データ アクセス ウィンドウ

データ アクセス ウィンドウは、データ コネクターを含む Analytics のコンポーネントであり、さまざまなソースのデータを Analytics にインポートするために使用できます。データ アクセス ウィンドウには、インポートするデータのセットを正確に形成するための機能もあります。

データ アクセス ウィンドウを使用して接続できるデータ ソースの一覧については、Analytics でアクセスできるデータ ソースを参照してください。

メモ

データ定義ウィザードを使用して、データをインポートすることもできます。詳細については、データ定義ウィザードを参照してください。

データ ソースに接続するとき、またはデータ ソースからインポートするときには、Analytics は厳密に読み取り専用です。詳細については、Analytics によるデータ アクセスは読み取り専用ですを参照してください。

データ コネクター

データ コネクターは Analytics と、Microsoft SQL Server、Oracle、Salesforce、Microsoft Excel などの ODBC 準拠データベースとファイル形式の間でインターフェイスを提供する ODBC ドライバーです。

ODBC は Open Database Connectivity を表します。これは Microsoft の標準であり、アプリケーションは SQL(構造化問い合わせ言語)を使用して、外部データベースまたはファイルのデータにアクセスできます。

メモ

データ アクセス ウィンドウは、インポート専用ツールです。外部データベースまたはファイルのデータにアクセスするために使用される SQL インポート文を編集できます。SQL を編集してデータソースに書き込むことはできません。

データ アクセス ウィンドウの概要

データ アクセス ウィンドウに含まれる機能は以下のとおりです。

番号

機能

説明

1

接続

現在アクティブなデータ接続に関する情報を表示します。

接続の名前、データベースの名前、またはソース データを含むファイルの場所が含まれます。

 

2

テーブルの検索

ソース データの使用可能なテーブルのリストを進行的にフィルタリングする検索ボックス。

検索ボックスに文字を入力すると、使用可能なテーブルリストがフィルタリングされ、一致する文字列を含むテーブル名のみが抽出されます。

3

利用可能なテーブル

インポートで使用できるソース データのテーブル。

ソース データの最初の 200 テーブルが表示されます。追加のテーブルが存在している場合は、リンクをクリックして、一度に最大 500 テーブルのブロックで表示できます。

4

ステージング領域

インポート用に選択したテーブルを含むデータ アクセス ウィンドウの領域。

ステージング エリアはテーブル間で結合を実行する場所であり、インポートされるテーブルのフィールドを選択します。

5

[フィルター]パネル

インポートされるデータセットのレコードを正確に指定する簡易または複合フィルターを作成するためのパネル。

6

インポートのプレビュー

Analytics にインポートされる正確なデータのプレビュー。

テーブルの結合、フィールドの省略、フィルターの作成でデータを操作するときには、プレビューを更新し、変更の効果を確認できます。

サイズの推定]オプションでは、インポートのレコード数の推定と、作成される Analytics データ ファイル (.fil) のサイズを表示します。

7

フィールド構成

3 つのオプションでは次のことができます。

  • インポートされる文字またはメモ フィールドの最大フィールド長を調整する
  • すべてのフィールドを文字データ型としてインポートする

8

SQL モード

SQL インポート文を直接編集できるテキスト エディター。

SQL の知識があるユーザーは、ユーザー インターフェイスでは使用できないデータ インポートの要素を制御できます。

データ接続の管理

データ アクセス ウィンドウでは、Analytics データ コネクターを使用して作成された接続の名前変更、コピー、または削除ができます。

メモ

Windows ODBC ドライバーを使用して作成された接続(DSN)は、データ アクセス ウィンドウで管理できます。これらの接続は Windows で管理できます。

接続の名前変更、コピー、削除

  1. Analytics のメイン メニューから、[インポート > データベースとアプリケーション]を選択します。
  2. 既存の接続]タブの[ACL コネクター]で、管理する接続にカーソルを置き、省略記号アイコンをクリックします。
  3. 以下のいずれかを選択します。
    • コピーの作成
    • コレクション名の変更
    • 接続の削除
  4. 画面のプロンプトに従い、タスクを完了します。

データ アクセスのログ ファイル

2 つのログ ファイルは、データ アクセス ウィンドウで活動を記録し、データ接続ができない場合にトラブルシューティングに使用できます。

  • ServerDataAccess.log はデータをインポートする前のすべてのデータ アクセス ウィンドウの活動とエラーを記録します

    ロケーション:C:\Users\<ユーザー アカウント>\AppData\Local\ACL\ACL for Windows\Data Access\ServerDataAccess.log

    メモ

    ServerDataAccess.log の "Server" は Analytics がインストールされているコンピューターでローカルに実行されている Analytics のデータ アクセス コンポーネントを参照します。

  • DataAccess.log には、インポート操作に関する情報と、

    場所 ..\<Analytics プロジェクト フォルダー>\DataAccess.log

    にインポートしようとしているデータが含まれる Analytics プロジェクトに関する情報が記録されます。
Analytics 14.1 ヘルプ