利用できません。そのため、リスク マネージャーから同期される統制ごとに、対応するテスト計画がフレームワーク アプリで自動的に作成されます。

  • リスクと統制の関係 リスク マネージャーアプリで、リスクを統制に、統制をリスクにリンクすると、これらの関連付けはフレームワーク アプリのリスク マネージャーフレームワークにも同期されます。

    この同期は、特にリスクと統制の関連付けに適用されることに注意してください。リスクとリスク、統制と統制、リスクと資産、統制と資産といったその他の関連付けは同期されません。

同期されない項目

リスク マネージャーアプリの以下のリスクと統制の関係は同期されません。

  • 別のリスクにリンクされるリスク。
  • 別の統制にリンクされる統制。
  • リスクにリンクされる資産。
  • 統制にリンクされる資産。

同期したリスクや統制はフレームワーク アプリで編集できますか?

リスク マネージャーフレームワークでは、同期されたリスクや統制の編集または削除はできません。何か変更を加えたい場合、リスク マネージャーアプリで行うことができ、その変更はフレームワーク アプリのリスクマネージャーフレームワークに反映されます。

また、リスク マネージャーフレームワークやリスクマネージャー目標などのような固定されたコンポーネントの編集または削除もできません。

ヒント

リスク マネージャーフレームワークのリスクマネージャーボタンを使用して、リスクマネージャーアプリに移動し、変更を加えることができます。

メモ

リスク マネージャーフレームワークでテスト計画を編集することができます。

フレームワークと同期したリスク マネージャーのメリット

リスク マネージャーをフレームワークと同期させることで、以下のようなメリットがあります。

  • リスク マネージャーは、組織内のすべてのリスクと統制の中心的なリポジトリとなることができます。
  • プロジェクトの種類に関係なく、同期されたリスクと統制を任意のプロジェクトやフレームワークにインポートすることができます。
  • インポートした後、プロジェクトアプリでそれらのリスクと統制を使用し、それらに関連するさまざまなワークフローを実行することができます。

リスク マネージャーフレームワークでの相違点

リスク マネージャーフレームワークは他のフレームワークとは異なります。リスク マネージャーフレームワークの主な目的は、リスクマネージャーアプリから同期されるリスクと統制を保存することです。リスク マネージャーフレームワークでは、他のフレームワークと同じように作業することはできません。

以下のセクションは、他のフレームワークと比較した場合のリスク マネージャーフレームワークの制限をリストしています。これらの相違点はページごとに記載されています。

リスク マネージャーフレームワークのランディングページ

  • 計画]/[参照]タブがない: 参考情報やファイルを追加することはできません。

リスク マネージャーフレームワークの[設定]ページ:

  • [名前]および[説明]フィールドは読み取り専用で、編集することはできません。
  • プロジェクトの種類]フィールドがない: プロジェクトの種類を変更することはできません。内部統制ワークフローを持つ、リスク マネージャーと呼ばれる新しいプロジェクトの種類がデフォルトで選択されています。これは、ユーザーインターフェイスでは表示されません。
  • 保証]フィールドは常に有効で、淡色表示されています。これを無効にすることはできません。
  • 保存]または[フレームワークを削除]ボタンがない: 固定されたリスク マネージャーフレームワークを編集または削除することはできません。
  • 一括インポート]タブがない: リスク マネージャーフレームワークに項目を一括インポートすることはできません。

リスク マネージャーフレームワークの[目標]タブ:

  • RiskMgr 目標と呼ばれる、新しい固定された目標があります。
  • 目標を追加]または[目標をインポート]ボタンがない: リスク マネージャーフレームワークに目標を追加またはインポートすることはできません。
  • 移動]ドロップダウンリストに[説明文]オプションがない:説明文を追加することはできません。

リスク マネージャー目標の[概要]タブ:

  • 概要]タブの詳細は読み取り専用で、編集することはできません。
  • 説明文]タブがない: 説明文を編集することはできません。
  • エンティティ対象範囲]リンクがない: エンティティをリンクすることはできません。
  • 目標の削除]ボタンがない: 固定されたリスク マネージャー目標を削除することはできません。

リスク マネージャーフレームワークのリスク コントロール マトリクス

  • 追加]または[インポート]ボタンがない: リスクと統制を追加またはインポートすることはできません。
  • 関連付け]ボタンがない: リスクまたは統制を関連付けることはできません。
  • PDF または Excel へのエクスポートオプションがない: リスクと統制をエクスポートすることはできません。

リスク マネージャーフレームワークの[リスクの詳細]ページ

  • リスクの詳細]ページのデータは読み取り専用で、編集することはできません。
  • エンティティ対象範囲]リンクがない: エンティティをリンクすることはできません。
  • 保存]または[フレームワークを削除]ボタンがない: リスクを編集または削除することはできません。

リスク マネージャーフレームワークの[統制の詳細]ページ

  • 統制の詳細]ページのデータは読み取り専用で、編集することはできません。
  • エンティティ対象範囲]リンクがない: エンティティをリンクすることはできません。
  • 保存]または[統制を削除]ボタンがない: 統制を編集または削除することはできません。

次の手順

リスク マネージャーアプリのリスクと統制をリスク マネージャーフレームワークと同期させたら、これらの項目を希望のプロジェクトやフレームワークにインポートすることができます。インポートの詳細については、リスクのインポート / 手続きまたは統制のインポート を参照してください。