Analytics テーブルおよびテキスト ファイルへの結果の追加

新しい Analytics テーブルまたはテキスト ファイルに結果を出力できる Analytics 操作では、既存の Analytics テーブルまたはテキスト ファイルに結果を追加することもできます。追加は、既存のテーブルまたはファイルの終わり、つまり、既存のテーブルまたはファイルの最後のレコードの後に、グループとして出力結果内のレコードを加えます。出力結果と、出力先のテーブルまたはファイルに存在するすべての並べ替え順は、結果として生じる結合したデータ内のそれぞれのレコード セットで別々に保持されます。

Analytics テーブルへの追加が正常に行われるためには、出力結果と出力先テーブルのレコードがまったく同じ構造である必要があります。データ要素、列の数と並び順、フィールドのデータ型と長さ、日付/日付時刻の書式、およびレコード長が同一でなければなりません。レコード構造が同一でない場合は、雑然としたデータが生じる可能性があります。テキスト ファイルに追加するときは、同一の構造は必須ではありません。

レコード構造の詳細については、データ構造およびデータ書式の要件を参照してください。2 つのテーブルのデータ構造の比較に、DISPLAY コマンドを使用する方法については、 データ構造の比較を参照してください。

[既存のファイルに追加する]オプションと[最後に追加]ボタン

Analytics 操作を実行する前に[既存のファイルに追加する]オプションを選択しておくと、出力結果は強制的にターゲット テーブルへ追加されます。この追加は、データ構造が同一であるかどうかに関係なく行われます。データ構造が同一である場合にのみ、このオプションを選択してください。

Analytics テーブルへの追加を行う際に[既存のファイルに追加する]オプションの選択をオフにしておくと、より安全です。このオプションがオフになっていると、アクティブなテーブルの処理時に、Analytics が出力結果とターゲット テーブルのレコード長を比較します。レコード長が同一である場合は、上書きを確認するメッセージにオプションとして[最後に追加]が表示されます。[最後に追加]ボタンが表示されない場合はレコード長が同一ではありません。これはデータ構造の 1 つ以上の要素が異なっており、処理の前に手動で一致させる必要があることを示しています。この自動チェックは、ターゲット テーブルが、開いている Analytics プロジェクト内にある場合にのみ発生します。

最後に追加]ボタンが表示されたとしても、それぞれのデータ構造が異なっている可能性もあります。たとえば、出力結果とターゲット テーブルがいずれも 100 文字のレコード長であっても、フィールドの順序が異なっている、フィールド数が異なっている、あるいは各フィールドの開始位置とフィールド長が同じでもデータ型が異なることもあります。

メモ:

オプション]ダイアログ ボックスで[ファイルを上書きする前にメッセージを表示する]オプションが選択されている必要があります(デフォルトで選択済み)。[ファイルを上書きする前にメッセージを表示する]オプションが選択されていないと、上書きの確認メッセージは表示されず、レコード長の自動比較も行われません。また、[既存のファイルに追加する]オプションを選択しない限り、出力結果はターゲット テーブルに追加されず、常に上書きされます。

Analytics 14.1 ヘルプ