プロジェクトのスケジュール

スケジューラは Diligent One のアプリです。スケジューラを使ってすべてのプロジェクトと主なマイルストーンのタスクに関する包括的な視点を得ると、計画どおりプロジェクトの責任を容易に視覚化できます。

機能の仕組み

スケジューラは、プロジェクトの作成と、Diligent One インスタンス内のすべてのアクティブなプロジェクトに関連するタイムラインと日付の管理を行う、便利な方法を提供する対話式のガントチャートです。

スケジューラの[プロジェクト]タブ上にあるこのグラフは、Y 軸にスケジュールされたプロジェクト、X 軸に時間間隔のすべてを一覧化します。このグラフの水平バーの幅は、各プロジェクトの期間、フェーズ、または個々のタスク (計画ファイル、目標、または結果ファイル) を表します。

このグラフを使用すると、スケジュールのずれ、重複、および依存関係に関わるリスクを素早く判断できます。

日付

既定では、次のフィールドを使用して、予定のプロジェクト開始日と終了日を表示します。

  • 実地調査の開始日
  • 目標の完了日

グラフで追加の日付を表示するには、プロジェクト管理者またはプロジェクトの種類管理者は、プロジェクトの種類の計画ファイル、目標、および結果ファイルに関する次の日付フィールドを 1 つ以上有効にする必要があります。

  • 予定開始日と終了日
  • 実際の開始日と終了日
  • 予定および実際のマイルストーンの日付

詳細については、用語、フィールド、通知のカスタマイズを参照してください。

グラフのコンポーネント

次のテーブルは、各グラフのコンポーネントを表します。各水平バーまたはグラフの円の上にマウスを置き、詳細情報を表示することができます。

グラフのコンポーネント 意味
プロジェクトまたはタスクの予定日付
プロジェクトまたはタスクの実際の日付
プロジェクトまたはタスクの予定のマイルストーンの日付
プロジェクトまたはタスクの実際のマイルストーンの日付
プロジェクトまたはフェーズの予定日付のロールアップ
プロジェクトまたはフェーズの実際の日付のロールアップ

または

本日の日付

濃いグレーのラインが週の数グラフ ビューに表示されます。薄いグレーのラインが、四半期、および年度のグラフ ビューに表示されます。

本日の日付

プロジェクト、フェーズ、およびタスク

各プロジェクトには、複数のフェーズとタスクを含めることができます。プロジェクト管理者またはプロジェクトの種類管理者は、プロジェクトの種類の計画ファイル、目標、および結果ファイルの予定日付フィールドを有効にし、グラフのフェーズとタスクを表示する必要があります。

メモ

  • インターフェイス用語はカスタマイズ可能であり、フィールドとタブも設定可能です。ご利用の Diligent One インスタンスでは、一部の用語、フィールド、およびタブが異なる可能性があります。
  • 必須フィールドが空白のままの場合、「このフィールドは必須です」という警告メッセージが表示されます。一部のカスタムフィールドにはデフォルト値が設定されている場合があります。
コンポーネント 説明
プロジェクト 多数のフェーズ (各フェーズのタスクがゼロか複数) を含むことが可能な計画された仕事
フェーズ プロジェクトの一部である重要なステージ:
  • 計画 プロジェクトの計画情報の準備と統合に関連する活動
  • 実地調査 証拠の収集、評価、および文書化に関連する活動
  • リザルト プロジェクトレポートに関する活動
タスク

フェーズに関連する具体的な作業:

  • 計画ファイル 計画フェーズに関連する参照ファイル
  • 目標 検査対象の領域であり、実地調査フェーズ中に完了した作業の整理コンテナでもある
  • 結果ファイル 結果フェーズに関連する参照ファイル

プロジェクト タイムラインと日付の管理

シナリオ

監査部門長のあなたは、財務統制テスト プロジェクトに関連するタイムラインと日付を管理する必要があります。以前にあなたは、プロジェクトの種類の計画ファイル、目標、および結果ファイルに関連する次の日付フィールドを有効化しました:

  • 予定開始日と終了日
  • 実際の開始日と終了日
  • 予定および実際のマイルストーンの日付

またあなたは、一連の計画ファイル、目標、および結果ファイルを 財務統制テスト プロジェクトに追加しました。

プロセス

スケジューラーを開き、財務統制テスト プロジェクトを検索して、各フェーズ下のさまざまなタスクの日付を指定します。

結果

財務統制テスト プロジェクトのタイムラインとマイルストーンは次のように表示されます。

アクセス許可

プロジェクト管理者、プロジェクト作成者、および 1 つ以上のプロジェクトで Professional 部門長、Professional ユーザー、または Oversight 管理職ロールを割り当てられたユーザーは、スケジューラにアクセスできます。

スケジューラに移動する

プロジェクト スケジュールを管理可能な領域に移動します。

スケジューラ アプリを開きます。

結果スケジューラ]ページの[プロジェクト]タブが開き、[]ビューにデフォルト設定されます。今始まるタイムラインは前月の当日にデフォルトで設定されます。

プロジェクトを作成する

スケジューラの[プロジェクト]タブから、プロジェクトをゼロから作成するか、出発点としてテンプレートを選択します。

次のオプションのいずれかから選択します。

  • 新しいプロジェクトをゼロの状態から開始するには、[新規 > 新しいブランクのプロジェクト]を選択します。

    詳細については、プロジェクトの作成を参照してください。

  • プロジェクトテンプレートをプロジェクトの出発点として使用するには、[新規 > テンプレートを使ってプロジェクトを新規作成]を選択します。

    詳細については、プロジェクト テンプレートの使用を参照してください。

結果 プロジェクトがスケジューラに追加されます。プロジェクトは、実地調査の開始日、次にプロジェクト名で並べ替えられます。

プロジェクトをフィルター処理する

スケジューラの[プロジェクト]タブから、グラフに表示されるプロジェクトの一覧を制限できます。デフォルトではアクティブなプロジェクトのみが表示されますが、組織内の全員が見ることのできる自分自身のカスタムビューを作成できます。

  1. 既存のビューを適用または修正するには、ドロップダウンリストからビューを選択します。デフォルトで、[アクティブなプロジェクトのみ]ビューが適用されます。
  2. 適用済みのフィルターを変更するには、[適用済みの x フィルター]をクリックします。[保存済みビュー]ペインが開きます。
  3. 既存のビューを修正したい場合は、[名前]から、修正するビューを選択します。
  4. ユーザー、プロジェクト名、進捗状況、およびタグごとにプロジェクトリストをフィルター処理します。フィルターを適用するとプロジェクトリストが更新します。
  5. 保存せずにフィルターを適用するよう選択するか、新しいビューまたは既存のビューに変更を保存します。
    • フィルターを保存せずに適用するには、[保存済みビュー]ペインの右上隅の[閉じる]をクリックします。現在のビューに適用された変更が保存されていない旨を示す記述が表示されます。
    • 保存済みのビューが開いている場合に、現在のフィルターでそのビューを更新するには、[保存]をクリックします。.
    • 新しいビューとしてフィルターを保存するには、[ビューに名前を付けて保存]をクリックします。保存済みのビューが開いている場合は、[...]ボタンをクリックして[ビューに名前を付けて保存]オプションにアクセスするか、現在のビューの名前を変更または削除します。

    結果 スケジューラアプリにご利用のフィルターに一致するプロジェクトが表示されます。

タスクの追加

スケジューラの[プロジェクト]タブから、計画ファイル、目標。または結果ファイルをプロジェクトの該当するフェーズに追加します。

  1. 該当するプロジェクト フェーズの横で、[タスクを追加]をクリックします。

    サイド パネルが開きます。

  2. 計画ファイル、目標、または結果ファイルに関する詳細を入力します。

    フィールドの詳細については、次のトピックを参照してください。

  3. 次のいずれかを実行します。
    • タスクを保存し、グラフに戻るには、[保存して閉じる]をクリックします。
    • タスクを保存し、別の問題を追加には、[保存して他を追加する]をクリックします。

      結果 計画ファイル、目標、および結果ファイルは、まず予定開始日ごとに、次に該当するフェーズでアルファベット順に並び替えられます。

日付と説明を含む詳細を編集する

スケジューラの[プロジェクト]タブから、プロジェクトとタスクに関連する日付と説明の詳細を編集します。

次のいずれかを実行します。

  • プロジェクトの詳細を編集する グラフのプロジェクト名をクリックし、任意のフィールドを更新し、[保存]をクリックします。
  • 計画ファイル、目標、または結果ファイルを編集する グラフのタスクをクリックし、フィールドを更新し、[保存]をクリックします。
  • タイムラインを拡大または短縮する タイムラインの最終時点をクリックして、適切な場所にドラッグします。

    変更は自動的に保存されます。

  • タイムラインをシフトする グラフのタイムラインをクリックして、適切な場所にドラッグします。

    変更は自動的に保存されます。

    メモ

    プロジェクトと予定されたタイムラインのみ、長くしたり、短くしたり、またはシフトしたりできます。実際の日付のあるタイムラインは、サイド パネルからのプロジェクトまたはフェーズの詳細を編集する際にのみ更新できます。

グラフの表示をカスタマイズする

スケジューラの[プロジェクト]タブから、プロジェクトスケジュールとロールアップの情報を表示するグラフビューをカスタマイズします。

次のいずれかを実行します。

  • ビューをフィルター処理して、X 軸でインクリメントを調整する "今日"、""、""、"四半期"、または "会計年度" のオプションのうちいずれかを選択します。

    メモ

    既定の年度末日は 12 月 31 日です。システム管理者は、Launchpad で組織の会計年度末日を定義できます。

    詳細については、組織の設定の更新を参照してください。

  • プロジェクトのロールアップを表示または非表示にするプロジェクトのロールアップを表示]の横にあるトグルをオン またはオフ に切り替えます。