リザルトからの証拠のリンク

リザルトのデータをプロジェクト内のご利用のドキュメントにリンクさせ、情報を連結し、評価を通知するほか、改善が完了したときに容易に承認します。

作業を開始する前に

組織では、プロジェクトとリザルトの両方を使用し、各アプリで次のタスクを完了する必要があります。

アプリ タスク
プロジェクト/フレームワーク
  1. プロジェクトまたはフレームワークを作成する
  2. プロジェクトまたはフレームワークに目標を追加します。
  3. リスクと手続きまたはリスクと統制を定義します。
リザルト

証拠としてリンクさせるテーブルまたはメトリクスを作成します。

機能の仕組み

評価フェーズ中は、さまざまな種類の証拠をリンクさせ、ご利用のドキュメントをサポートすることができます。証拠をリンクさせることで、統制の失敗に関係のある例外または重要な情報を強調し、リスク評価の主観性を排除します。

また、証拠をリンクさせて改善の状態を表示し、すべての例外が改善されたときに容易に承認することができます。

リンク可能な証拠の種類は?

次のテーブルは、プロジェクトの項目にリンクさせることができるさまざまな種類のリザルト データのを示したものです。

リザルト データ プロジェクト項目

メトリクス

ヒント

メトリクスは、集約関数を使用してある期間について、テーブル(データ アナリティクス、調査、またはイベント レポート)の単一列でデータを監視します。

作業計画ワークフロー:

  • プロジェクトのリスク
  • プロジェクトでの手続きの実行

内部統制ワークフロー:

  • プロジェクトのリスク
  • プロジェクトのウォークスルー
  • プロジェクトのテスト

テーブル:

  • データ アナリティクス
  • 調査
  • イベント レポート

作業計画ワークフロー:

  • プロジェクトまたはフレームワークのリスク
  • プロジェクトでの手続きの実行

内部統制ワークフロー:

  • プロジェクトまたはフレームワークのリスク
  • プロジェクトのウォークスルー
  • プロジェクトのテスト

シナリオ

あなたは、同じ請求書に対して行われた二重支払いの可能性を追跡して、不適切な支払いを検出し、防止する必要があります。職務の一環として、あなたは継続的にリスクを監視し、二重支払いの可能性が支払合計額の 11% を超える四半期には報告する必要があります。

プロセス

このしきい値を監視するには、次の方法でリザルトで主要リスク指標を設定します。

  1. 二重支払いの可能性でメトリクス データをフィルター処理すると、二重支払いの可能性のみが測定されます。
  2. メトリクス計算期間を四半期に設定します。
  3. 支払合計額のパーセントとして二重払いの可能性を計算する合計の % メトリクスを作成します。
  4. メトリクスしきい値を 11 より大きく設定します。

プロジェクト内でメトリクスを表示するには、メトリクスをプロジェクトの該当するリスクにリンクさせます。

結果

二重支払いの可能性が支払合計額の 11% を超える場合は、四半期ごとに、メトリクスがしきい値を超えていることを示します。

ヒント

メトリクスがしきい値より低いかしきい値を超えたときに、主要な関係者に通知するトリガーを設定できます。詳細については、自動化された活動のトリガーを参照してください。

シナリオ

100 の請求書をサンプリングするデータ アナリティクスを作成します。分析の一環として、あなたは適切な担当者によって承認されなかった 2 つの請求書を特定し、例外データを視覚化する解釈を作成します。

あなたは、この情報を統制テスト内の証拠として添付したいと思っています。そうすることで次のようになります。

  • 100 のすべての請求書の記録が表示される AND
  • 2 つの例外が明確に注記される

プロセス

プロジェクト内でデータ アナリティクスを表示するには、データ アナリティクスとこれに関連する解釈を、関連するテストにリンクさせます。

結果

データ アナリティクスが関連するテストに表示されます。データ アナリティクスでは、サンプリングされた請求書の全母集団を示す一方で、解釈は分析からの重要なレコードを強調します。

アクセス許可

リザルト データをプロジェクト内の項目にリンクさせるには、次のようである必要があります。

  • プロジェクト アプリのプロジェクトまたはフレームワーク内の、Professional 部門長または Professional ユーザー ロールが割り当てられている
  • リザルトのコレクション内の該当するデータへの表示アクセス権がある

手順

プロジェクトまたはフレームワークで該当する項目に移動します。

項目 手順
リスク
  1. プロジェクトまたはフレームワークを開きます。
  2. 実地調査]タブをクリックするか、フレームワーク内で[目標]タブをクリックします。
  3. 目的のプロセスの横にある[開く]をクリックし、[リスク コントロール マトリクス]を選択します。
  4. 表示方法]ラベルの横にある[リスク]をクリックします。
  5. 該当するリスク タイトルをクリックします。
手続きの実行
  1. プロジェクト内で[実地調査]タブをクリックします。
  2. 処理したい目標の横にある[開く]をクリックし、[手続きの実行]を選択します。
  3. 処理したい手続きの横にある[表示/編集]をクリックします。
ウォークスルー
  1. プロジェクト内で[実地調査]タブをクリックします。
  2. 目的のプロセスの横にある[開く]をクリックし、[ウォークスルー]を選択します。
  3. 表示または編集するウォークスルーの横にある[表示/編集]をクリックします。
テスト
  1. プロジェクト内で[実地調査]タブをクリックします。
  2. 目的のプロセスの横にある[開く]をクリックし、[テスト]を選択します。
  3. 実行したいテスト ラウンドのタブをクリックします。
  4. 適切なテストの横にある[テストの更新]をクリックします。

証拠をリンクする

メモ

リザルトのアーカイブ済みのコレクションから証拠をリンクさせることはできません。証拠に以前リンクされ、証拠があるリザルトのコレクションをアーカイブした場合は、その証拠は読み取り専用の状態で保護されます。

  1. サポート ファイル]から、[メトリクス]、[データ アナリティクス]、[調査]、または[イベント レポート]の横にある[追加/削除]をクリックします。
  2. 名前でメトリクスを検索するか、[すべてのコレクション]ドロップダウンリストをクリックし、次のいずれかを行います。
    • テーブルを検索するには、キーワードを入力する。
    • テーブルをコレクションでフィルター処理するには、ドロップダウンリストから該当するオプションを選択する。
  3. 一覧から適切なメトリクスまたはテーブルを選択します。

    データ アナリティクスを選択した場合は、デフォルトですべての解釈が選択されます。

    メモ

    データ アナリティクス レベルまたは解釈レベルで、リザルトからの結果をリンクすることができます。データ アナリティクスにはその母集団全体を含めることができますが、これに対し、解釈は分析中の重要レコードを強調するときに使用することができます。

  4. 省略可能。データ アナリティクスを選択した場合に、含めない解釈を選択解除します。
    1. テストのタイトルをクリックします。
    2. 適切な解釈を選択解除します。
  5. 保存]をクリックします。

    リンクされた証拠が、[メトリクス]、[データ アナリティクス]、[調査]、または[イベント レポート]に表示されます。

リンクされた証拠を表示、追加、または削除する

次のアクションのいずれかを実行します。

  • テスト用概要情報を表示するには、下向き矢印  をクリックするか、テストのアクティブかつ解決したレコード数を表示するだけです。
  • アクティブかつ解決されたレコードの詳細な進捗状況情報を表示するには、情報アイコン  の上にマウス ポインターを置きます。
  • リザルトのメトリクス構成にリダイレクトするには、[データを表示]をクリックします。
  • リザルトのレコードにリダイレクトするには、テスト リンクをクリックします。
  • リザルトの視覚化にリダイレクトするには、解釈リンクをクリックします。
  • リンクされたメトリクスまたはテーブルを追加または削除するには、[追加/削除]をクリックします。

    マトリクスまたはテーブルを削除すると、プロジェクト内のリンクのみが削除されます。リザルトのデータは保持されます。