継続的な監視の設定
データの抽出や正規化などの時間のかかるタスクへの取り組み、または例外をたどるための担当者の追跡に集中しているときは、組織の成功を支援する実際の人の洞察を提供することに集中できなくなります。ACL Robotics は、時間集約的かつ反復的でも重要なビジネス プロセスを自動化することで、ガバナンスのプロフェッショナルが任務を果たす方法を最適化します。この記事では、ACL Robotics とはどのようなもかと、その内容加え、継続的な監視を設定する上でこれをどのように使用するかについて詳しく説明します。
ビジネス プロセスとは?
ビジネス プロセスとは、組織の福利に重要とされているアクティビティです。一般的にビジネス プロセスは、時間集約的かつ手動で骨の折れるプロセスです。
例
シナリオ 組織は、Pcard プロセスと統制を年に 1 度レビューします。これは手動の作業であり、時間のかかる作業で重荷となっています。あなたは、月次のスケジュールで実行できるように、この作業を自動化したいと考えています。
メリット 自動化されると、手動のタスクをマシンで実行できます。これは、Pcard のプロセスと統制が適時に、効果的になるよう大幅に改善します。
ビジネス プロセスをどこで自動化するか?
ACL Robotics を使用すると、ビジネス プロセスの自動化が可能です。スクリプト作成は、ビジネス プロセスを自動化する仕組みです。
スクリプトにより、組織は以下によってさらに効率的に運営できます。
- 繰り返しの自動化 スクリプトは繰り返し実行することができます。同じ分析テストや、同じ分析関連のタスク、たとえば、特定のデータ ファイルのインポートや準備などを定期的に実行する場合には、労力が大幅に軽減されます
- 無人の実行のスケジューリング スクリプトはスケジュールしたり、無人で実行したりすることができます。これにより組織は、自動化された、または連続的な分析のプログラムをセットアップしたりすることが可能になります
- 分析の共有 スクリプトはポータブルかつ共有可能であり、ネットワークのある場所で利用できます。
データ フロー
それでは ACL Robotics のデータ フローの概要を見てみましょう。
Analytics
Analytics でスクリプトを作成し、データのインポート、準備、分析、およびエクスポートを自動化できます。Analytics で暫定的に実行するスクリプトを取得し、これを (アナリティクス ヘッダーを追加して) アナリティクス スクリプトに変換し、ロボットにそのスクリプトをアップロードして、自動的にタスクを実行できます。
ロボット
アナリティクス スクリプトをロボットにアップロードしたら、必要な自動化を設定するためのタスクを作成できます。タスクは、どのスクリプトを実行するのかや、いつ実行するのかを指定し、スケジュールすることができます。ロボットがタスクを完了したら、出力テーブルとファイルをダウンロードし、これらをローカルで閲覧したり、リザルトでエクスポートされたデータを閲覧したりできます。
リザルト
データがリザルトにエクスポートされると、レコードを処理する、トリガーとアンケートの組み合わせを使用した改善ワークフローの自動化、およびデータの視覚化を行うことができます。
ストーリーボード
データに対して視覚化を作成したら、その視覚化を使って、調査結果を表示するストーリーボードを作成できます。
手順
ACL Robotics
ACL Robotics は、Analytics、ロボット、リザルト、ストーリーボードを含む Diligent 製品です。
- Analytics データを操作するためのさまざまなツールを提供するアプリケーション。
- ロボット Analytics で構築されたスクリプトを使用して、反復タスクの自動化に使用するアプリ。
- リザルト 例外データを管理する、改善とワークフローの自動化アプリ
- ストーリーボードは、単一のプレゼンテーションでリザルトからの複数の視覚化とリッチ テキスト コンテンツを表示するコミュニケーション プラットフォームです。
組織のデータはどこで処理され、保管されるのか?
ロボットは、ロボット エージェント上でタスクを実行しますが、これはロボット アプリに関連する別のソフトウェアです。ロボット エージェントはまた、タスクが必要なソース データにもアクセスします。
ロボット エージェントには 2 種類の可能性があります。
- オンプレミスのロボット エージェント データは顧客のネットワークで処理、保管されます。
- クラウド ベースのロボット エージェント データはクラウドでセキュアに処理、保管されます。
データの処理および保管の詳細については、ロボットの仕様と制限を参照してください。
ACL Robotics のユーザーは?
ACL Robotics は、統制の監視、詐欺の特定、リアル タイムのメトリクス (KRI、KPI) の追跡、改善ワークフローの自動化、およびデータの可視化を行う必要がある、ガバナンスのプロフェッショナル向けに構築されています。
ガバナンス プロフェッショナル:
- 監査人 - すべてのデータを分析して、継続的監査プログラムを確立し、詐欺を特定する
- 財務プロフェッショナル - 監視を自動化して、詐欺の最少化を図り、チームの効率を最適化する
- コンプライアンス プロフェッショナル - 自動化テストを通じて統制テストのコストを削減する
- リスク部門長 - 変化が主要リスクしきい値に達したときの KPI の監視と、ワークフローを自動化する
- IT 部門長 - IT の問題の監視と改善を自動化する
ツアーに向けて準備完了?
次のソリューション ガイドで、ACL Robotics の主要機能について説明します。各ソリューション ガイドには、推奨の手順と、自分のペースで作業できる連続した事例が記載されています。
メモ
ワークフロー全体を体験するには、以下に一覧化された順序で各ソリューション ガイドをレビューします。