ACL for Windows インストールおよびアクティブ化の概要

この概要では、非 Unicode または Unicode 版をインストールするかどうかに関するガイダンスを含む、ACL for Windows のインストールまたはアクティブ化に関する一般的な情報を提供します。

ACL for Windows には次のコンポーネントがあります。

  • Analytics
  • 分析アプリ ウィンドウ
  • オフライン プロジェクト

ACL for Windows のインストールに関する概要の手順については、ACL for Windows インストール クイック スタートを参照してください。

Analytics の非 Unicode 版と Unicode 版のうち、どちらをインストールすればよいですか?

Analytics には Unicode 版と非 Unicode 版があります。いずれのエディションも同じインストール パッケージに含まれ、インストール時にインストールするエディションを指定します。

Unicode データの表示または分析のための要件がある場合を除き、非 Unicode 版をインストールする必要があります。Unicode データは、Analytics の Unicode 版でのみ開くことができます。

グローバル情報システムのある環境で作業する、または複数の言語を含むデータを分析する場合に、Unicode データを見る可能性が高くなります。

Unicode と非 Unicode 版 Analytics の詳細については、Galvanize の Unicode 製品を参照してください。

Unicode 版が必要なとき

次のデータを表示または分析するには、Unicode 版をインストールする必要があります。

  • アジア文字
  • 非 Unicode、または従来の文字エンコーディングの組み合わせ

    たとえば、次の文字エンコーディングの 2 つ以上から成る言語の組み合わせ

    • ラテン 1(英語および西欧)
    • ラテン 2(中欧)
    • キリル文字
    • ギリシャ文字
    • アラビア文字

メモ

中国語、日本語、ポーランド語の Analytics ユーザー インターフェイスを使用するための唯一の選択肢は、Unicode エディションをインストールすることです。Unicode エディションが必要な理由は、データの言語でなくユーザー インターフェイスの言語に関連しています。

現在使用中の Analytics のエディションを特定するにはどうすればよいですか?

現在使用中の Analytics のエディションを特定するには、[ヘルプ > バージョン情報]を選択し、製品およびサブスクリプション情報が記載されているダイアログ ボックスを開きます。バージョン番号の後に Unicode または非 Unicode が表示されます。

Analytics の非 Unicode 版と Unicode 版の間での変更

ACL for Windows インストーラーを使用して、非 Unicode 版の Analytics を Unicode 版の Analytics へアップグレードすることはできません。逆も同様です。

バージョンのアップグレードと同時に Analytics のエディションも変更するには、まず既存の Analytics をアンインストールし、その後、新しいバージョンの新規インストールを実行します。

言語サポート

ACL for Windows は英語とその他 7 言語で用意されています。

以下の表に、利用可能な言語と、それらの言語における非 Unicode 版および Unicode 版のサポートをまとめてあります。

言語

サポートされているエディション

中国語

Unicode

英語

非 Unicode、Unicode

フランス語

非 Unicode、Unicode

ドイツ語

非 Unicode、Unicode

日本語

Unicode

ポーランド語

Unicode

ポルトガル語

非 Unicode、Unicode

スペイン語

非 Unicode、Unicode

インストールおよびアップグレード

ACL for Windows をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. ACL for Windows をインストールするコンピューターの構成が、ソフトウェアとハードウェアの最小要件を満たしているか確認します。

    詳細については、ACL for Windows のシステム要件を参照してください。

  2. インストールを行うコンピューターの管理者権限を持っていることを確認します。
  3. Galvanize からのウェルカム メール、または HighBond からのメール通知の情報を使用して、Launchpad(www.highbond.com)から、ACL for Windows インストール パッケージをダウンロードしてください。
  4. このガイドの説明を使用して ACL for Windows をインストールします。
  5. Analytics をアクティブ化します。

    Analytics のインストールとアクティベーションの詳細については、ACL for Windows をインストールするのインストールを参照してください。

    アクティベーションとライセンスの詳細については、Launchpad ヘルプを参照してください。

前のバージョンからのアップグレード

以下の表は、別のバージョンの Analytics のアップグレード パスについて説明します。

現在インストールされている Analytics バージョン 使用するインストール パッケージ 結果
Analytics 14.1.0 または 14.1.1 ACLforWindows_Update_v14.1.0_v14.1.2.msp

バージョン 14.1.2 にアップグレードされた Analytics

14.1.1 および 14.1.2 の修正が作成されます。修正が必要でない場合は、パッチ インストーラーは任意です。

修正については、リリース ノートを参照してください。

Analytics 14.0.x ACLforWindows141.exe バージョン 14.1.0 にアップグレードされた Analytics
14.0.x より前の ACL Analytics または ACL Desktop ACLforWindows141.exe

前のバージョンと並列インストールされた Analytics 14.1.0

アップグレードはありません。以前のバージョンの Analytics または ACL Desktop は、インストールしたままにすることもアンインストールすることもできます。

将来のアップグレード

Analytics 14.1.x をインストールするか、または Analytics 14.1 にアップグレードすると、更新されたバージョンが利用可能になるたびに自動的に通知が行われるので、アップグレードをダウンロードしてインストールすることができます。

異なるバージョンまたはエディションの共存インストール

Analytics 14.1 は、以前の Analytics の任意のバージョンや、バージョン 14 より前の ACL Desktop と共存インストールすることができます。

Unicode 版と非 Unicode 版の Analytics または ACL Desktop は、バージョン番号にかかわらず共存することはできません。

サイレント インストール

IT 管理者は ACL for Windows をサイレントに、ユーザー操作を要さずにインストールすることもできます。詳細については、サイレント インストールによる ACL for Windows のインストールを参照してください。

アクティブ化およびアカウント管理

ACL for Windows はサブスクリプション型のソフトウェアです。インストール時に、シリアル番号の入力は要求されません。代わりに、初めて使用する前にソフトウェアをアクティブ化する必要があります。

ソフトウェアのアクティブ化は、Launchpad(www.highbond.com)にサインインすることによって行います。これは、すべての Galvanize オンプレミス ソフトウェアをダウンロードしたり、カスタマー サービスおよびリソースへアクセスしたりすることのできるポータル サイトです。Launchpad にサインインする方法は、Galvanize 社からすべてのライセンス ユーザーへ送信されたウェルカム メールに記載されています。

Analytics アカウント管理者は通常、弊社に登録されている窓口担当者です。社内のサブスクリプションを管理します。必要に応じて、別のアカウント管理者、または追加のアカウント管理者を指名することができます。詳細については、サポートにお問い合わせください。

デフォルトでは、単一の Analytics ライセンスを持つ個々のお客様が Analytics アカウント管理者です。

Launchpad を使用したアカウントの集中管理

Launchpad は集中型のアカウント管理を提供し、Analytics アカウント管理者が次のタスクを実行できるようにしています。

  • 社内の Analytics ユーザーを 1 つ以上の HighBond 組織に招待する

    ユーザーを組織に招待すると、自動的にそのユーザーが Launchpad に追加されます。Launchpad に追加されたら、ユーザーは使用可能な ACL for Windows ライセンスをアクティブ化することができます。

  • 組織からユーザーを削除する
  • 個々のユーザーの ACL for Windows ライセンスを取り消す
  • サブスクリプション情報を表示する
  • 組織の設定を更新する

「HighBond 組織」は、お客様の会社と直接関連付けることができます。会社は、さまざなま部門や作業単位を反映するために、2 つ以上の の HighBond 組織を設置することができます。

詳細については、「Launchpad ヘルプ」を参照してください。

ACL for Windows インストーラーの配布

Galvanize ソフトウェアはサブスクリプション ベースになったため、Analytics アカウント管理者は ACL for Windows インストール パッケージをダウンロードして、組織内の Analytics ユーザーに配布できるようになりました。各ユーザーに個別にダウンロードさせるよりも、インストール パッケージを社内で配布する方が簡単です。

ソフトウェアをインストールできるユーザー数に制限はありません。ただし、貴社のソフトウェア サブスクリプションの種類の利用規約により、一度に割り当てることができる最大ライセンス数が規定されています。詳細については、Galvanize オンプレミス ソフトウェア サブスクリプションを参照してください。

インストールされていても、使用可能なライセンスでアクティブ化されていないソフトウェアは機能しません。

複数デバイスでのインストールとアクティブ化

ACL for Windows サブスクリプションの各ユーザーは、本ソフトウェアを複数のコンピューターにインストールできます。ただし、これは本ソフトウェアがインストールされるすべてのコンピューターで本ソフトウェアを個人で使用する場合に限ります。 たとえば、次の複数デバイスへのインストールはいずれも許可されています。

  • 会社のコンピューターと自宅のコンピューター
  • デスクトップ コンピューターと、移動時に使用するノートブック コンピューター
  • 2 台の会社のコンピューター。1 台はスクリプトを実行するために使用し、もう 1 台はスクリプトを開発したり、一時的な分析を実行したりするために使用する場合。

本ソフトウェアは、インストールされている各コンピューターでアクティブ化する必要があります。ソフトウェアのアクティブ化は Galvanize によって追跡されます。2 人の異なるユーザーがソフトウェアを使用する場合は、2 つの個別のライセンスが必要です。Galvanize マスター サブスクリプション契約にある以下の規定に従ってください。

指名ユーザーの ID とパスワードを他の個人と共有することは禁止されています。複数の個人間で指名ユーザーのアクセスを共有したりプールしたりすることで、部署や組織の複数のユーザーによる一時的な使用を許可することは、固く禁じられています。

構成可能なオプションの設定

構成可能なオプションは、Analytics の[オプション]ダイアログ ボックスの設定です。

グローバル設定

バージョン 10 以降の Analytics の構成可能なオプションのグローバル設定に行った変更は、バージョン 14.1 のインストールまでも複製されます。

ACL Desktop 9.3 またはそれ以前のバージョンでグローバル設定に対して行った変更は、バージョン 14.1 では複製されません。バージョン 14.1 のインストールを完了した後、[オプション]ダイアログ ボックスでカスタマイズした任意の設定を再作成することができます。

プロジェクト固有の設定

構成可能なオプションのプロジェクト固有の設定がされている Analytics プロジェクトがある場合、Analytics 14.1 をインストールするときに、これらの設定は保持されます。

Analytics の共存インストール

Analytics 14.1 が以前のバージョンの Analytics と共存インストールされている場合は、それぞれのバージョンで後から指定されたグローバルまたはプロジェクト固有の初期設定は別々に扱われ、お互いに影響を与えません。

詳しい情報

構成可能なオプションのグローバルおよびプロジェクト固有の設定の詳細については、Analytics の初期設定ファイルの動作を参照してください。

日付フィールドを自動的に日付時刻フィールドに変換

バージョン 9 Analytics プロジェクトを Analytics 14.1 で初めて開くときに、プロジェクトはバージョン 14.1 のプロジェクトに変換され、DATE データ型を持つフィールドは DATETIME データ型のフィールドに自動的に変換されます。

バージョン 9 の日付フィールドの返還は元に戻せない

その後も変換したプロジェクトをバージョン 9 で開くことはできますが、日付時刻フィールドは日付フィールドに逆変換されません。

日付時刻フィールドをバージョン 9 で読み取ることはできません。そのため、バージョン 14.1 のプロジェクトをバージョン 9 で開くと、すべての日付時刻フィールドの定義が削除され、日付情報が表示されないようになります。

バージョン 9 で、そのフィールドを日付フィールドとして手作業で再定義することはできますが、いくつのフィールドが影響を受けたかによって、手作業による再定義の作業量は多くなるかもしれません。

プロジェクトのコピーを 2 つ保持する

もし日付フィールドを持つ特定の Analytics プロジェクトのためにバージョン 9 を使う必要があると思われる場合は、バージョン 9 用とバージョン 14.1 用として、プロジェクトのコピーを 2 つ保持することを検討してください。

自動のバックアップ コピー

さらに予防措置として、バージョン 9 のプロジェクトを 14.1 に変換するとき、Analytics はプロジェクトのコピーを自動的に作成し、拡張子を .OLD とします。このコピー(<プロジェクト名>.ACL.OLD)はどんな方法を使っても変更できないため、いつでもこのプロジェクトに戻ることができます。名前を<プロジェクト名>_v_9.ACL などに変更すれば、バージョン 9 で問題なくこのプロジェクトを開けます。

ACL for Windows インストーラーに含まれるオフライン プロジェクト

オフライン プロジェクトは、ACL for Windows インストール パッケージに同梱されており、Analytics をインストールすると自動的にインストールされます。

オフライン プロジェクトはデスクトップ ベースのアプリ―ケーションであり、HighBond ユーザーは、HighBond から切断中にプロジェクトから実地調査セクションで引き続き作業することが可能です。

HighBond ユーザーではない方には、オフライン プロジェクトはお使いのコンピューターで が無効になります。

Analytics 14.1 ヘルプ