DATETIME( ) 関数
日付時刻を文字列に変換します。また、現在のオペレーティング システムの日付時刻を返すこともできます。
構文
DATETIME(<日付時刻> <,書式>)
パラメーター
名前 | 種類 | 説明 |
---|---|---|
日付時刻
省略可能 |
日付時刻 |
変換するフィールド、式、またはリテラル値。これを省略した場合は、現在のオペレーティング システム日付が返されます。 |
書式
省略可能 |
文字 |
出力文字列に適用する書式。例:"DD/MM/YYYY" このパラメーターを省略した場合は、現在の Analytics の日付表示書式が使用されます。日付/日付時刻を省略した場合に、書式を指定することはできません。 |
出力
文字。
例
基本的な例
リテラル日付時刻の入力値
"20141231 235959" に対して現在の Analytics 日付時刻表示書式を適用した値が返されます。
DATETIME(`20141231 235959`)
"31-Dec-2014 11:59 P" が返されます。
DATETIME(`20141231 235959`, "DD-MMM-YYYY hh:mm A")
現在のオペレーティング システム日付時刻に対して、現在の Analytics の日付時刻表示書式を適用した文字列が、返されます。
DATETIME()
フィールドへの入力値
Receipt_timestamp フィールドの各値が、現在の Analytics の日付時刻表示書式を適用した文字列として返されます。
DATETIME(Receipt_timestamp)
Receipt_timestamp フィールドの各値に対して、指定した日付時刻表示書式を適用した文字列が返されます。
DATETIME(Receipt_timestamp, "DD/MM/YYYY hh:mm:ss")
備考
出力文字列の長さ
出力文字列の長さは常に 27 文字です。指定した出力書式、または Analytics の日付と時刻の表示書式が 27 文字より短い場合は、出力文字列の末尾に空白が埋められます。
パラメーターの詳細
日付時刻に指定されたフィールドは、フィールド定義で正しく書式を定義してさえいれば、どのような日付時刻書式でも使用することができます。
書式を使用して出力文字列の表示方法を制御する場合は、次の表内の書式に制限されます。
- 日付、時刻、および AM/PM の書式を任意に組み合わせて使用することができます。
- 日付は時刻の前に置く必要があります。Analytics は出力文字列の区切り文字として単一のスペースを自動的に使用するので、両者の間に区切り文字を置く必要はありません。
- AM/PM 書式は省略可能で、最後に置きます。
- 書式は、一重引用符または二重引用符を使用して指定する必要があります。
例:"DD-MMM-YYYY hh:mm:ss AM"
日付書式 |
時刻書式 |
AM/PM 書式 |
例 |
---|---|---|---|
サポートされるすべての Analytics 日付表示書式 |
hh:mm:ss |
なし 24 時間制 |
"DD/MM/YYYY hh:mm:ss" |
|
hhmmss |
AM または PM 12 時間制 |
"MMDDYY hhmmss PM" |
hh:mm |
A または P 12 時間制 |
"DD-MMM-YYYY hh:mm A" |
|
|
hhmm |
|
|
hh |
|
|
リテラル日付時刻値の指定
日付時刻にリテラルの日付時刻値を指定する場合は、次の表内の書式に制限されます。また、`20141231 235959` のように、値を逆引用符で囲む必要があります。
日付または時刻の個々の要素の間に、スラッシュ(/)やコロン(:)のような区切り文字をいっさい使用しないでください。
-
日付時刻値 – 以下の表に示す日付、区切り文字、および時刻の書式を任意に組み合わせて使用することができます。日付を時刻の前に置く必要があり、かつ、2 つの間に区切り文字を使用する必要があります。有効な区切り文字は空白スペース 1 つ、あるいは文字 't' または 'T' です。
-
時刻値 – 24 時間形式で時刻を指定する必要があります。UTC(Coordinated Universal Time:協定世界時)からのオフセットは、プラス記号(+)またはマイナス記号(-)で始める必要があります。
形式の例
リテラル値の例
YYYYMMDD hhmmss
`20141231 235959`
YYMMDDthhmm
`141231t2359`
YYYYMMDDThh
`20141231T23`
YYYYMMDD hhmmss+/-hhmm
(UTC オフセット)
`20141231 235959-0500`
YYMMDD hhmm+/-hh
(UTC オフセット)
`141231 2359+01`
メモ
UTC オフセットが設定されているデータのメインの時刻書式で hh を単独で使用しないでください。たとえば、「hh+hhmm」という使い方は避けてください。信頼できない結果になる可能性があります。
他の日付時刻変換関数
日付時刻から文字への変換
関数 | 説明 |
---|---|
指定された日付または日付時刻から日付を抽出し、それを文字データとして返します。また、現在のオペレーティング システム日付を返すこともできます。 |
|
指定された時刻または日付時刻から時刻を抽出し、それを文字データとして返します。また、現在のオペレーティング システムの時刻を返すこともできます。 |
文字または数値から日付時刻への変換
関数 | 説明 |
---|---|
文字または数値の日付値を日付に変換します。また、文字または数値の日付時刻値から日付を抽出し、それを日付として返すこともできます。"Character to Date" の省略形です。 |
|
文字または数値の日付時刻値を日付時刻に変換します。"Character to Datetime" の省略形です。 |
|
文字または数値の時刻値を時刻に変換します。また、文字または数値の日付時刻値から時刻を抽出し、それを時刻として返すこともできます。"Character to Time" の省略形です。 |
シリアルから日付時刻への変換
関数 | 説明 |
---|---|
シリアル日付、つまり、整数で表される日付を日付値に変換します。"Serial to Date" の省略形です。 |
|
シリアル日付時刻、つまり、整数部分と 24 時間の小数部分で表される日付時刻を日付時刻値に変換します。"Serial to Datetime" の省略形です。 |
|
シリアル時刻、つまり、24 時間を 1 として、24 時間が小数部分で表される時刻を時刻値に変換します。"Serial to Time" の省略形です。 |