ロボットに保存されている作業データの管理
各ロボットには中央のデータ保存エリアがあり、Analytics データテーブルや、Excel や delimited などのファイルを無期限で保存し、今後のタスクで入力として使用したり、過去の記録を保存したりすることができます。 保存エリアのデータは、ACL スクリプトや Python/HCL スクリプトで生成することも、手動でアップロードすることも可能です。
各ロボットについて、開発モードと生産モードのデータ保存エリアは完全に分離されており、モードをまたいだデータの共有はありません。 詳細については、「ロボットの開発モードと本番モード」を参照してください。
メモ
Analytics データ テーブルは、オンプレミスロボット エージェントでのみサポートされます。 これらは、クラウドベースのロボット エージェントではサポートされません。
作業データと結果データ
保存エリアのデータは作業データであり、結果データではありません。 中央のデータ保存エリアに結果データは保存されていません。 その代わりに、データを生成した個々のタスクランとともに、タスクの実行タブに格納されます。 一方、中央保存エリアの作業データは、さまざまな異なるタスクによって作成されたり、さまざまな場所から手動でアップロードされたりすることがあります。 作業データは上書きも可能ですが、結果データは上書きできない固定の最終成果物です。
ロボットの種類およびロボット エージェントの種類別のデータ保存機能
データ保存は、ロボットの種類およびロボット エージェントの種類に基づいていくらか異なります。 その違いを以下にまとめます。
データ保存特性 |
ACL ロボット オンプレミスロボット エージェント |
ACL ロボット クラウドベースのロボット エージェント |
HighBond ロボット ワークフローロボット クラウドベースの Python エンジン |
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データ保存エリア |
入力/出力タブ |
[作業データ]領域 スクリプト エディターの[作業データ]タブまたは[作業データ]パネルからアクセスできます |
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サポートされているデータ型 |
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保存エリアに作業データを追加する方法 |
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ロボット間の作業データを共有/リンクする |
はい |
いいえ | いいえ |
作業データをスクリプトの入力として使用する
スクリプトの入力として作業データを使用する方法は、スクリプトの種類とデータの種類によって異なります。
メモ
いずれの方法でも、スクリプトを実行する前に、またはスクリプトでデータが必要とされるポイントの前に、ロボットの[入力/出力]タブまたは[作業データ]領域に作業データが存在する必要があります。
スクリプトタイプ | データ保存エリア | Analytics データテーブルをスクリプトの入力として | ファイルをスクリプトの入力として |
---|---|---|---|
ACL スクリプト | 入力/出力タブ |
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次の両方を実行します。
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Python/HCL スクリプト |
作業データ タブ または スクリプト エディターの[作業データ]パネル |
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次の両方を実行します。
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ロボットのデータ保存エリアにファイルを手動でアップロードする
メモ
ロボットのデータ保存エリアにアップロードするファイルは、サイズが 1 GB を超えてはならず、許可されたファイルタイプでなければなりません。 詳細については、「ロボットで許可されているファイル タイプ」を参照してください。
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Launchpad ホームページ(www.highbond.com)からロボット アプリを選択して開きます。
すでに Diligent One を使用している場合は、左側のナビゲーション メニューを使用してロボット アプリに切り替えることができます。
- ロボットのダッシュボードから、該当するロボットの種類のタブを選択します。
- ファイルをアップロードするロボットに移動し、そのロボットを選択して開きます。
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ロボットの右上隅で、[本番]または[開発]をクリックして、使用するモードを選択します。
詳細については、「ロボットの開発モードと本番モード」を参照してください。
- 入力/出力タブまたは作業データタブで、以下のいずれかを実行します。
- ドラッグアンドドロップ ローカルファイルシステムから 1 つまたは複数のファイルを選択し、ファイルまたはロボット ファイルのアップロードエリアにドラッグしてください。
- ファイルを選択 [コンピューターから選択]をクリックし、ローカル ファイル システムからアップロードするファイルに移動して、ファイルを選択し、[開く]をクリックします。
[既存のファイルを上書きする]ダイアログボックスが表示されたら、上書きしたいファイルを選択し、[上書き]をクリックします。
結果 ファイルが[入力/出力]タブの[ファイル]または[作業データ]タブの[ロボットファイル]の下にアップロード、そして表示されます。
メモ
HighBond ロボットまたはワークフロー ロボットでは、スクリプト エディターの[作業データ]タブまたは[作業データ]パネルからファイルをアップロードすることもできます。アップロードされたファイルは、両方の場所に表示されます。
Analytics データテーブルまたはファイルの詳細を表示する
メモ
Analytics データのテーブルまたはファイルの実際の内容を表示するには、そのテーブルまたはファイルをローカル コンピューターにダウンロードする必要があります。
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Launchpad ホームページ(www.highbond.com)からロボット アプリを選択して開きます。
すでに Diligent One を使用している場合は、左側のナビゲーション メニューを使用してロボット アプリに切り替えることができます。
- ロボットのダッシュボードから、該当するロボットの種類のタブを選択します。
- Analytics データ テーブルまたはファイルが含まれるロボットに移動し、そのロボットを選択して開きます。
-
ロボットの右上隅で、[本番]または[開発]をクリックして、使用するモードを選択します。
詳細については、「ロボットの開発モードと本番モード」を参照してください。
- 入力/出力タブまたは作業データタブで、表示するテーブルまたはファイルを選択します。
テーブルの詳細パネルまたは ファイルの詳細パネルが開き、選択したテーブルまたはファイルに関する情報が表示されます。
Analytics データのテーブルまたはファイルをダウンロードする
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Launchpad ホームページ(www.highbond.com)からロボット アプリを選択して開きます。
すでに Diligent One を使用している場合は、左側のナビゲーション メニューを使用してロボット アプリに切り替えることができます。
- ロボットのダッシュボードから、該当するロボットの種類のタブを選択します。
- ダウンロードする Analytics データ テーブルまたはファイルが含まれるロボットに移動し、そのロボットを選択して開きます。
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ロボットの右上隅で、[本番]または[開発]をクリックして、使用するモードを選択します。
詳細については、「ロボットの開発モードと本番モード」を参照してください。
- 入力/出力タブまたは作業データタブで、ダウンロードするテーブルまたはファイルを選択します。
メモ
HighBond ロボットまたはワークフロー ロボットでは、スクリプト エディターの[作業データ]パネルからもファイルをダウンロードできます。
- 次のいずれかを実行します。
- [テーブル詳細]パネルで、[AN でテーブルを表示]をクリックします。
結果 Analytics プロジェクト名<ロボット名>.acl がローカルコンピューターにダウンロードされます。プロジェクトには、選択したテーブルだけでなく、入力/出力タブにあるすべての Analytics データテーブルが含まれます。
Analytics でプロジェクトを開き、テーブルを表示できます。
- [ファイルの詳細]パネルで、[ダウンロード]をクリックします。
結果 ファイルはローカル ファイル システムにダウンロードされ、ネイティブ アプリケーションで開くことができます。
- [テーブル詳細]パネルで、[AN でテーブルを表示]をクリックします。
Analytics データテーブルまたはファイルを削除する
注意
現在共有されている Analytics データテーブルを削除すると、そのテーブルにリンクしている他のロボットのタスクはすべて失敗します。 共有されているテーブルを削除する前に、必要に応じて、他のロボットユーザーとの間で調整を図るようにしてください。
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Launchpad ホームページ(www.highbond.com)からロボット アプリを選択して開きます。
すでに Diligent One を使用している場合は、左側のナビゲーション メニューを使用してロボット アプリに切り替えることができます。
- ロボットのダッシュボードから、該当するロボットの種類のタブを選択します。
- 削除する Analytics データ テーブルまたはファイルが含まれるロボットに移動し、そのロボットを選択して開きます。
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ロボットの右上隅で、[本番]または[開発]をクリックして、使用するモードを選択します。
詳細については、「ロボットの開発モードと本番モード」を参照してください。
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次のいずれかを実行します。
ACL ロボットからテーブルまたはファイルを削除する
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入力/出力タブで、削除するテーブルまたはファイルを 1 つ以上選択します。
[選択した項目を削除]ボタンは、現在選択されているテーブルまたはファイルの数で更新されます。 [その他のテーブル]セクションまたは[ファイル]セクションの上部にあるチェックボックスを選択して、セクション内のすべてのテーブルまたはファイルを削除します。
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[n 個の選択した項目を削除]をクリックし、削除の確定で[削除]をクリックします。
結果 選択したテーブルまたはファイルが削除されます。
また、[テーブルの詳細]パネルまたは[ファイルの詳細]パネルから、単一のテーブルまたはファイルを選択して削除することもできます。
メモ
[入力/出力]タブからリンクされたテーブルを削除する場合には、どちらのテーブル削除方法も使用できません。詳細については、ACL ロボットでのデータ テーブルの共有と関連付けを参照してください。
HighBond ロボットまたはワークフローロボットからファイルを削除する
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[作業データ]タブで、削除するファイルを 1 つ以上選択します。
[選択した項目を削除]ボタンは、現在選択されているファイルの数で更新されます。 [ロボットファイル]セクションの上部にあるチェックボックスを選択して、セクション内のすべてのファイルを削除します。
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[n 個の選択した項目を削除]をクリックし、削除の確定で[削除]をクリックします。
結果 選択したファイルが削除されます。
また、[ファイルの詳細]パネルから、単一のファイルを選択して削除することもできます。
スクリプト エディターの[作業データ]パネルでもファイルの削除をサポートしています。
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