Rsam に接続する

Rsam では、結果を保存し、必要なときに取得できる、保存された検索を作成することができます。これらの保存された検索を Analytics をインポートできます。このデータを Analytics に取り込むと、それを準備、分析し、リザルトに移動して、データに関するストーリーボードと視覚化を作成および共有することができます。

インポートする前に

データを Analytics に取り込む前に、次の要件および考慮事項に注意してください。

まず Rsam を統合する

ユーザーが Rsam コネクターを使用できるようにするには、Rsam 管理者が Rsam 統合手順を実行しておく必要があります。詳細については、Rsam と HighBond および ACL Robotics との統合を参照してください。

Rsam バージョン要件

組織の Rsam Cloud バージョンは 9.2.2210 以降でなければなりません。前のバージョンまたはオンプレミス エディションの Rsam の場合、Analytics は Rsam 内のデータにアクセスできません。

アクセス許可

ユーザー名とパスワードで認証するか、API キーで認証するかどうかに関係なく、Analytics で使用できる保存された検索は、Rsam で使用できる保存された検索と同じです。アクセスは Rsam の権限とロールに基づきます。インポートするために必要なデータにアクセスできない場合は、組織の Rsam 管理者のみが、アクセス対象を調整できるため、組織の Rsam 管理者に連絡してください。

Rsam で保存された検索を設定する

続行する前に、Analytics に取り込む保存された検索が正しく設定されていることを確認します。この手順のヘルプについては、Rsam のエンドユーザー ヘルプおよび管理者ヘルプを参照してください。

  • 必要な保存された検索を作成するか、アクセスできることを確認します。Analytics または HighBond に取り込まれている保存された検索は、その目的でのみ作成されている必要があります。既存の保存された検索を使用する場合は、コピーを作成し、そのコピーを使用します。これにより、別のユーザーが検索を修正したり、プラットフォーム間でデータ転送を自動化するために作成したスクリプトを誤って破損させたりできないことが保証されます。
  • Analytics に取り込む各検索で、[HighBond プラットフォーム]オプションが選択されていることを確認します。
  • インポートが「平坦」になるように、保存された検索のグループ化を削除します。レコードをグループ化する場合は、データを Analytics または HighBond に取り込んだ後に視覚化およびストーリーボードを作成するときに、そのようにします。
  • インポートする前に、Rsam データを完璧にしておく必要はありません。Analytics では、インポートするデータをフィルター、クリーンアップ、結合、標準化できます。ただし、一般的に、使用可能な最善のデータを使用し、変換を最小化することをお勧めします。少し時間をかけ、Rsam の保存された検索が必要なすべてのデータを生成し、分析に関係のないデータを省略することを保証できます。このようにすると、データ準備プロセスがより簡単になります。

Analytics が列名を決定する方法

Rsam のオブジェクトとレコードには、表示名と管理名があります。一般的には、Rsam ユーザーには、そのプラットフォーム全体で表示名が表示されます。管理名は Rsam 管理者のみが Rsam 環境を保守するために使用する非表示のフィールドです。

デフォルトでは、Analytics はフィールド名として Rsam の表示名を取得します。これはほとんどのユーザーが表示するために使用する項目であるためです。ただし、Analytics には厳密なフィールド名要件があります。スペースと特殊文字は Analytics ではアンダースコアに変換されます。つまり、Analytics の列名は、Rsam の保存された検索の列名とは正確に一致しない可能性があります。一般的に、これは問題にはなりませんが、Analytics での表示内容が変わる場合があります。

  • 異なる物理フィールド名を使用する場合は、Analytics が Rsam で作成する SQL クエリを変更し、独自のフィールド名を指定できます。ただし、Analytics フィールド名要件は適用されます。将来、更新されたデータをインポートする場合は、このクエリを追跡する必要があります。
  • デフォルトのフィールド名を使用し、実際に Analytics で表示される列ヘッダーを変更する場合は、Analytics の実際のフィールド名には影響せずに、列表示名をわかりやすい名前に変更できます。

Rsam 接続の作成

  1. Analytics のメイン メニューから、[インポート > データベースとアプリケーション]を選択します。
  2. ACL コネクター セクションの[新規の接続 ]タブから、Rsamを選択します。

    ヒント

    使用可能なコネクターのリストをフィルタリングするには、[接続のフィルタリング]ボックスに検索文字列を入力します。コネクターはアルファベット順に表示されます。

  3. データ接続の設定]パネルが開いたら、接続設定を入力し、パネルの下部にある[保存して接続]をクリックします。

    デフォルトの接続名を使用するか、新しい接続名を入力します。

お使いのコネクターの接続は、[既存の接続]タブに保存されます。今後は、保存したこの接続を使って、お使いのコネクターに再度接続できます。

接続が確立されると、データ アクセス ウィンドウが開いてステージング領域が表示されるので、データのインポートを開始できます。コネクターからのデータのインポートのヘルプについては、データ アクセス ウィンドウを使用したデータのインポートを参照してください。

接続設定

基本設定

設定 説明
ホスト 接続している Rsam インスタンス。 https://training02.rsam.com/
API アプリ名 Rsam API アプリ名。デフォルトでは、これは「rsam_ap」ですが、Rsam で変更できます。 rsam_api
認証方法

Rsam に接続する際に、ユーザー名とパスワードを使用しているか、API キーを使用しているかどうか。

パスワード
ユーザー ユーザー名とパスワードを使用して Rsam で認証している場合は、ここでユーザー名を入力します。 jgibbons
パスワード ユーザー名とパスワードを使用して Rsam で認証している場合は、ここでパスワードを入力します。 UsaPhone897Batteries!Tokyo
API キー API キーを使用して Rsam で認証している場合は、ここに入力します。API キーは各ユーザーで固有ですが、まだない場合は、Rsam 管理者が Rsam で生成する必要があります。 99141fae-4c41-4abd-ade2-469f7d0151a4

詳細設定

設定 説明
日付時刻を GMT に変換 インポート時に日付時刻フィールドを GMT タイムゾーンに変換します。日付時刻値は、false の場合には、Analytics を実行するコンピューターのオペレーティング システム タイムゾーンに変換されます。 True

次の手順

Analytics に Rsam データがあると、そのデータを準備して、分析するためのさまざまなオプションがあります。

  • 準備 Analytics のツールを使用して、データをクリーンアップおよび標準化して、他のソース内のデータと結合し、分析用に準備します。お手持ちのデータから、より包括的なストーリーを引き出す方法について考えましょう。
    • 組織の IT 部門が置かれているリスク状況についてさらに学習しますか?
    • 組織の ERP システムには、組織の Rsam 業者管理プログラムで管理されていない業者がいますか?
    • 組織の HR データベースには、 Rsam のポリシー管理キャンペーンで管理されていない従業員がいますか?
  • 以上のような質問に答えるには、お手持ちのデータを収集して準備してください。詳細については、分析用のデータの準備を参照してください。
  • 分析 Analytics コマンドおよび関数を使用して、データを分析します。詳細については、データの分析を参照してください。
  • エクスポート HighBond のリザルト アプリを含む他の形式に、データをエクスポートできます。詳細については、データのエクスポートHighBond リザルトへの例外のエクスポートを参照してください。
  • 自動化 スクリプトを作成し、HighBond の ロボット アプリを使用して、データのインポート、集計、リザルトへのエクスポートなどの繰り返しタスクを自動化できます。時間と共に Rsam(およびその他)のデータが変化しても、HighBond のストーリーボードにもそれらの変化が自動的に反映されるようになっています。
  • 視覚化 データをリザルトにエクスポートしたら、リザルトを使ってわかりやすい視覚化を作成します。視覚化は、ストーリーボードに変換して、組織内の他のユーザーと簡単に共有することができます。
Analytics 14.1 ヘルプ