プロジェクトまたはフレームワークのデータが変更した理由
プロジェクトまたはフレームワークが展開すると、あるいはプロジェクトをアーカイブまたは一時的に削除した後は、構造的な変更または用語の変更に気づくかもしれません。データが欠如していることに気づくことさえあるでしょう。これらの変更は数か所からもたらされます。
- プロジェクトまたはフレームワークに関連するプロジェクトの種類に行う更新
- 項目の複製とインポート
- プロジェクトとフレームワーク間の項目の同期化
- Diligent One または API に行われた意図的な変更
注意
プロジェクトの種類に特定の変更を加えると、関連するすべてのプロジェクトとフレームワークからデータが完全に削除されます。詳細については、プロジェクトの種類に更新すると何がもたらされるか?を参照してください。
プロジェクトの種類の更新
すべてのプロジェクトまたはフレームワークは、関連するプロジェクトの種類を有しています。プロジェクトの種類は、プロジェクトまたはフレームワークで使用される用語を含む、プロジェクトまたはフレームワークの構造を定義します。
プロジェクトの種類の作成と更新
プロジェクト管理者またはプロジェクトの種類管理者の権限が割り当てられている場合、プロジェクトの種類を作成し、カスタマイズされたプロジェクトまたはフレームワークの構造とワークフローをサポートすることができます。
また次の目的でも、デフォルトの、既存のプロジェクトの種類を更新できます。
- 用語をカスタマイズし、組織に適した用語に合わせる
- タブやフィールドを表示または非表示にして、組織のワークフローの要件に合わせる
- カスタム フィールドを追加、更新、削除する
- リマインダーの通知頻度を設定する
- プロジェクトの種類を異なるプロジェクトの種類に変更する
更新が適用される場所
プロジェクトの種類に行う更新は、次に関連するすべてに適用されます。
- アクティブなプロジェクト
- アーカイブ済みプロジェクト
- 一時的に削除されたプロジェクト
- フレームワーク
リマインダーの通知頻度の設定は、アクティブなプロジェクトとフレームワークにのみ適用されます。
待ってください。アーカイブ済みプロジェクトは読み取り専用ではないのですか?
アーカイブ済みプロジェクトは、ほとんどの場合読み取り専用ですが、アーカイブ済みプロジェクトに関連するプロジェクトの種類に行う更新はこのルールの例外です。エンティティへの更新もこのルールへの例外となります。
あるプロジェクトをアーカイブし、続いてそのプロジェクトに関連するプロジェクトの種類に変更を加えると、その変更はアーカイブ済みプロジェクトにも適用されます。
アーカイブ済みプロジェクトに対する更新の防止
これらの手順を完了するには、プロジェクト管理者の権限が割り当てられている必要があります。
アーカイブ済みプロジェクトを維持し、その後の更新を回避したい場合は、次のことを実行します。
- アーカイブ済みプロジェクトに関連するプロジェクトの種類には、その後一切更新を行ってはなりません。
- 新しいプロジェクトの種類を作成する。
- 新しいプロジェクトを作成する、および/または新しいプロジェクトの種類をアクティブなプロジェクトに適用する。
結果 アーカイブ済みプロジェクトおよびアクティブなプロジェクトは、異なるプロジェクトの種類を有しています。これで、アーカイブ済みプロジェクトに関連するプロジェクトの種類に行う更新は、アーカイブ済みプロジェクトに影響を与えないようになります。
プロジェクトの種類に更新すると何がもたらされるか?
アクティブなプロジェクト、アーカイブ済みプロジェクト、一時的に削除されたプロジェクト、およびフレームワークに対する影響は、関連するプロジェクトの種類に行う更新の種類によって異なります。
更新 | 影響度 |
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用語のカスタマイズ |
新しい用語は、すべての関連するアクティブなプロジェクト、アーカイブ済みプロジェクト、一時的に削除されたプロジェクト、およびフレームワークに表示されます。その用語は、プロジェクト アプリとフレームワーク アプリから生成されるレポートにも表示されます。 メモ
プロジェクトとフレームワークについてカスタマイズされた用語は、Diligent HighBond (iOS または Android 版) には反映されません。 |
タブまたはフィールドの有効化 |
新しいタブまたはフィールドは、すべての関連するアクティブなプロジェクト、アーカイブ済みプロジェクト、一時的に削除されたプロジェクト、およびフレームワークに表示されます。以前に入力したデータは保持されます。レポートには、タブ/フィールドが有効化されているかどうかにかわらず、入力されたすべてのデータが表示されます。 メモ
プロジェクト アプリでタブまたはフィールドを有効にしても、レポート アプリには影響がありません。ビューがレポート アプリで事前定義されているため、すべてのタブとフィールドは、有効化されているかどうかにかかわらず自動的に利用可能になります。 |
タブまたはフィールドの無効化 |
新しいタブまたはフィールドは、すべての関連するアクティブなプロジェクト、アーカイブ済みプロジェクト、一時的に削除されたプロジェクト、およびフレームワークで非表示になります。以前に入力したデータは保持されます。レポートには、タブ/フィールドが無効化されているかどうかにかわらず、入力されたすべてのデータが表示されます。 メモ
プロジェクト アプリでタブまたはフィールドを無効にしても、レポート アプリには影響がありません。ビューがレポート アプリで事前定義されているため、すべてのタブとフィールドは、無効化されているかどうかにかかわらず自動的に利用可能になります。 |
カスタム フィールドの追加 | 新しいフィールドは、すべての関連するアクティブなプロジェクト、アーカイブ済みプロジェクト、一時的に削除されたプロジェクト、およびフレームワークに追加されます。 |
カスタム フィールドの更新 |
更新は、すべての関連するアクティブなプロジェクト、アーカイブ済みプロジェクト、およびフレームワークに適用されます。 カスタムフィールドに関連する複数の選択肢、またはドロップダウンの選択肢のオプションを更新した場合は、以前に定義されたフィールドの値が保持されます。ただしその後は、更新された選択肢の値のみを選択できます。 |
カスタム フィールドの削除 |
カスタムフィールドは、すべての関連するアクティブなプロジェクト、アーカイブ済みプロジェクト、一時的に削除されたプロジェクト、およびフレームワークから削除されます。 注意 カスタム フィールドを削除するとそのフィールドは完全に削除されます。このデータは、削除されると、復元することができなくなります。 |
アラーム通知の構成 |
更新は、すべての関連するアクティブなプロジェクトとフレームワークに適用されます。 リマインダーの通知の構成は、アーカイブ済みプロジェクトに適用されません。プロジェクトをアーカイブすると、リマインダーの通知は送信を停止します。 |
プロジェクトの種類の、異なるプロジェクトの種類への変更 |
新しいプロジェクトの種類は、すべての関連するアクティブなプロジェクト、アーカイブ済みプロジェクト、一時的に削除されたプロジェクト、およびフレームワークに適用されます。 あるプロジェクトまたはフレームワークのプロジェクトの種類を、同じワークフロー(内部統制または作業計画)に属するプロジェクトの種類にのみ変更できます。 注意
プロジェクトの種類を変更すると、次の項目に関連付けられたデータが完全に削除されます。
これらの項目は、削除されると、復元することができなくなります。 |
プロジェクトの種類の無効化または削除
プロジェクトの種類を今後使用したくない場合は、これを無効化または削除できます。
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プロジェクトの種類がアクティブ、アーカイブ済み、または一時的なプロジェクト、またはフレームワークと関連付けられている場合は、そのプロジェクトの種類を削除できません。ただし、これを無効化すると、今後のプロジェクトと関連付けられないようになります。
詳細については以下を参照 プロジェクトの種類を無効化する
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プロジェクトの種類が現在のプロジェクトまたはフレームワークとまったく関連付けられていない場合は、これを削除できます。
詳細については以下を参照 プロジェクトの種類を削除する
項目の複製とインポート
項目の複製とインポートは、アクティブなプロジェクト、アーカイブ済みプロジェクト、およびフレームワークにも影響を及ぼす場合があります。項目をコピーする方法は、プロジェクト/フレームワークに関連するプロジェクトの種類が異なるかまたは同じかどうかに基づきます。
プロジェクトの種類が異なる場合にどのように項目がコピーされるか
項目を複製またはインポートする際に、ターゲットのプロジェクト/フレームワークに空白の必須フィールドがある場合は、必須フィールドを利用できる最初の値が選択されます。
例
プロジェクト A からプロジェクト B に目標(含む:リスク、統制)をインポートするとします。ただし、これらのプロジェクトの種類は異なります。
防止または検出?プロジェクト A の統制フィールドが空白です。統制をプロジェクト B にインポートすると、統制フィールドも空白になります。ただしこのフィールドは必須であるため、これはインポート処理が失敗する原因になります。
インポート処理を首尾よく完了するために、最初に利用可能な値 (防止) が次の値の一覧 (防止、検出、N/A) から自動的に選択されます。
プロジェクトの種類が同じである場合にのみ項目がコピーされる
ソース プロジェクトとターゲット プロジェクトのプロジェクトの種類が同じ場合にのみ、次の項目がコピーされます。
ソースのプロジェクトまたはフレームワークと、ターゲットのプロジェクトまたはフレームワークの間で、プロジェクトの種類が同じでない場合は、上記の項目のフィールド値のみがコピーされます。
詳細ヘルプ
複製とインポートの詳細については、次のトピックを参照してください。
プロジェクトとフレームワーク間の同期化
項目をフレームワークからプロジェクトにインポートすると、フレームワークの項目と、プロジェクトの項目間にリンクが作成されます。このリンクでは、2つのケースで意図しないデータの変更が発生する場合があります。
- フレームワークのプロジェクトの種類を変更したり更新したりすると、プロジェクトの同期から項目を作成できます。
- フレームワークとプロジェクトの両方に変更を加えると、データが同期され、その同期先で新しい方の変更が上書きされます。
ベスト プラクティス
プロジェクトのフレームワークとの同期化が必要な場合:
- ソースのフレームワークとターゲットのプロジェクトのどちらにも、必要なカスタム属性およびカスタム フィールドがあることを確認します。フレームワークとプロジェクトの、プロジェクトの種類は異なる場合があります。ただし、同期を最適化するために、2 つのプロジェクトの種類は双方とも、必要なカスタム属性とカスタム フィールドを含んでいる必要があります。
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意図的でないデータの変更または損失を避けるには、処理する前に各同期について予想される結果を慎重に調べてください。
シナリオの例
次の 2 つのシナリオでは、変更をフレームワークと同期するまで、プロジェクト内の統制に "最新ではない" のマークが付けられます。
シナリオ 1 | シナリオ 2 |
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意図的な変更
Diligent One 自体、または Diligent One API を通じて、データが意図的に変更または削除されることがあります。これについては、活動ログから詳細を調査することができます。