オンプレミス ロボット エージェントのシステム要件

オンプレミスのロボットエージェントをインストールする前に、インストール先のサーバーが以下に概要を示したハードウェアとソフトウェアの要件を満たしていることを確認してください。

メモ

このトピックの情報は、オンプレミスのロボットエージェントを使用して、ACL ロボットで ACLスクリプトを実行する組織にのみ適用されます。

ACL Robotics Professional Edition を有する個人および組織にはオンプレミスロボット エージェントがありません。HighBond ロボットとワークフロー ロボットの Python/HCL スクリプトはロボット エージェントを使用しません。

ハードウェア要件

メモ

本番環境での最適なロボット エージェントのパフォーマンスには、最小の仕様よりも多くのリソースを必要とする場合があります。

コンポーネント オプション 推奨
プロセッサ
  • 2.5 ギガヘルツ (GHz)
  • 3.5 GHz 以上のクアッドコア プロセッサ(または 2 個のデュアルコア プロセッサ)
3.5 GHz 以上のクアッドコア プロセッサ(または 2 個のデュアルコア プロセッサ)。
メモリ

(RAM)

8 GB

大規模ファイルを並べ替える場合は特に、16 GB 以上のメモリ

ハード ディスク領域
  • 100 GB 以上
  • 200 ~ 500 GB

200 ~ 500 GB のディスク領域。高速のディスク アクセスおよびスループットの使用をお勧めします。

ポート

TCP/IP 接続。HTTPS ポート 443 でのアウトバウンド通信。

ポートは Diligent One とのアウトバウンドの通信にオープンである必要があります。

すべての通知は、オンプレミスロボット エージェントによって開始され、転送中に暗号化されます。

ユーザーによって確認またはインストールされる必要があるソフトウェア要件

メモ

オンプレミス ロボット エージェントは、一覧に記載されているバージョンのオペレーティング システムとサードパーティ製ソフトウェアで動作することがテスト、検証されています。ロボット エージェントは一覧に記載されていないバージョンでも動作する場合がありますが、保証は行われません。

一覧に記載されていないバージョンでロボット エージェントを使用することは「サポートされていないインストール」と見なされます。問題が発生した場合に、サポート チームが解決できない可能性があります。

要件 追加情報

Windows Server オペレーティングシステム

次のオペレーティング システム(64 ビット)のいずれか

  • Windows Server 2022
  • Windows Server 2019
  • Windows Server 2016

    (エディション:Essentials または Standard)

推奨:Windows Server 2019 または 2022

R、64ビット(オプション)

R プログラム言語と統合する Analytics 関数を使用するには、次のものをインストールし、構成する必要があります。

以下のバージョンの R はテスト済みであり、ロボット エージェントで動作します。

  • 4.0.3
  • 3.4.4
  • 3.3.2
  • 3.3.1
  • 3.2.5
  • 3.2.3

CRAN R または Microsoft R を使用できます。

メモ

その他のバージョンの R も同様に動作するはずですが、保証の限りではありません。

CRAN R パッケージの 1 つを使用している場合は、R バイナリ フォルダーへのパスをサーバーの PATH 環境変数に追加する必要があります。

例: C:\Program Files\R\R-<version>\bin\x64

メモ

R 関数または RCOMMAND を使用しない場合は、R をインストールする必要はありません。

メモ

Analytics の2つのオプションの機能では、Python の別個の2つのインスタンスをインストールする必要があります:

  • Analytics Python 関数では、顧客がインストールした Python のインスタンスが必要になります。
  • Analytics 機械学習コマンドでは、ロボットエージェントのインストールの一環として、インストール可能な Python のインスタンスが必要となります。

その他の詳細は以下に表示されます。

Python、32ビット (オプション)

Python プログラミング言語と統合できる Analytics 関数を使用するには、次の項目をインストールし、構成する必要があります。

  • Python
  • PYTHONPATH 環境変数
  • ACLPYTHONDLL 環境変数

以下のバージョンの Python はテスト済みであり、ロボットエージェントで動作します。

  • 3.7
  • 3.8
  • 3.9

メモ

バージョン 3.7.x 以上の Pythonon は、ロボット エージェントで動作するはずです。ただし、リストにないバージョンが動作するかは保証できません。

Python をインストールする場合は、サーバーでも実行できるよう Python を設定する必要があります。詳細については、オンプレミスのロボット エージェントでの Python 使用の設定を参照してください。

メモ

Python 言語と Analytics 関数を統合して使用しない場合は、この言語をインストールする必要はありません。

Python、32ビット (オプション)

Analytics 機械学習コマンドを有効にするには、次の項目をインストールする必要があります。

  • Python エンジン(Analytics 版)(3.7.9)

ロボットエージェントのインストール中に[機械学習を有効にする(Analytics 版 Python エンジンをインストールする)]チェックボックスをオンにした場合は、Analytics 版 Python エンジンがインストールされます。

メモ

Paython のこのインスタンスは、Analytics の Python 関数との併用、または一般的な Python の使用を目的としたものではありません。これらの用途には、Python の別のインスタンスをインストールする必要があります。

Oracle Instant Client (オプション)

ACL Connector for Oracle を使用するには、次の項目をインストールする必要があります。

  • Oracle Instant Client 11g または 12c
  • ACL Connector for Oracle を使用しない場合は、Oracle Instant Client をインストールする必要はありません。
  • Oracle Instant Client が何ビット版であるかと、お使いのオペレーティング システムが何ビット版であるかが一致する必要があります。32 ビット版の Instant Client を 64 ビット マシンにインストールしても、接続が失敗するためです。
  • ロボット エージェントの後に Oracle Instant Client をインストールする場合は、Robots Agent Windows サービスを再起動してから、コネクターを使用する必要があります

自動的にインストールされるソフトウェアの前提条件

次のソフトウェア必須コンポーネントがサーバーにインストールされていない場合、それらはロボット エージェント インストーラーによって自動的にインストールされます。

  • Microsoft .NET Framework 4.6.2

    メモ

    お使いのサーバーに既に .NET 4.6.0 または 4.6.1 がインストールされている場合、ロボット エージェントではそのインストールされている .NET のバージョンが使用されるため、4.6.2 バージョンはインストールされません。

  • Microsoft Visual C++ 2015-2019 再配布可能パッケージ(x64 および x86)
  • Microsoft Visual C++ 2013 再配布可能パッケージ(x64)(任意のデータ コネクターがインストールされている場合のみ)
  • Microsoft Visual C++ 2012 再配布可能パッケージ(x64)(任意のデータ コネクターがインストールされている場合のみ)
  • Microsoft Access データベースエンジン 2016(32 ビット)、オプション

ロボット エージェントのインストール ディレクトリに含まれるされる要件

以下のコンポーネントのローカル コピーは、ロボット エージェントとともにインストールされ、ロボット エージェントのインストール ディレクトリに格納されます。

  • Python エンジン 3.7.9 および TPOT 0.10.2 – Analytics の機械学習コマンドで使用されます。

Analytics データ コネクター

ロボット エージェント インストールには多数の Analytics データ コネクターが含まれます。ほとんどのコネクターは ODBC ドライバーで、ロボット エージェント インストール ディレクトリにインストールされます。

標準データ コネクター

ロボットエージェントをインストールするときには、デフォルトで次のデータコネクターがインストールされます。

カテゴリ コネクター
ビッグデータと NoSQL
  • Amazon Athena
  • Amazon DynamoDB (v.2)
  • Amazon Redshift (v.2)
  • Apache Cassandra (v.2)
  • Apache HBase (v.2)
  • Apache Hive (v.2)
  • Apache Phoenix
  • Azure Data Catalog
  • Azure Data Lake Storage
  • Azure Table
  • CockroachDB
  • Couchbase (v.2)
  • Elasticsearch
  • Google BigQuery (v.2)
  • IBM Cloudant
  • MarkLogic
  • MongoDB (v.2)
  • Parquet
  • Presto
  • Snowflake
  • Spark SQL (v.2)
ERP および CRM システム
  • Dynamics 365 Business Central
  • Dynamics 365 Finance and Operations
  • Dynamics 365 Sales
  • Dynamics CRM
  • Epicor ERP
  • Exact Online
  • NetSuite
  • Odoo
  • Oracle HCM Cloud
  • Salesforce (v.2)
  • SAP(機能させるには、追加のサブスクリプション資格が必要です)
  • SAP ByDesign
  • ServiceNow
  • SugarCRM
  • SuiteCRM
  • Workday
財務会計ツール
  • ADP
  • Dynamics GP
  • Dynamics NAV
  • QuickBooks
  • QuickBooks Online
  • QuickBooks POS
  • Sage 50 UK
  • Sage Cloud Accounting
  • Sage Intacct
  • SAP Concur (v.2)
マーケティングおよびアナリティクス
  • Google Analytics
  • LinkedIn
  • Marketo
  • Oracle Eloqua
  • Oracle Sales Cloud
  • Splunk
  • SurveyMonkey
  • Twitter
コラボレーション ソリューション
  • Active Directory
  • Airtable
  • AWS Data Management
  • Azure Active Directory
  • Azure Management
  • Basecamp
  • DocuSign
  • 電子メール
  • Excel
  • Excel Online
  • Exchange
  • GitHub
  • Google Contacts
  • Google Sheets
  • Jira
  • Kintone
  • Microsoft Teams
  • SAP SuccessFactors
  • SharePoint
  • Slack
  • Zendesk
ファイルおよび API 統合
  • Amazon S3
  • Box
  • CSV
  • DigitalOcean
  • Dropbox
  • Google Cloud Storage
  • Google Drive
  • JSON
  • LDAP
  • Microsoft OneDrive
  • OData
  • REST
  • RSS/ATOM
  • SFTP
eコマースソリューション
  • Edgar Online
  • Open Exchange Rates
  • ShipStation
  • Square
  • Stripe
  • UPS
  • USPS
リレーショナルデータベース
  • Apache Impala (v.2)
  • Azure Analysis Services
  • Microsoft Access
  • MySQL
  • Oracle (v.2)
  • SAP Hybris Cloud for Customer
  • SQL Server (v.2)
  • Sybase
  • Sybase IQ
  • Teradata (v.2)
  • xBase
セキュリティ ツール
  • Qualys
  • Tenable.sc
その他のコネクター
  • Rsam

任意のデータ コネクター

次のデータコネクターは任意です。ロボットエージェントをインストールするときにインストールしないことを選択できます。

  • Amazon Redshift
  • Cassandra
  • Concur
  • Couchbase
  • Drill
  • DynamoDB
  • Google BigQuery
  • HBase
  • Hive
  • Impala
  • MongoDB
  • Oracle
  • Salesforce
  • Spark
  • SQL Server
  • Teradata