ビューの参照

レポートの構築に使用可能なビューについて理解します。

利用可能なビュー:

ビューは、レポートの構築に使用可能な Diligent One のカテゴリとフィールドを定義します。フィールドはデータの特定の列であり、カテゴリはビュー内のフィールドの論理グループです。

メモ

実地調査またはフレームワーク ビューを使用して、レポートでプロジェクトまたはフレームワークの情報を表示するには、プロジェクトまたはフレームワークは 1 つ以上の目標を含んでいる必要があります。プロジェクト アプリにおける目標の詳細については、目標の定義を参照してください。

ビュー名 説明 使用例と備考 カテゴリー

アクション項目

このビューには、すべてのアクティブなプロジェクトの問題アクション項目が含まれます。

  • 管理レポートの場合、このビューはプロジェクト別、問題所有者別、アクション所有者別に集約レポートを生成し、期限別に未対応のアクションを報告します。
  • アクション監視の場合、このビューでは、所有者別のアクションのフィルターリング、高度なブロードキャスト機能を使用した、設定した期限または繰り返し頻度に基づく通知の自動化ができます。複数のアクションが割り当てられたビジネス所有者の場合、レポートと通知を統合するために有用な方法です。
  • より詳細なレベルのレポートにドリルダウンする概要レベルの管理レポートまたはダッシュボードを作成します。
  • 各完了したアクションはプロセスまたはポリシーの変更を表すので、GRC 処理の結果を定量化します。
  • アクション
  • 問題
  • 目標
  • プロジェクト
  • システム

エンティティ別アクション項目

このビューには、エンティティ別のすべてのアクティブなプロジェクトの問題アクション項目が含まれます。レコードは問題レベルでタグ付けされたエンティティごとに複製されるため、エンティティ別に結果をフィルターリングできます。

  • 管理レポートの場合、このビューでは、エンティティ モデルに応じて、アクション情報を集約できます。
  • エンティティ別の問題の合計数を示したダッシュボード レポートのサマリーを生成します。
  • 詳細レポートを生成し、単一の問題にマッピングされたすべてのエンティティ値を示します。
  • アクション
  • 問題
  • 目標
  • プロジェクト
  • システム

アーカイブされた問題

このビューには、すべてのアーカイブされたプロジェクトの問題が含まれます。

  • 管理者は完了したプロジェクトをアーカイブし、プロジェクトを読み取り専用の状態にロックすることができますが、監視およびフォローアップが必要な未対応の問題がある場合があります。このビューは未対応の問題のレポートを生成できます。
  • 管理者は、今年と比較した前年の計画から見つかった問題または完了した問題の数に関する比較レポートを作成できます。
  • 現在のプロジェクトと比較できるアーカイブ済みプロジェクトの問題に関するサマリー レポートを生成します。たとえば、前年の監査(または SOX レビュー)における現行プロジェクトの統制別問題数と比較した統制別問題数です。
  • 統制
  • 問題
  • 目標
  • プロジェクト
  • システム

エンティティ別アーカイブされた問題

このビューには、エンティティ別のすべてのアーカイブされたプロジェクトの問題が含まれます。レコードは問題レベルでタグ付けされたエンティティごとに複製されるため、エンティティ別に結果をフィルターリングできます。

  • エンティティ別の問題の合計数を示したダッシュボード レポートのサマリーを生成します。
  • 詳細レポートを生成し、単一の問題にマッピングされたすべてのエンティティ値を示します。
  • 統制
  • 問題
  • 目標
  • プロジェクト
  • システム

実地調査

このビューには、目標、リスク、統制、ウォークスルー、テスト計画、およびテストを含む、すべてのアクティブなプロジェクトのデータがあります。

管理レポートの場合、失敗した統制テストと関連付けられたリスクに関するレポートを生成できます。

ヒント

これが最も汎用性のあるビューです。このビューを使って、報告したい特定のデータのみのクエリを行えるようになったので、フィールドのサブセットについて報告できるようになりました。

  • 統制
  • 目標
  • 計画ファイル
  • プロジェクト
  • 結果ファイル
  • リスク
  • システム
  • テスト計画
  • テスト
  • ウォークスルー
エンティティ別実地調査

このビューには、エンティティ別の目標、リスク、統制、ウォークスルー、テスト計画、およびテストを含む、すべてのアクティブなプロジェクトのデータが表示されます。レコードは統制レベルでタグ付けされたエンティティごとに複製されるため、エンティティ別に結果をフィルターリングできます。

管理レポートの場合、失敗した統制テストと関連付けられたリスクに関するレポートを生成できます。

  • 統制
  • 目標
  • 計画ファイル
  • プロジェクト
  • 結果ファイル
  • リスク
  • システム
  • テスト計画
  • テスト
  • ウォークスルー
フレームワーク このビューには、目標、リスク、および統制を含むフレームワークのデータが含まれます。

業務レポート目的で、フレームワークに関連付けられた複数のプロジェクトからの結果を統合、集約するレポートを生成できます。

たとえば、さまざまな地域に基づく一連の SOX プロジェクトがある場合は、各地域から結果を集約できます。

  • 統制
  • フレームワーク
  • 目標
  • 計画ファイル
  • リスク
  • システム
  • テスト計画

問題

このビューには、すべてのアクティブなプロジェクトの問題が含まれます。

  • すべてのプロジェクトの問題を集約する概要レベルのレポートを生成し、期限または問題所有者または管理職別に未対応の問題を報告できます。
  • 詳細レベルのレポートを生成し、期限に基づいて問題所有者に繰り返し通知を送信できます。
  • 統制
  • 問題
  • 目標
  • プロジェクト
  • システム

エンティティ別問題

このビューには、エンティティ別のすべてのアクティブなプロジェクトの問題が含まれます。レコードは問題レベルでタグ付けされたエンティティごとに複製されるため、エンティティ別に結果をフィルターリングできます。

  • エンティティ別の問題や統制の合計数を示したダッシュボード レポートについて、サマリーを生成します。
  • 詳細レポートのサマリーを生成し、単一の問題にマッピングされたすべてのエンティティ値を示します。
  • 統制
  • 問題
  • 目標
  • プロジェクト
  • システム

プロジェクトとユーザー

このビューには、割り当てられたユーザーおよび関連付けられたロールを含むプロジェクト詳細があります。

割り当てられたユーザーおよびロール別にすべてのプロジェクトのユーザー アクセス監視に関するレポートを生成します。

  • プロジェクト
  • システム
  • ユーザー
エンティティ別プロジェクトとユーザー

このビューには、エンティティ別に割り当てられたユーザーおよび関連付けられたロールを含むプロジェクト詳細があります。レコードは、エンティティ別に結果をフィルター処理できるように、プロジェクトの計画レベルで各タグ付けされたエンティティに対して複製されます。

割り当てられたユーザーおよびロール別にすべてのプロジェクトのユーザー アクセス監視に関するレポートを生成します。

  • プロジェクト
  • システム
  • ユーザー

要求項目

このビューには、すべてのアクティブなプロジェクトの要求項目が含まれます。

  • すべてのプロジェクトで要求を監視するレポートまたはクライアント(PBC)リストによって提供されるレポートを生成します。
  • 要求所有者または期限別に要求を監視し、高度なブロードキャスト機能を使用して、要求を単一の所有者に集約し、繰り返し通知リマインダーを送信します。
  • プロジェクト
  • 要求項目
  • システム
リザルト このビューには、リザルトのテーブルに関連するレコードのメタデータがすべて含まれます。
  • リザルトで例外トランザクションのメタデータをレポートできます。
  • 進捗状況別に例外を要約するレポートを生成するか、例外のサイクルタイムを要約するレポートを生成し、改善が遅いか、より多くの例外を生成している可能性がある地域またはビジネス領域を確認できます。
  • 分析
  • コレクション
  • レコード
  • 結果テーブル
  • システム
ストラテジー このビューには、戦略リスク、対策、および ストラテジーからの保証が含まれます。
  • すべての対策領域で集約されたリスク保証を示すレポートを生成します
  • 各戦略リスクに関連付けられたコスト インパクトについてレポートします。
  • すべての組織戦略リスクのリスク ヒートとリスク スコアについてレポートし、影響度スコア合計と発生可能性スコア合計を示します。
  • 目標
  • プロジェクト
  • 戦略リスク
  • システム
タイムシート このビューには、すべてのアクティブなプロジェクトのタイムシート詳細が含まれます。

詳細レベルの要約で、プロジェクトで取り込まれた時間を集計します。

  • 目標
  • プロジェクト
  • システム
  • タイムシート
ToDo

このビューには、すべてのアクティブなプロジェクトとフレームワークの ToDo が含まれます。

組織のすべてのアクティブなプロジェクトとフレームワークで入力されたすべての ToDo 項目を示すレポートを生成します。

アクティブなプロジェクトまたはフレームワークにのみ関連付けられた ToDo に関してレポートするには、プロジェクトの進捗状況ごとにフィルター処理できます。

  • プロジェクト
  • システム
  • ToDo

"エンティティ別" ビュー

末尾に ”エンティティ別” が追加されているビューは、プロジェクトのエンティティ構造に従ってそのビューをレポートすることができます。プロジェクトのエンティティに項目(プロジェクト/フレームワーク、目標、リスク、統制、または問題)をタグ付けすると、レポートアプリで、エンティティ固有のレポートを生成できます。

プロジェクト アプリにおけるエンティティへのタグ付けの詳細については、エンティティのタグ付けの設定を参照してください。

"エンティティ別" ビューはいつ使用すべきか?

"エンティティ別" ビューは、[親エンティティ]、[エンティティ カテゴリ]、または[エンティティ]フィールドをレポートに特別に含めたいレポート作成者を対象としています。これらのビューの[エンティティ]フィールドはデータを分割するために使用されます。

エンティティは、プロジェクトの作成日に基づき順序が決まります。

メモ

エンティティ別にデータを分割する必要がない場合は、「エンティティ別」と末尾に記されていないビューを使用することをお勧めします。

"エンティティ別" ビューと他のビューとの違い

データがレポートに表示される方法には違いがあります。データが複数行に独立して表示されるか、または単一行に統合されるかのいずれかになります。

たとえば、2 つのエンティティにタグ付けされている単一の統制を持っているとしましょう。以下の表では、2 つのビューの種類に基づき、統制データがどのようにレポートに表示されるかを説明しています。

ビューの種類 データはレポートでどのように表示されるか
"エンティティ別" と末尾に示されたビュー

データは 2 行で独立して表示されます。

  • 第 1 行には、統制タイトルと、最初にタグ付けされたエンティティが表示されます。
  • 第 2 行には、同じ統制タイトルと、2 番目にタグ付けされたエンティティが表示されます。
"エンティティ別" と末尾に示されていないビュー

データは単一行に統合されます。

統制に関連付けられた 2 つのタグ付けされたエンティティはカンマ区切りの別々の一覧に表示されます。