主キーの指定

テーブルのレコードを一意に識別するには、データ アナリティクスの主キー フィールドを指定します。テーブルに主キーがある場合は、Analytics からレコードをテーブルにエクスポートし、既存のレコードを更新できます。

テーブルに主キーがない場合は、Analytics からエクスポートされたレコードは、テーブルの一番下に追加されるか、それらはテーブルを完全に上書きしますが、これは Analytics の "テーブルの上書き" の設定によって異なります。詳細については、Diligent One リザルトへの例外のエクスポートを参照してください。

機能の仕組み

主キー フィールドの設定

データ アナリティクスを作成し、テーブルにレコードをインポートしたら、インポートされたフィールドの 1 つを主キー フィールドとして選択できます。主キー フィールドの値は、一意でなくてはならず、このフィールドを使用して、テーブルの各レコードを一意に識別します。

メモ

データ アナリティクスに主キー フィールドを指定する場合、インポートされたフィールドを選択する必要があります。アンケートの回答と情報列は、一意でないため、主キーとして使用することはできません。調査またはイベント レポートでは主キー フィールドを設定できません。

テーブルの更新

主キー フィールドが設定されたら、Analytics からの後続のエクスポートは、テーブルに個々のレコードを更新できます。

  • 一致 主キーフィールドと、Analytics からエクスポートされた対応するフィールドに、一致する値が存在する場合、既存のレコードはエクスポートされたレコードに存在する値で更新されます

    メモ

    エクスポートされたレコードに存在するフィールドのみが、既存のレコードで更新されます。エクスポートされたレコードが既存のレコードのフィールドのサブセットである場合は、既存のレコードは部分的にのみ更新されます。

  • 一致なし 主キーフィールドと、Analytics からエクスポートされた対応するフィールドに、一致する値が存在しない場合、既存のレコードは更新されず、エクスポートされたレコードはテーブルに追加されます

リザルトが Analytics からのデータでテーブルを更新できない場合は、電子メール通知は、エクスポートを実行した担当者に送信されます。

例: レコードの更新

リザルトでのデータ アナリティクス

リザルトに既存のレコードがあります。[請求書 ID]フィールドが主キーフィールドとして設定され、そのレコードの主キーの値は "132" になります。

請求書 ID データ 1 データ 2 データ 3 アンケート 1 アンケート 2
132 A B   回答 1 回答 2

Analytics における Analytics テーブル

Analytics には、[請求書 ID]フィールドと、[データ 1]と[データ 3]のフィールドにレコードを含むテーブルがあります。テーブルには、データ 4 と呼ばれるデータ アナリティクスに表示されないフィールドも含まれています。

請求書 ID データ 1 データ 3 データ 4
132 B D 新規

請求書 ID]フィールドの値は、リザルトのデータ アナリティクスでの[請求書 ID]の値と一致します。このデータを Analytics からリザルトのデータアナリティクスにエクスポートする場合:

  • データ 1データ 3 の値が更新されます
  • データ 2 の値は変更されません
  • データ 4 のフィールドはデータアナリティクスに追加されます

エクスポートを実行後のリザルトのデータ アナリティクス

Analytics でエクスポートを実行後、レコードが更新されます。

請求書 ID データ 1 データ 2 データ 3 データ 4 アンケート 1 アンケート 2
132 B B D 新規 回答 1 回答 2

エクスポート時の上書き

Analytics での "テーブルの上書き" エクスポートオプションは、エクスポートされたデータをテーブルに追加する前に、リザルトのデータアナリティクスの既存のデータを削除します。リザルトで個々のレコードを更新するには、[テーブルの上書き]オプションを選択しないでください

テーブルの上書き]を選択すると、主キーフィールドに次のことが発生します:

  • エクスポートされたデータに現行の主キーと同じフィールド名が含まれている場合は、エクスポートされたフィールドのデータ型に関わらず、主キーが保持されます
  • エクスポートされたデータに現行の主キーと同じフィールド名が含まれていない場合は、主キーが設定されず、主キー フィールドが使用されません

主キー フィールドを指定する

メモ

リザルト管理者、Professional 部門長、およびプロフェッショナル ユーザーのみがこのタスクを完了できます。

  1. リザルトアプリを開きます
  2. 更新したいテーブルを含むコレクション分析に移動します。
  3. そのテーブルについて、[]、[設定]の順にクリックします。
  4. 主キーフィールド]一覧から、主キーとして使用するフィールドを選択します。データ アナリティクスごと、1 つの主キー フィールドだけを指定できます。重複した主キーの値または空白の値が存在するフィールドは、主キーとして指定できません。
  5. 保存]をクリックします。

主キーフィールドを保存すると、フィールドの列ヘッダーが主アイコンを表示し、解釈において主キーを特定します。