AX Server のアップグレード
AX Server インストーラーを使用すると、Analytics Exchange をバージョン 14.x からバージョン 15.1.1 に直接アップグレードできます。
インストーラーを使用して、バージョン 15.1.0 から 15.1.1 にアップグレードすることはできません。バージョン 15.1.0 に対して手動でパッチを適用できます。
メモ
AX Server のインストールまたはアップグレードを行う前に、既知の問題を確認します: インストールとアップグレードに関する既知の問題
14.x より前のバージョンからアップグレードしている場合は、ヘルプについてサポートまでお問い合わせください。
以下の表は、別のバージョンの Analytics Exchange のアップグレード パスについて説明します。
現在インストールされている Analytics Exchange | アクション | 結果 |
---|---|---|
Analytics Exchange 15.1.0 |
log4j-2.17.1-patch-ax.zip を使用してバージョン 15.1.0 のパッチを手動で適用する 詳細については、重大なセキュリティ脆弱性(CVE-2021-44832、-45105、-45046、-44228)のパッチを参照してください。 メモ Analytics Exchange インストーラーを使用したバージョン 15.1.0 から 15.1.1 へのアップグレードはサポートされていません。手動のパッチを使用してください。 |
Analytics Exchange 15.1.0 のパッチが適用され、15.1.1 へのアップグレードは不要です |
Analytics Exchange 14.x |
AX Server 15.1.1 インストーラー(ACLAX1511_Server_<edition>.exe)を実行します。 AX Engine Node も使用している場合は、AX Engine Node 15.1.1 インストーラー(ACLAX1511_EngineNode_<edition>.exe)を実行します。 |
Analytics Exchange がバージョン 15.1.1 にアップグレードされます |
Analytics Exchange 13 |
ヘルプについては、サポートへお問い合わせください。 メモ Analytics Exchange 15.1.1 インストーラーを使用して、バージョン 13 から 15.1.1 に直接アップグレードすることはできません。 |
アップグレードを行う前にインストールをバックアップ
前のインストールを復元する必要が生じた場合に備えて、アップグレード処理を開始する前に既存のインストールをバックアップしておきます。手順は次のとおりです。
AX Server Windows サービスを停止する
- サービスが実行中のサーバーで、[管理ツール]ダイアログ ボックスから[サービス]ウィンドウを開きます。
- サービスの一覧にあるサービスを右クリックし、停止]を選択します。
メモー
システムを停止するか、複数のサービスを停止する場合は、次の順序でサービスを停止する必要があります。
- Analytics Exchange Connector
- ACL Analytics Exchange Service
- Analytics Exchange Database(PostgreSQL インストールのみ)
Analytics Exchange データベースをバックアップする
特定のデータベース インスタンスのバックアップについては、次のいずれかを参照してください。
アプリケーション ファイルおよびサブフォルダーのバックアップ
AX Server がインストールされているサーバーに次のサブフォルダーのコンテンツをバックアップします。
- App\TomCat\conf
- Data\repository\datafiles (デフォルト ロケーション)
datafiles サブフォルダーがデフォルト ロケーションを使用しないか、または AX Server がインストールされているサーバーに存在しない場合には、aclAuditExchange.xml ファイルの dataFilePath プロパティにこのロケーションを設定します。
AX Server Windows サービスの再起動
- サービスが実行中のサーバーで、[管理ツール]ダイアログ ボックスから[サービス]ウィンドウを開きます。
- サービスの一覧にあるサービスを右クリックし、[開始]を選択します。
メモ
システムを再起動するか、複数のサービスを開始する場合は、次の順序でサービスを開始する必要があります。
- Analytics Exchange Database(PostgreSQL インストールのみ)
- ACL Analytics Exchange Service
- Analytics Exchange Connector
関連する .prf ファイルを参照するすべてのアナリティクス スクリプトの更新
If you use the //FILE tag to reference a .prf preference file that overrides the global preferences file in your analytic scripts, you must update the reference to a version of the .prf file that comes with the latest version of the software when you upgrade.If you do not, the global preferences file is used instead of the older version of the .prf file you are referencing.
The name of the file contains the software version number, for example: aclwin12.prf.
AX Server のアップグレード
特定の構成のアップグレードについては、次のいずれかを参照してください。
構成ファイルの設定値の確認
組織が App\TomCat\conf 内の AX Server 構成ファイルを以前に変更している場合は、それらの変更点を手動で復元する必要があります。お客様が構成ファイルを変更していた場合には、AX Server をアップグレードすると、それらの変更点が失われるためです。
バックアップしたファイルのバージョンと、アップグレードしたバージョンを比較してください。この場合、ファイル比較ツールを使用すると便利です。構成ファイルの変更点を必要に応じて復元します。
App\TomCat\conf にある構成ファイルの一覧については、AX Server 構成ファイルを参照してください。
注意
アップグレードされたファイルにおける変更点を個別に復元します。アップグレードしたバージョンの構成ファイルを、バックアップしておいた古いバージョンのファイルで上書きしないでください。
アップグレードされた構成ファイルに含まれる構成設定を復元する方法がわからない場合は、サポートにお問い合わせください。
Analytics Exchange 用 ACL コネクターのお客様
Analytics Exchange 用 ACL コネクターを使ってサードパーティ製レポート作成ツールを ODBC 経由でアナリティクスの結果にアクセスさせるには、AX Server をアップグレードした後でサーバー コンポーネントをアップグレードすることをお勧めします。
- インストーラーをダウンロードします。
- インストール パッケージを実行します。
- 画面の説明に従います。
インストーラーの実行の詳細については、Analytics Exchange サーバー コンポーネント用 ACL コネクターをインストールするを参照してください。