説明文のインポート

説明文および関連項目をフレームワークからプロジェクトにコピーし、独自のテンプレートまたはプログラムの構築や、既存のフレームワークの再利用、あるいは類似したプロセスの別の場所での実行を行います。

メモ

説明文は内部統制ワークフローに関連付けられたプロジェクトとフレームワークでのみ利用可能です。

作業を開始する前に

説明文をインポートする前に、次のことを行う必要があります。

  1. プロジェクトフレームワークを作成する
  2. プロジェクトとフレームワークに目標を定義する
  3. フレームワークに説明文を定義する
  4. ソースのフレームワークとターゲットのプロジェクトのどちらにも、必要なカスタム属性およびカスタム フィールドがあることを確認します。
メモ

組織のプロジェクトまたはフレームワークの構成に応じて、「目標」を「セクション」、「プロセス」、「サイクル」、「機能分野」、「アプリケーションシステム」、[リスクカテゴリ]または別のカスタマイズされた用語で言い表すこともできます

機能の仕組み

同一の Diligent One インスタンス内において、1 つのフレームワークから 1 つのアクティブなプロジェクトに説明文をインポートできます。そこで、プロジェクトでインポートされた説明文に変更を加える場合は、これらの変更をフレームワークに戻して同期化できます。詳細については、プロジェクトとフレームワークの同期化を参照してください。

要件

説明文をインポートする場合、フレームワークとプロジェクトの両方が次のような状態である必要があります:

注意事項と制限事項

制限

  • 引用モードの強調表示およびリンクされたファイルは、フレームワークの説明文に表示されません。
  • プロジェクトまたはフレームワークにおける各目標に含めることができるリスクの数と統制の数は共に最大 1000 です。

プロジェクトの種類が異なる場合にどのように項目がコピーされるか

説明文をインポートする際に、ターゲットのプロジェクトに空白の必須フィールドがある場合は、必須フィールドで利用できる値のうち、最初の値が選択されます。

プロジェクト A からプロジェクト B に説明文(含む:関連する統制)をインポートするとします。ただし、これらのプロジェクトの種類は異なります。

防止または検出?プロジェクト A の統制フィールドが空白です。統制をプロジェクト B にインポートすると、統制フィールドも空白になります。ただしこのフィールドは必須であるため、これはインポート処理が失敗する原因になります。

インポート処理を首尾よく完了するために、最初に利用可能な値 (防止) が次の値の一覧 (防止検出N/A) から自動的に選択されます。

プロジェクトの種類が同じである場合にのみ項目がコピーされる

フレームワークとプロジェクトのプロジェクトの種類が同じ場合にのみ、次の関連項目がコピーされます:

フレームワークとプロジェクトについてプロジェクトの種類が同じでない場合は、上記の項目のフィールド値のみがコピーされます。

統制の関連付けを含む

説明文との統制の関連性を含めるオプションがあります。統制の関連性を含めるよう選択すると、次のようになります。

シナリオ 動作
関連付けられた統制がターゲットのプロジェクトで存在します

説明文がインポートされ、既存の統制と関連付けられます。

関連付けられた統制がターゲットのプロジェクトで存在しません

説明文のみがインポートされます。

統制の関連性を含めないよう選択する場合は、説明文のみがインポートされます。

説明文をインポートした場合どうなるか?

説明文をインポートした場合、次の情報が含まれるか除外されます。

含まれる項目 除外される項目
  • 説明文の属性 タイトル、説明
  • 説明文の関連性 最新バージョンの添付ファイル
  • 統制の関連性 説明文をインポートする際に、このオプションが選択されている場合のみ含まれます
  • 説明文と関連付けられた問題、要求、ToDo、および時間入力
  • ウォークスルー、テスト計画、およびテスト ラウンドなど、統制との関連性

アクセス許可

Professional 部門長と Professional ユーザーが説明文をインポートできます。

説明文をアクティブなプロジェクトにインポートする

フレームワークから別のアクティブなプロジェクトに説明文をインポートします。

  1. Launchpad ホームページ(www.highbond.com)から、プロジェクト アプリを選択して開きます。

    すでに Diligent One を使用している場合は、左側のナビゲーション メニューを使用してプロジェクト アプリに切り替えることができます。

    プロジェクトのホームページが開きます。

  2. 説明文のインポート先のプロジェクトを開きます。

    プロジェクトダッシュボードが開きます。

  3. 実地調査]タブをクリックします。
  4. 該当する目標の横にある[開く]をクリックし、[説明文]をクリックします。
  5. [説明文をインポート]をクリックします。
  6. 説明文のインポート元になる[フレームワーク]一覧から、必要なフレームワークを選択します。

    目標ごとに整理された説明文一覧が表示されます。

  7. インポートしたい説明文を選択します。
  8. 各統制の関連性を含める フレームワークからアクティブなプロジェクトをインポートしている場合は、統制の関連性を含めるようこのオプションの選択を維持します。
    • 統制がターゲットのプロジェクトに存在する場合 説明文がインポートされ、既存の統制と関連付けられます。
    • 統制がターゲットのプロジェクトに存在しない場合 説明文のインポートのみが行われます。
  9. インポート]をクリックします。

    結果 インポート プロセスが開始されます。